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プロジェクトマネージャー不在のWeb制作はどうなる?\夏バテ気味のWebディレクターが語るその実態/

こんにちは、今回は「プロジェクトマネージャー(PM)」というテーマでお送りします。

ディレクターとの違いや、プロジェクトマネージャー(PM)の仕事に興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。

※この記事は約3分で読めます。

ー結論:プロジェクトマネージャー(PM)がいないと、Web制作は効率が悪くなり、混乱が生じる。

夏の暑さにやられて、エアコンの効いた部屋で冷たいお茶を飲みながらも、頭が働かない…。そんな日でも仕事は待ってくれません。特にWeb制作の現場では、プロジェクトマネージャー(PM)の存在が不可欠だと痛感しています。もしプロジェクトマネージャー(PM)がいなかったら、どうなるか。結論から言うと、制作現場は効率が悪くなり、混乱が生じてしまいます。

プロジェクトマネージャー(PM)がいなければ、全体の進行管理や調整ができず、ディレクターや他のメンバーに過度な負担がかかるから。

プロジェクトマネージャー(PM)は、Web制作の現場で「指揮者」のような存在です。プロジェクトマネージャー(PM)の一般的な役割は、プロジェクト全体の進行を管理し、リソースの配分やスケジュールの調整、リスク管理を行うことです。例えば、各チームのタスクが遅れていないかチェックし、問題が発生した際には速やかに対応策を講じます。これにより、プロジェクトが計画通りに進行し、納期に間に合わせることが可能になります。

さらに、プロジェクトマネージャー(PM)の役割はそれだけにとどまりません。例えば、社内のリソースが不足している場合、外部パートナーとの調整や、突発的なクライアントの要望に対する対応策を考えることもあります。プロジェクトマネージャー(PM)がいれば、ディレクターやデザイナー、エンジニアが自分の専門業務に集中できるよう、裏方としての調整役を果たすのです。

また、プロジェクトマネージャー(PM)はチームのモチベーションを管理する役割も担います。プロジェクトが長期にわたる場合や困難な状況に直面した際、プロジェクトマネージャー(PM)はチームの士気を高めるためにさまざまな工夫をします。例えば、週末にみんなでランチをすることでチームの結束を強めたり、個別にメンバーの話を聞いて悩みを解消したりすることも、プロジェクトマネージャー(PM)の重要な役割の一つです。

プロジェクトマネージャー(PM)が不在だったプロジェクトでの混乱と失敗。

例えば、以前担当したプロジェクトでは、私が弊社のディレクターとして、また、クライアント側がプロジェクトマネージャー(PM)とディレクターで対応するという体制で進行していました。

ただ、ご多忙のためかクライアント側のプロジェクトマネージャー(PM)がほぼプロジェクトマネージャー(PM)の役割をなしておらず不在のようなもので、私とクライアントのディレクターが進行管理を兼任していました。その結果、エンドクライアントからの急な変更依頼に対応する際、弊社とクライアントのコミュニケーションがうまくいかず、修正作業が遅れました。また、納期直前にリソースが足りなくなり、急遽弊社内のプロジェクト担当外のエンジニアを投入し協力を仰ぐことに。最終的に、納期には間に合ったものの、クオリティには妥協せざるを得ませんでした。

修正作業が遅れた要因

  • 要件定義が固めきれていなかった
  • 追加要望に対して費用やスケジュールの交渉ができていなかった

対応策

  • 初期段階での要件定義書の作成
  • 追加要望が発生した際にすり合わせのMTGの時間を設ける

プロジェクトマネージャー(PM)がしっかり機能していたならば、もっとクリエイティブな提案や新しい技術の導入が可能だったかもしれません。プロジェクトマネージャー(PM)がいないと、ただ「間に合わせる」ことが優先され、新しいチャレンジや改善の機会が失われることもあります。

このように、プロジェクトマネージャー(PM)がいないと進行管理が甘くなり、結果的にプロジェクト全体が乱れてしまうのです・・・。

ーー再結論:プロジェクトマネージャー(PM)の存在はWeb制作において不可欠であり、彼らの役割がプロジェクトの成功を左右する。

結局のところ、プロジェクトマネージャー(PM)の存在がプロジェクトの成功に直結していることは間違いありません。プロジェクトマネージャー(PM)がしっかりとプロジェクト全体を見渡し、適切に進行管理を行うことで、社内外のディレクターや他のメンバーが自分の仕事に集中できる環境が整います。その結果、プロジェクトはスムーズに進行し、高品質な成果物が納品できるのです。特に夏バテが厳しいこの時期、プロジェクトマネージャー(PM)の重要性を再認識し、チーム全体で協力して乗り越えていきたいと思います。

おさらい

弊社での主なプロジェクトマネージャー(PM)の役割

・プロジェクト全体の進行管理
・リソースの配分やスケジュールの調整
・リスク管理
・問題発生時の対応策の検討・実施
・外部パートナーとの調整
・突発的なクライアント要望への対応
・チームが専門業務に集中できる環境の整備
・チームのモチベーション管理
・プロジェクトの品質向上や新しい技術導入の検討

付録

えっ、じゃあプロジェクトマネージャー(PM)とディレクターの違いってなんなの?という方へ

プロジェクトマネージャー(PM)の業務

(前述に加えて)
・プロジェクトの予算管理
・プロジェクト計画の立案と実行
・プロジェクトの成功指標(KPI)の設定とモニタリング
・ステークホルダーへの報告・調整
など​

Webディレクターの業務

・Webサイトの企画立案
・コンテンツやデザインの監修・指示
・クライアントとのコミュニケーション・折衝
・サイトの情報設計(IA)
・デザインや機能の要件定義
・クリエイティブチーム(デザイナー、コーダー、ライター等)との調整
・制作物の品質管理
・納品前の最終チェック
・SEOやユーザビリティの最適化指示
など​

私もいろんな会社様とお付き合いをするにあたり、この辺りの業務の切り分けは「ほんと、会社による」と感じています。業界に入った当初は実際「なんなの?どう違うの?」と思うこともしばしばありました・・・。

弊社では、案件により必要やスキルがあれば、Webディレクターでもプロジェクトマネージャー(PM)業務の一端をこなすこともあります。それが実績となればキャリアアップにもつながります。

ただ、「Webディレクターとして就業しているのにプロジェクトマネージャー(PM)業務までやるなんて聞いてない」なんてことにもなりかねないと思いますので、キャリア相談は綿密にすることをお勧めします。

弊社に限らず就転職の際には面接や説明会で、その会社の各職種の業務範囲を細かく聞いてみた方がいいかもしれません。 

今回の記事が読者の皆様のご参考になれば幸いです!

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