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【社員インタビュー!プロダクトマネージャー】世の中の‟当たり前”になるサービスをつくる

今回は、ジンジャーシリーズの初期段階から携わっているプロダクトデザイン部プロダクトマネージャーの池田さんへ、日々どのような思いを込めて業務に取り組んでいるのか、インタビューさせていただきました!

プロダクトマネージャーとしての業務内容や、やりがい、池田さんのこだわりなどをまとめてご紹介します。

ジンジャー開発の裏側にご興味のある方はぜひお読みいただけますと幸いです。

池田誠人
【経歴】2018年入社、jinjerのプロダクトデザイン部マネージャー。現在は開発・セールス・カスタマーサクセスチームと連携しながら、プロダクトマネージャーとしてジンジャーの機能改善・画面設計/デザインに日々取り組んでいる。


ーそもそもjinjer社におけるプロダクトマネージャーとはどういった役割なのですか?

池田さん:ここに関しては、「プロダクトマネジメント・トライアングル」を元にお伝えすると分かりやすいので、その内容を交えながら説明しますね。

jinjer社のプロダクトマネージャーの役割としては、開発過程で登場するステークホルダーが主張する意見や情報をキャッチアップし、事業戦略に沿ったプロダクトづくりにつなげられるように存在する、いわば”仲介役”を担う仕事だと考えています。

イメージとしては、世間一般で言う「PdM(プロダクトマネージャー)※」の役割とほぼ近しいかなと思っています。
 ※PdMとは:経営方針や企業戦略、販売戦略に基づいて、顧客要望の分析、機能の要件定義をおこない、それらを実際にプロダクトへ反映させるべく、プロダクト完成までの全責任を負い、最終的な意思決定を下す役割を担う人のこと。

ステークホルダーを具体的に言うと、①製品を開発する「エンジニア」。②利益を追求する「セールスや経営層」。③実際にサービスを利用する「ユーザー(カスタマーサクセス含む)」のことを指します。

この3者が相互し合って、より利便性の高いサービスを作るための構造を図化したのが「プロダクトマネジメント・トライアングル」になります。

※参考:https://tumada.medium.com/product-management-triangle-job-description-d18d1855ef65

この3者は密接不可分の関係にあり、プロダクトマネジメント・トライアングルが描く三角形は「開発者と顧客の関係性」と「顧客とビジネスの関係性」と「ビジネスと開発者の関係性」を示しています。

このうち、1者に意見が集中することで、事業戦略とは意図しない方向へプロダクト開発が進まないようにすることが重要になってきます。

「開発者=顧客」「顧客=ビジネス」「ビジネス=開発者」という関係性が偏らないよう、3者間の仲介役としてプロダクトマネージャーが介入し、全体を俯瞰視ながら状況を整理していくという役割を担っていきます。

そうすることで、サービス改良を重ねていくために、より適切な形でプロダクト開発を進めることができます。

このように、全体を見た上で開発を進めていくための細かなアプローチをしていくのが、プロダクトマネージャーの主な役割になります。

※参考:https://kotodori.jp/product/product-dev/product-manager-triangle/

ーありがとうございます。次に、プロダクトマネージャーの具体的な業務について教えてください!

池田さん:jinjer社におけるプロダクトマネージャーの仕事は、大きく分けると3つあります。

1つ目が「ユーザーからの要望キャッチアップ」です。

ユーザーからのフィードバックをプロダクトへ反映していくために、セールス・カスタマーサクセスを交え、機能要望のキャッチアップをおこなっています。

具体的には、セールス・カスタマーサクセスチームがユーザーからヒアリングしたフィードバックをもとに、ジンジャープロダクトのバージョンアップに必要な要件を整理していきます。

その後、世界的にも有名な「Productboard」というプロダクトマネジメントツールに反映させ、開発優先度を決定した上で、実際に開発側と連携してリリースまでもっていきます。

池田さん:2つ目が「機能の画面設計・デザイン」です。

より利便性の高いサービスにするためには、ユーザーにとって使いやすい画面設計やデザインにすることが必要不可欠です。

そのために、さまざまな工程を通してリリースをしていきます。

具体的には、1つの機能を追加するにも、下記のような大きく7工程の流れに沿って、新機能のリリースまで至ります。

※新機能リリースまでの主な流れ
 1.ユーザーからの要望キャッチアップ
 2.必要機能の要望整理
 3.要望を叶えるための細かい要件定義・開発優先度決め
 4.画面設計
 5.デザイン設計
 6.開発&リリース(テスト環境)※複数回繰り返す
 7.新機能リリース(本番環境)

1工程目の「ユーザーからの要望キャッチアップ」については、先程お話したように、カスタマーサクセスがおこなう『ユーザー調査』によるユーザーの声をもとに、細かいデザインへ落とし込みをしていきます。

このように、ユーザー目線を意識した画面設計をした上で、開発側へ連携し、機能開発を依頼していきます。

池田さん:3つ目は「プロダクトロードマップを立てる」ことです。

プロダクトロードマップとは、新機能リリースの成長計画を考慮した上で、「どんな機能を優先してリリースするべきか?」を、セールス・カスタマーサクセス・開発チームと共に明確化することを目的としています。

ジンジャーは、2週間に1度というスパンでアジャイル開発をおこなっている分、いつどんな機能を優先してリリースするかは、ユーザーの利便性を高める上でも、非常に重要なポイントとなってきます。

プロダクトロードマップを立てる流れとしては、下記の通りです。

※プロダクトロードマップ策定の流れ
 1.プロダクトデザイン側が、画面設計
 2.開発側が、実際に必要な開発工数を算出
 3.工数算出後、セールスやカスタマーサクセスチームを交えて、
   新機能リリース時に発生し得る”現ユーザーへの影響度合い”を議論
 4.影響度合いが明確化したら、実際にプログラミングする開発チームの”工数の重さ”も鑑み、
   各要望の開発優先順位を決める
 5.最終的なプロダクトロードマップを確定

プロダクトロードマップは、基本的に半年先まで細かくスケジュール立てしていきます。

1つひとつの新機能追加をするにも、さまざまな人を巻き込んだ上でリリースしていきますが、着実にリリースし続けることで、‟ジンジャー人事労務”、‟ジンジャー給与”といった『1つのサービス』となっていきます。

こういった観点から、サービスローンチするまでのロードマップ策定はプロダクトマネージャーの重要な仕事の1つと言えます。


「創ったものが世に出る」おもしろさ

ー約5年強、ジンジャーのプロダクトマネージャーとして携わっている中での”やりがい”は、どういった部分で感じますか?

池田さん:「自分が考えたものが形になり、それを実際に利用してもらい、その人の役に立っている」と感じたときに、一番やりがいを感じます。

配属当初は、比較的小さな機能を任されて、開発・リリースまでの過程に携わっていました。

今思えば小さな機能だったにせよ、その時初めて自分が考えたものが形になり、創ったものが世の中に出たことに対して、とても感動したことを今でも鮮明に覚えています。

また、セールス・カスタマーサクセスチームとの連携時に「業務効率化につながった」「便利で使いやすい」といったユーザーの声を共有してもらえるのですが、そこでもさらに”人の役に立てている”と、強く実感しました。

ー対照的に、プロダクトデザイン部に携わっている中で、大変だと感じることはありますか?

池田さん:大変なことはもちろんあります(笑)

1つは、社内における大変さで、セールス・カスタマーサクセスへの連携時に発生する「専門的な言語の翻訳(かみ砕いた説明)」です。

ここは誰にでもわかるように、且つ全員がシステム構造を理解できるようにかみ砕いた上で説明する力が問われる分、大規模な新機能リリースがあった際は、その分伝えることも多くなるため、大変だなと感じるポイントですね。

2つ目は、社外視点を持つという大変さで、「多種多様なポイントを考慮した上で、物事を考えて進めていかないといけない」という点です。

例えば、理想の画面1つ設計するにしても、『ユーザーが最も使いやすい画面設計』について、とことん考えてつくっていきます。
具体的には「どんなボタンの順番だと利便性が高いか?」「この画面は切り出した方が表示速度が遅くならずにユーザーにとって使いやすくなるのではないか?」など、ユーザーが利用する際の細かいポイントを解像度高く考え、1つひとつの画面の導線設計に対しても細部までこだわってつくっています。

実は、こういった細やかさが、長年ご利用していただくために、非常に重要なポイントにもなってくるので、大変さもありますが責任感を日々感じながらおこなっている部分にもなります。

ージンジャーの裏側をつくっている池田さんが描く、今後のジンジャーに対する思いなどあれば、教えてください!

池田さん:これまでにジンジャーを導入していただいている企業様は、累計で15000社を超えておりますが、もっと多くの方にジンジャーの価値を届けていき「ジンジャーを使うのが当たり前の世の中になってほしい」と思っています。

ユーザーの「ジンジャーって本当に使いやすい!」という意見が世の中に広まっていき、業界内で当然の意見として認知され、結果として多くの企業にとってジンジャーを使うことが”当たり前”になっていく。

このようなサイクルが生まれると、作る側としてジンジャーに関わる身としては、非常に嬉しく感じます。

そのためには、私自身が知識のアップデートをして、今まで以上にユーザーやセールス・カスタマーサクセス側の意見をキャッチアップして、ジンジャーに反映させていく気概です。

”お客様の当たり前”になるために、ユーザー視点を忘れない

今回はプロダクトデザイン部の池田さんに詳しくお話をお伺いしました!

開発やセールス、カスタマーサクセスチームとの連携を通して得た、”お客様のリアルなお声”をジンジャーへ反映しているプロダクトマネージャーグループ。

その実現に向けて、細部に至るまでユーザー視点を意識して、ジンジャーの画面設計・デザインなど各サービス改善のために、日々取り組んでいます。

jinjer株式会社では、プロダクトマネージャー職でも新しい仲間を募集しています!

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