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【社員インタビュー 中編】CTO候補に抜擢されたエンジニアが語る。エンジニアチームに対するこだわりと、主力サービスの競合優位性

こんにちは! ユビニティー採用広報担当です。社員インタビュー第二弾として、テックリード(CTO候補)ボゴモロフ・セルゲイのインタビューを、前編・中編・後編に分けてお届けします。中編の本記事では、『EM CLOUD』の開発状況についてより詳しくお話します。

■自らの仕事で、大きく社会貢献するために

――ユビニティーに入社した理由は何ですか?

自分が今までの職歴において何回か転職を体験していますが、そのたびに転職先を決めるポイントが複数ある中で、自分にとって最も大切にしているポイントがあります。それは、その会社のサービスやシステム、プロジェクトの社会的有意義性に自分がどれだけ納得できるのか、その会社のビジョンにどれだけ共感できるのか、というところです。社会的有意義性と言っても、恐らくは世の中に社会に何の貢献もしていない会社は存在しないでしょうけど、個人から見たときには主観的な価値が変わってくる訳です。この会社のこのサービスなら、自分も是非その取り組みに参画してみたい、このプロジェクトこそに惜しみなく自分の知識と経験と努力を注げる、このチームなら一緒に共有の目的に向かって走って、その走った先に何か「良いもの」を生み出せて世の中に広めたい、その「良いもの」で世の中を良い方向へ変えたいという閃きです。少し純粋でロマンティック過ぎる話なのかも知れませんが、私にとってユビニティーという会社との出会いはまさにこんな感じでした。

「エネルギーの可視化やマネジメントを通して、SDGs(持続可能な開発目標)や環境保全活動に貢献する」というビジョンに深く共感出来ました。それを実現するサービスを開発することは、エンジニア冥利に尽きると思い、選考を受けることにしたんです。面接では代表の田﨑と話して、社会貢献に対する熱い想いや、真摯に向き合ってくれる姿勢を感じ、早々に入社を決めました。

――現在の仕事内容やミッションを教えてください

テックリード(CTO候補)として、エネルギー最適化プラットフォーム『EM CLOUD(イーエム クラウド)』の開発を担当しています。入社時点で、EM CLOUDシステムのプロトタイプは既に外注で開発されていました。そのプロトタイプの開発を完全に引き継ぎ、本番リリースに向けて段取りをプランニングし始めました。同時に、将来ユビニティーのIT部門の組織作りも任されている身として、開発チームの体制を考えて、社長に人員計画を提案しました。社長の承認を貰って、採用に向けて施策を遂行し始めました。頼れる人材紹介会社の協力もあって採用がとてもスムーズに進み、既に仲間エンジニアが三人チームに加わっています。早くも四人体制になって、今はこのプロジェクトの大事な第一道標であるMVP(実用最小限の商品)を目指しています。立場上、重大な責任を感じつつも、至極やりがいのある仕事と思い、このプロジェクトを必ず成功させて、お客様や社内メンバーに喜んでもらいたいですね。

――どのようなチームを目指していますか?

事業部内で話し合った結果、「2020年のうちに“持続可能な”チームを作りたい」という結論に至りました。というのも、EM CLOUDのサービス開発においても、持続可能な社会に貢献することを目指していますが、その考え方はチーム作りにも活かせると思ったんです。単発的・一時的なものではなく、持続的にサービス開発できる環境作りは欠かせません。具体的には、私の次にすぐジョインしてくれたバックエンドのエンジニアに加えて、まずはフロントエンドエンジニアの採用を優先しました。幸運にも、採用活動を開始して一ヶ月も経たないうちに二名の優秀なエンジニアを仲間として迎えました。勿論、採用の際に徹底的に国籍を問わずという形で進めていましたが、たまたま今の時点でうちのチームが全員外国籍エンジニアチームになりました。ロシア人の私に続いて台湾人、フランス人、中国人の方がいて、代表の田﨑とEMCLOUDのPO(プロダクト・オーナー)の役を務める方を筆頭にユビニティーの日本人同僚の方々と日々接しながら、まさに異文化交流の仕事環境を満喫できています。次の大事な一歩として、インフラエンジニアを採用し、チームを強化することが急がれます。さらにQAエンジニアも採用できると理想的ですね。その結果、今抱えている課題が解消され、初めてユビニティーの「開発特殊部隊」として当面のタスクを継続的に解決できるようになり、それぞれが専門領域の業務に専念できることを見込んでいます。また、現在EM CLOUDは、プロトタイプの段階ではありますが、MVPや初期導入、ベータ期間に続いて本番リリース、すなわち正式なサービス公開という大目標も勿論視野に入れて、ロードマップをなぞって着実に進んでいます。近いうちに目指しているMVP以降、実導入対象となる企業様からフィードバックをいただく中で、さらに強化するべき点がみえてくるはずです。その時に適宜、UI・UXデザイナーやデータエンジニアなどの増員を検討していきたいと思っています。また、チームメンバーがパフォーマンスを発揮できるように、職場環境を整えることも大切だと考えています。自分が働きたいと思える環境を整えることは、上司として、CTO候補として必要なことだと考えています。

■お客様にも、社会にも嬉しいサービス

――EM CLOUDの特徴を教えてください

EM CLOUDは、エネルギーの見える化を通して、コスト削減や経営資源への投資、そして持続可能な社会を実現する、エネルギー最適化プラットフォームです。主なお客様は全国に店を構えるチェーン店様や、オフィスビルを持つ企業様など。サービス導入後、店舗やビルに設置されている変電設備に、EM CLOUD専用のハードウェア(いわゆる計測・制御機器)をインストールします。そのハードウェアは、変電装置の中にある計測機器から、データを取得して、一定の間隔でクラウド側に送信します。お客様がクラウドの管理画面にログインし、リアルタイムで電力の使用量を細かく確認できます。また、お客様もしくはユビニティーのコンサルタントは、エネルギーの制御設定を行うことができ、自動的に電力の使用量を抑えることも可能です。

――エネルギーの制御方法について、詳しく教えてください

店舗やオフィスの電力料金のうち、最もコストがかかるのは空調です。なぜなら、室外機のモーターが常に動いているため、大量の電力を消費してしまうからです。しかし実は、場合によってモーターを継続的に稼働させる必要はなく、一時的に休ませても室内機は動き続けるんです。この制御方法自体はユビニティーの独自なノウハウではなく、省エネ業界においては知られている仕組みです。空調メーカーにも正式に認められていますし、安全性もしっかりと担保されています。

――他社のサービスとの違いは何ですか?

最も大きな違いは、初期導入コストが無料であることです。他社のサービスは、莫大な初期導入コストがかかることがほとんどですが、EM CLOUDは初期導入コストはかかりません。さらに毎月の手数料も、コスト削減金額の中から支払われるため、持ち出しなしで使用できるんです。また、エネルギーの状況をリアルタイムに確認できるので、お客様からご好評を得ている特徴の一つです。


セルゲイはユビニティーの社会貢献性に惹かれて入社し、現在はエンジニアのチーム創りに邁進しています。次回の後編では、そんな彼が一緒に働きたいと考えるエンジニアや、入社後の感想、ユビニティーの魅力などをお届けします。お楽しみに!

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