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jinjerの女性マネージャーに聞く、キャリアへの向き合い方と、組織・メンバーに対する想い

今回は、jinjer社員を知る企画として「女性マネージャー」の方々を対象にインタビュー。

栗原さん、大島さん、内田さんへお話しを伺いました。

3人はもともと「自分にマネジメントは難しそうだな…」と管理職へのキャリアについて消極的なイメージを持っていましたが、現在はマネージャーとして活躍されています。

そんな彼女たちを動かしたのは、上司の存在やメンバーへの想い、そして自身のさらなる可能性を広げていきたいという考えでした。

本記事では「マネージャーになって気づいた変化」「女性マネージャーとしての働きがい」など、3人のキャリアへの価値観をもとに、さまざまな視点からお話を伺いました。

「女性のキャリアについて深く知りたい」という方は、ぜひお読みいただけますと幸いです!


みなさんのこれまでの経歴と、現在の役割やミッションについて教えてください。

栗原:カスタマーサクセス部の栗原です。

私は2015年にjinjerの前身である人材会社のネオキャリアへ入社しました。入社後は求人広告の事業に携わり、入社3年目でセールスチームのマネージャーになりました。

jinjerがネオキャリアからスピンアウトした現在は、jinjerのカスタマーサクセス部のマネージャーをしております。

私のチームの主な業務は、301~1000名規模の企業様向けに「導入支援」と「活用促進」をおこなうことです。

ミッションとしては、お客様の業務効率化に貢献していくための『長期継続利用と活用促進を軸にした、カスタマーサクセスチーム作り』としています。

※写真:栗原さん

大島:セールスチームの大島です。

私は、新卒で2019年にネオキャリアへ入社しました。

入社後は、新規事業開発チームのセールスとして約1年半従事し、その後ジンジャー勤怠・ジンジャー人事労務・ジンジャー給与のセールスチームへ異動しました。

私の場合は入社4年目のタイミングでマネージャーに昇格し、現在は10名のマネジメントをおこないながら、日々お客様へジンジャープロダクトのご提案をしています。

私が所属するセールスチームは、『インバウンドチーム(反響営業)』と『アウトバウンドチーム(新規開拓営業)』の大きく2チームに分かれるのですが、私はインバウンドチームとして主に100~300名規模の企業様向けに日々ジンジャーのご提案をおこなっています。

ミッションとしては、『常に”お客様から選ばれる”チームになる』ことです。ミッションを達成するために、メンバー1人ひとりが再現性ある”営業の勝ちパターン作り”を重要視して取り組んでいます。

※写真:大島さん

内田:ジンジャー給与のセールスチームに所属している内田です。

私は大島さんと同期で、2019年に新卒でネオキャリアへ入社しました。入社後は、当時立ち上がったばかりの新規プロダクトのセールスとして従事していました。

ネオキャリアからスピンアウトした際に、ジンジャー経費のセールスチームに異動し、マネージャーに昇格しました。

私が現在所属しているジンジャー給与チームは、新卒20名が配属される予定なので、まずは『新卒メンバーに最速で成果を出してもらうこと』を、自身の最重要ミッションとしています。

社会人1年目は、キャリアの基盤をつくる非常に重要な時期だと考えているので、そのマネジメントに携わらせてもらう分、私自身気を引き締めて、1人ひとりのメンバーと本気で向き合いたいと思っています。

※写真:内田さん


皆さんが働く中で感じる、”jinjer社のおもしろさ”について教えてください。

栗原:SaaS業界、人事労務領域ともに、今一番市場や企業が変化しているタイミングなので、ここに1つポイントがあると考えています。

具体的には、”企業のDX実現に伴走するカスタマーサクセス職”だからこそ、「毎日新しい変化を感じられること」に、jinjer社で働くおもしろさがあると思います。

「紙管理から、ペーパーレスを目指してシステム導入を意思決定したお客様」や「自社構築型(オンプレミス)のシステムからSaaSへ切り替えていくお客様」といったように、企業様ごとにジンジャーを導入するに至った背景や課題は異なります。

ただ、新たにシステムを導入するということは、これまでの働き方を変えていくことになります。

このような、”企業の変革”のタイミングで、多くの企業様と毎日関わる中で、「どのような解決策を提示するのがベストなのか?」、「ジンジャーを導入してくれたこのタイミングで、今私が背中を押さないと、変化の機会が損なわれてしまう」など、社内が良い方向へ変化していけるよう、自分事として捉えて、日々導入支援をおこなっています。

また、お客様の社内でも『業務効率化できるポイント』や『見直すべき社内の慣習』などを洗い出していただき、改善に向けて一緒に導入を進めていけるので、目に見えてお客様の社内で変化があった際は、本当に嬉しい気持ちになります。

日々変化を感じられる会社で働くことは、自身の変化に対する適応能力も磨かれることもあり、大きなやりがいを感じています。


大島:シンプルに「成長市場のSaaS業界=キャリアの選択肢が広い」という点に働くおもしろさがあると考えています。

成長市場のSaaS業界、そしてまだまだ成長過程の段階にあるjinjer社で経験が積めることは、今後のキャリア形成において大きな価値になると考えています。

設立3年目のjinjerだからこそ、「どんなことにも挑戦できる環境」があり、経営層との距離が近い分、スピード感をもって一緒に事業を成長させられる経験ができるので、今の時期はまさに「自分の可能性を広げにいける」タイミングであると考えています。


内田:私は、「歴史の浅いSaaS業界」「会社としてこれから成長するフェーズ」会社と一緒に成長できる環境に、jinjerで働くおもしろさがあると考えています。

jinjer社には、日々仕事をする上で「やったほうがいいこと」や「困ったこと」など、社内でまだ誰も拾えていないボールが転がっています。そういったボールを自ら拾い、率先して問題を解決しにいく人が多いと感じています。

どのチーム・メンバーにも「やりたいことに対して積極的に協力してくれる体制」があり、目の前の課題に対してスピード感をもって解決していけます。

そして、本気で事業成長のために取り組む人が多く、常に「お客様にとっての最適解とは?」を突き詰めて考えています。

また、最適解を導き出す過程の中で、関わる方それぞれの知見や考えに触れることもできるため、気づけば自身の学びにも繋がっており、それが非常に楽しいです。

挑戦して得られる『機会』と『選択肢』

「管理職にはなりたくない」という声を耳にすることもありますが、皆さんが”マネージャーになろう”と思ったきっかけは何だったのでしょうか?

栗原:「管理職にはなりたくない」という声があるのは、「自分が管理職として働くイメージが湧かない」、「自分はやり切れるのか?」といった”漠然とした不安”からくるのだと思います。

実際私も、マネージャーになりたいとは思っていませんでした。というのも、当時は「責任を負いきれるか?」「責任が増える中でやり切れるか?」という不安があったためです。

ただやってみた結果としては、「意外とできた」でした‥(笑)。

マネージャーに昇格した後、裁量権が増えたことで業務の幅は広がって大変な時期もありましたが「大きな仕事を任せてもらえた」ということがモチベーションになり、また「私がやらなきゃ誰がやるんだ」という責任感も強くなり、きっちりとやり切ることができました。

また周りの環境も、女性の活躍を後押しする文化があり、上司も何度も手を差し伸べてくれるので、非常に働きやすいなと感じています。


大島:私の場合は、今後のキャリアを考えた際にマネージャーへ昇格する選択をしたのですが、その際「責任が重くなる」といった負の感情は一切よぎらず、ポジティブに捉えられました。

この点は、自身のキャリアのテーマを『選択肢の幅を持つ』としていたからこそ、そう思えたのかなと感じています。

実際に、マネージャーとして得られる”機会”を通して、見るべき観点が広がった結果、自ずと視座が上がりました。視座が上がると「メンバーのためにもっと〇〇していきたい」という気持ちが強くなり、それに比例して仕事も捗り、多くの仕事を任せられる機会も増えて、さらに良い循環が生まれました。

こちらに関しては、今後も自分がこれらの循環を体現していけば、組織全体に良い影響が派生していくと考えているので、どんな状況になっても続けていきたいです。

また、意思決定の際『男性は”論理や根拠”を重視するのに対し、女性は”感情や共感”を重視する(※)』と言われることがあります。
※参考:「脳の性差はいかに決定されるか(新井康允氏)」

この点はメンバーマネジメントをしたり、組織の運営方針を決定したりする上で、多様な考え方を考慮した意思決定にもつながると思うので、今後女性のマネージャー層が増えることは組織の”良いスパイス”になっていくと考えています。


内田:私の場合は、「今のチームをもっと良くしたい」という思いから、マネージャーになろうと考えました。

マネージャーになる前から「組織としてやった方が良い」と思うことを上司へ提案していたのですが、キャッチアップした情報の粒度が粗かったことから、抽象的な提案内容になってしまったり、施策が具体化せずに機能しなかったりしたことが多々ありました。

今思えば、こういった出来事が積み重なったことで、チームをより良くするために「社内の情報をスピーディにキャッチアップできる立場にいきたい」という思いに変わり、マネージャー昇格を目指すきっかけになったと思います。

また、もう一つの思いとして、「管掌するメンバー全員のキャリア選択肢が多くあってほしい」ということを強く抱くようになりました。これは、キャリア形成をする上で”多くの選択肢がある状態”が、変化が多い今の時代に、強い武器になると考えているためです。

そのために今、私が”スキル”と”実績”を積み上げることで、メンバーへ還元できるようにしていきたいです。


“マネージャー”という立場が、自分を引き上げてくれた

マネージャーになって、変化を感じたことはありましたか?

栗原:マネージャーに上がったことで、『組織へ関わる深さが増したこと』です。

世の中の変化に応じて、会社の意思決定の方向性が変わる中、組織へ共有される情報の粒度は、経営層から離れるほど一般的には薄れていくと思います。

この点、マネージャーに昇格した後は、情報共有される内容の『濃く』なり、『スピード』も圧倒的に早くなりました。

それがあったからこそ、チームの方向性を考える際や、見るべき指標を変更する際は、組織全体を考慮した意見を述べたり、意思決定をしたりすることが増えたと感じています。


大島:私は『組織視点を持てるようになったこと』です。

今までは、自分一人で考えて完結するといった”自分主体”の考えに偏っていました。

ただマネジメントを通じて、自身の達成よりも、メンバー1人ひとりの気持ちを考慮して目標達成まで伴走し、『組織として目標達成していくこと』へ視点が切り替わりました。

ここに関しては、直上司からも「大島変わったね」と褒めてもらえるので、経験できてよかったなと思うポイントでもあります。


内田:私は、『視座が上がり、任せてもらえる仕事の領域が広がったこと』が、変化した点として挙げられます。

栗原さんがお話した内容にも通じますが、立場上『解釈が混ざらない、より経営に近い情報』をいち早くキャッチアップすることができます。そのため以前にも増して、自身の思考が組織視点へ引き上がり、組織やチームを意識した意思決定ができるようになりました。

上記に関しては、私自身、これまでのキャリア形成においても悩む時期があったからこそ思うことですが、キャリアへの悩みがある際は「(昇格して)強制的に視座を上げること」も1つの手だと思っています。

マネージャーになると、自分だけでは考え得なかった視点で物事を捉えて行動に移せる、いわゆる”視座の高い人”とかかわる機会が必然的に増え、自分の視座が引き上がるので、すごく良い経験をさせてもらっていると感じています。

よく「ロールモデルがいない」と言う人がいますが、そういう人こそ視座を上げにいき、周りの優秀な人たちの『良いなと思うポイント』を自分の理想形にカスタマイズして、その理想を目指していくことで自分らしいキャリア形成をしていけると思います。

挑戦することで機会をもらい、その機会が自身の可能性を広げてくれたので、今後私のメンバーになる人にも共有し、彼らのキャリア選択の幅を広げるきっかけをつくれるマネージャーになりたいです。

メンバーの成長のために、自身の成長スピードを加速する

マネージャーとして働く”やりがい”について教えてください。

栗原:『メンバーの視座が上がった瞬間を目の当たりにした時』ですね。

ある女性メンバーの話になるのですが、もともとキャリアアップに対して消極的で自信が無さそうに感じる瞬間が多かったんです。

ただ、彼女自身、一緒に仕事をする中で私の仕事をフォローしてくれたり、時に厳しく指摘をしても、負けじとついてきてくれ、私も何かと彼女に頼る場面が増えて、気付けば彼女自身のできる仕事がどんどん増えていくようになりました。

そして徐々に成果を出し、今までは自分ベクトルの発言だったのが「チームのために」「顧客のために」「もっとよくするために」という発言に変わっていきました。

そして先月、そのメンバーから「マネージャーになりたい」という言葉をもらったんです。

仕事をしている中で、彼女としても「やれることをもっと増やしていきたい」と、いつの間にか思うようになってくれたようでした。それを聞いて、胸がジーンと熱くなって、思わず涙が出そうになるくらい本当に嬉しかった出来事でした(笑)。

女性の活躍を推進している会社である分、こういった視座の高いメンバーが増えてくれると素直に嬉しいなと思います。


大島:私は2点あります。

1つは、栗原さんと同じく『メンバーの成長を感じたタイミング』です。

私もタイムリーであった出来事なのですが、1年半一緒にやってきたメンバーが、お客様への提案時、資料作成時、MTG時など、どんな場面でも『お客様視点』を元に考えて行動したことで、MVPに選出されるほど成果を上げてくれるようになりました。教えたことを素直に全力で吸収し、自分の力にしてくれたことを目の当たりにして、素直に嬉しく思いました。

こういったメンバーは、私が推薦してもらった時と同様に、リーダーやマネージャーへ引き上げることで、一緒に組織を強くしていけるメンバーになってもらいたいなと感じます。

2つ目は、『自分の考える幅が広がったこと』です。

先ほど申し上げたように、昇格したことで、以前よりも圧倒的に”視座”が上がりました。そのおかげで自分の動き方や、意思決定の幅も広がったので、今後メンバーへも同様の高い視座を与えられるようにしていきたいと思っています。

内田:私も2人の意見と似た観点で、『メンバーの目標達成に貢献できたこと』、『スキル・経験・やりたいことが増えた結果、仕事の幅が広がったこと』にあります。

1つ目の『メンバーの目標達成』に関しては、今までできなかったことに対して「怜那さんのおかげでできるようになった」と言ってもらえる時があります。一緒に目標を追うチームだからこそ、このような言葉をもらえる時に、嬉しさがこみ上げて「もっと一緒に頑張ろう!」と思えます。

2つ目の『仕事の幅が増えた』という点に関しては、「自分が成長し続けないと、メンバーの成長にもつながらない」と考えています。

マネージャーになってから、メンバーが課題に感じていることに対して一緒に向き合って解決する機会が増えました。

フィードバックやアドバイスをする立場だからこそ、メンバー以上にスキルや経験を積まなければ、本質的な解決策を一緒に考えることはできません。だからこそ、私自身がスキルアップすることで、メンバーにとって良いなと思うことはすぐに共有することができますし、その結果として自身が仕事でできる範囲が増えているなという実感があります。


最後に2023年の目標やテーマ、今後の展望について教えてください。

栗原:2023年のテーマは「自ら変化を起こす」です。

昨年は、jinjer社への転籍や部署変更など、外的環境の変化が多くあったタイミングでした。

一方で、自ら変化を起こせなかった”保守的な年”でもありました。

そのため、今年は今までの自分であればやらなかったことに挑戦して、自らを変革させるために、どんどんチャレンジをしていきたいです。


大島:私は「自分と関わる全ての人にとって、プラスの存在になること」です。

“全ての人”の対象者としては、メンバー、組織、家族など私と関わる全ての人にあたります。

とくにメンバーには「このチームにいたからこそ、できることが増えた」と言ってもらえるよう、今まで以上に真剣に向き合っていきたいです。

キャリアや人生で描く理想を『幅広く選択できるもの』にしていけるよう、メンバーそれぞれの選択肢を広げるために、より頑張っていきたいと考えています。


内田:今後、新卒を中心としたメンバーが私の管掌になるので「強い組織をつくるためにセールススキルをより磨いていきたい」です。

上記に加えて、メンバーそれぞれが成長して成果をあげた結果、jinjerの若手メンバーが対外的にみても「優秀だな」と言われる存在となってもらえるよう、一緒にスキルアップしていきたいです。

実績面でも、人格面でも、社内外問わず評価されるメンバーを、管掌するチームメンバーから創出できたらいいなと思います。

『選択肢を持つこと』が、キャリアの理想に近づく第一歩

今回は、jinjer社の女性マネージャー3名に関するインタビュー内容をお届けしました。

同じ女性として感じたことは、「選択肢を増やすことで、将来への漠然とした不安を取り除く」、「自身の成長がメンバーの成長にもつながる」、「挑戦することで自分のポテンシャルに気づける」ということでした。

そして、シンプルに「彼女たちのような女性マネージャーの下で働きたい!」ということでした!

人生100年時代と言われる中、キャリアの方向性に悩む方も多くいるかと思います。

今回ご紹介したマネージャー陣のように、壁にぶつかった際に親身になって一緒に解決してくれる上司がいるだけで、悩みが払しょくされ、いち社会人としてより成長でき、チームとしてより良い空気が生まれ、より良い組織になっていきそうだなと感じました。

jinjer株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
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