こんにちは!コミット採用担当です。本日は進藤さん、戸田さんにCIC(新人研修)の内容を中心に話を伺いました。
まずは自己紹介と、簡単に就職活動について教えてください。
進藤:
進藤と申します。メディア系の大学を卒業後、コミットに入社しました。大学では音楽関係の講義を受けていて、作曲や音響機材などを学んでいました。身内に障がい者がいたため、大学4年のときには障がい者の世界に飛び込んで、障がい者に役立てることを考え研究や学習を行っていました。就活の際は広告業界やイベント業界を中心に受けていました。結果として、選考において就活生に対する対応がとても親身で丁寧だった事、他社よりも私のことを必要としてくれた熱い視線にコミットへの入社を決めました。
戸田:
はじめまして。戸田です。大学ではデザインの勉強をしていました。チラシやポスターを作るなどの基本的なことから、空間デザインを選考して、模型を作って提案するということをやっておりました。
就活をする際は、IT職(新しい挑戦)か、インテリア業界(大学での学びを生かす)か、で迷い、最初は自分のクリエイティブ力を生かしたく、ベンチャーや新しい取り組みが出来るような会社を中心に探していました。両親を安心させるという観点もあったので、幅広く見ていました。最終的には社風や風通しの良さがコミットを選ぶ理由になりました。
元々大学で学んでいたことと異なる領域を選択されたと思いますが、実際研修を受けてみてのギャップなどはありましたか?
進藤:
元々“エンジニア” という言葉自体に堅い印象というか、PCとひたすら向き合いコツコツ頑張るといったイメージを持っていました。そのため、同期はいても、研修は一人でコツコツ進めていくものだと思っていました。実際には、グループワークが多かったのは良い意味でのギャップでした。グループワークを通して、コミットがチームを大切にして業務を進めているのだということを理解することができましたし、また、協力して業務を進めるすることの大切さを実感することができました。
また、研修の内容と少しズレてしまうのかもしれませんが、グループワークについても固定のグループではなくメンバーのシャッフルがあり、グループごとで異なる進め方、成果物の作り方を学べたというのも良い経験だったと思います。
戸田:
私も研修はすべて座学を想像していました。業務内容が理系なので、一方的なインプットで、大学の講義のように堅いのかなと。もちろん座学もあり(毎日の朝活テスト、大変でした…!)、新しい、かつ全く知らない領域を学んでいくのには難しさも感じました。
ただ、楽しかった部分としては、グループで与えられた成果に対して取り組むという課題があったことです。グループワークを通して、自身の考えを伝え、それぞれの意見をまとめ、あそれら実践することで、ただ机に座って話を聞くのよりも自分の知識も深まったように感じます。また、グループワークを行うことで、同期同士で教え合う機会も増えたので、仲間意識が高まったなと思います。
研修について難しさなどはありましたか?
進藤:
開発工程を1から学ぶ中で、以前の開発工程でやってきた内容がつながってくるのは面白かったです。前にやったことをその次の工程ではどう活かしているのかがわかり、全体の流れが少しずつ見えてきたからです。ただ、回を追うごとに学ぶ内容が増えていくので、研修時間のみで理解するのには少し苦労しました。
同期の中には残って一緒に勉強している人たちもいましたが、自分は1人で勉強するほうが性に合っていたので、通勤・退勤時間の移動中に勉強したり、PCを持ち帰って家で勉強したりと、自身が理解し、納得できるまで学習を続けました。
戸田:
詳細にいくに従って内容が複雑になるため、体系的に理解するのが難しいと感じました。初めて聞くような専門用語も多かったので、それを覚えるのが難しかったです。また、私達が普段の生活で当たり前に使っているクラウドや仮想化について、自身の認識と実際の技術的な内容が異なっていたので、そこを理解するのには手こずりました。本当に基礎的なことが分かっていないのだなと改めて感じました。
自分の場合は家に帰って復習をしたりはしていませんでしたが、毎日朝活テスト(1日のまとめを次の日にやる)のために同期と予想問題集を作って復習をしたりしていました。
進藤:
入社して始めの研修は、ビジネス研修などの基礎的なことだったので、実際にエンジニアとしての本格的な研修(CIC)が始まったのは4月の終わりからでした。開発工程を1から全て理解していく必要があるので、ハードではあると思いました。ただ、ハードだからこそ自分たちも「もっとこうして欲しい」と意見を出したら、わかりにくい点や、研修の内容について意見を出すことができたと思います。すでに色々と考えられている研修ではありますが、これからもっと良い研修になっていくのではないかと思います。
戸田:
研修の内容としては流動的な部分もあったのと、想像以上にボリューミーでした。進藤さんと同じように、私達から挙げた問題点についてはすぐに取り入れてもらえたのは風通しが良いと思いました。ただ、学ぶ内容が多いので、ちょっと遅れるとリカバリをどうしていったら良いかが難しいなと感じました。
進藤:
自分も少しついていけない部分がありました。グループワークを推奨してくれていたのも、相互に教え合える環境を作ってくれていたのかなと思います。自分は同じグループでフォローし合えることで、大きく遅れることなく研修についていくことができました。また、周りを見ていると、グループワーク外でも教え合う雰囲気が醸成されており、その効果は出ていたと思います。
自分はVBAでつまずきました。分からないことでも1人でなんとかしようと思ってしまう癖があるため、それが原因で溜め込んで溜め込んで、自分でも訳が分からなくなってしまっていました。そんな時同期の助けがあったので、自分がつまずいたところも乗り越えることができました。逆にそこでつまずいたからこそ、仕事は1人ではできない、周囲と協力して問題解決をしていく必要があるというのを強く感じることができたと思います。
戸田:
自分はシステム開発の研修とグループワークでつまずきました。システム開発では、構築作業をする際に、コードがうまくいっていないのが原因なのか、エラーが発生することがよくありました。エラーが発生するとなぜそれが起こったのか調べる必要がありますが、調べても調べても中々答えが出ず、それで1日が潰れることもありました。
グループワークについては、時間内に与えられた課題を完成させるのが意外と難しいと感じました。学生時代の課題であれば、締切までに提出できればいつやっても、どのくらい時間をかけても問題ありませんが、仕事でとなると、与えられた時間の中でやる必要があるので、効率的にやっていくことが必要だと改めて感じました。
進藤:
戸田さんの話と少しかぶるのですが、グループワークでは、中々時間内に進めることができず、成果物ができない、という問題も発生しました。最初にいつまでに何をするという道筋を立ててからやるようになってからは、グループワークが円滑に進むようになったので、最初にアジェンダや計画を立てて進めていくというのが大事だと感じました。
戸田:
研修の意図としては、計画を立てて実行してほしいということと、アウトプットで理解を深めてほしかったのではないかと感じています。研修の途中に中間発表がありましたが、そこでモチベが下がったということはなく、研修を振り返ってこうしないといけない、というのが分かったため、目標を振り返れてモチベーションが上がりました。
ただ、自分はグループワークメインより個人の学習のほうが合っており、楽しいと感じました。セキュリティ要件については実際のやり方や、性能について、e-ラーニングで学べたのは良かったです。
研修を通して、これは自分に足りないなと思ったことはありますか?
進藤:
同期の中にはある程度インフラの知識がある人が何人かおり、研修中も積極的な発言している人がいる中で、その意見を疑問に感じる力が自分には足りないなと思いました。知識がないので、その話について「そうなんだ」、とそのまま鵜呑みにするケースが多かったです。その時、「詳しい人は疑問に思って自分で調べているから詳しいのだな」と思いました。調べた上で理解したり、「自分はこう思う」ということを考えたりしているからこそ、それが知識量として溜まっているのだと。初心者でも初心者なりに常に疑問に思って研修を受けていくと成長のスピードに差が出るのではないかということを実感することができました。
戸田:
規則正しい生活を送ること、です。自分は学生時代夜中までアニメを観るなどして夜更かしをし、昼に起きて活動するといった昼夜逆転の生活をしていたので、働きだしてからが大変でした。仕事は日中と決められていて集中してやらないといけないため、当たり前のことではありますが、生活リズムを整えて、日中仕事に集中できるようにするのが大事です。ゴールデンウィークでその夜更かしの週間が少し戻ってしまったのですが、仕事が始まってから徹夜をすると次の日に響くなと思ったので、絶対にやったらダメだと思いました。
もっとこうしたら良かったと思ったのは、進藤さんと似ているのですが、自分からからどんどん疑問を持って、分からないことについてどう分からないのかを言語化して話す力を持つように心がければよかったと思いました。難しいことに直面した時に、どこが分からないのかが分からないという質問になり、相手を困らせることもありました。分からない時にどこが分からないのかを言語化できるようにできていればもう少し理解も早かったのかなと思います。
研修を通して、成長を感じた部分はありますか?
戸田:
“質問ができるようになった” ということだけでもすごい成長だと思っています。また、時間内で終わらせる意識が持てるようになったこと、社風の良さでもありますが、提案をどんどんしていくことができるようになったのは大きかったです。自分は消極的なので、自ら発信するタイプではありませんが、ちょっと提案しようかな、やってみたいなって言うことに対して、提案がし易い環境があると感じました。研修の中でデザインについての講義やりたいっていう話も、良いよと言ってやらせてもらえたので嬉しかったです。提案し、実行する力がついたと思います。
進藤:
自分は今まで時間内に全部終わらせないと気がすまない、完璧主義なところが強かったのですが、それだと時間内に当然終わらないんですよね。満たすべきところと満たさなくていいことを考え、時間内にいかに良いものを出すかという意識付けができるようになりました。また、人前でいかに分かりやすく説明できるかというスキルはCIC・1ヶ月の振り返りの発表もやらせていただいて、ついたというのが自分にとっての成長だと思います。
これから入社する人に向けてアドバイスお願いします!
戸田:
生活リズムは春休みくらいから整えたほうがいいと思います。起きようと思えばちゃんと朝起きられます。友達と遊ぶ時間は本当になくなるので、学生時代にたくさん旅行など、遊びに行っておくのは大事だと思いました。基本情報の勉強を内定前に勉強するように言われるので、それはちゃんとやっておいたほうがいいと思いました。理解しているかで理解度がぐんと変わるからです。
進藤:
1日の振り返りを、日記でも、動画の自撮りでも(同期でやっている人がいました)を残しておくと、いざ振り返りのタイミングが来た時に、学んだことや成長が目に見えてわかりやすくなると思いました。また、これから社会人となると、これから仕事をしないとということで最初は体調崩す人が多いように感じました。自分は最初に体調を崩しました。社会人になると遊べなくなるから大学生のうちに遊ぶのは大事ですが、社会人になっても遊ぶ時間はあるので、仕事時間はしっかり仕事、長く続けるためにはしっかり休むという、メリハリ、社会人の最初は意識して生活することで良いスタートダッシュが切れるのではないかと思います。
戸田さん・進藤さんありがとうございました!