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新卒エンジニア研修レポート〜AWS JumpStart for NewGrads

昨年に続き開発チームの新卒研修の一環として、9月にオンラインで開催された、「AWS JumpStart 2023 for NewGrads 設計編」に、今年度入社の4名が参加しました。
研修2日間の成果物と感想について、参加メンバーによるレポートのまとめをご紹介します。

参加者
C.J/サーバーエンジニア
K.H/基盤開発 
M.D/クライアントエンジニア
M.M/クライアントエンジニア

ーAWS JumpStart for NewGradsについて

新卒1年目のエンジニアを対象とし、単なるAWSサービスの学習だけでなく、要件に合わせて適切なアーキテクチャを検討・設計する経験を積むことを重視した、実践的な研修プログラム。

ー研修内容について

1日目

  • ネットワークについての説明
  • AWSについての講義
  • EC2体験ハンズオン
  • ALB+ECS+RDSでTODO管理アプリハンズオン

2日目

  • 1日目の復習
  • アーキテクチャの作成(個人)
  • アーキテクチャの作成(グループ)
  • 一部グループのアーキテクチャ発表

ー新人4名の作業内容や成果物、感想のレポート 

◾️C.Jさん:
ー成果物とこだわったポイント

  • ドメイン名登録やDNS機能、リソースの整合性チェックのためにAmazon Route 53を使用。
  • webサービスの負荷を分散する目的でALBを採用。
  • 3つのAvaliability Zone(以降、AZ)を利用することによって、一部のAZが使えなくなっても継続してサービスの提供ができるように構成。
  • Dockerを用いて開発中だったので、ECS Fargateでインフラ管理の負担を軽減。
  • データベースにはMySQLを利用していたため、Aurora MySQLを採用し、2つのAZにリードレプリカを置くことによってデータの読み込み負荷を軽減。
  • CloudWatchを配置して、サービスのモニタリングを可能に。

ー参加した感想や学び

入社して2週間目に、先輩方から所属しているサービスのBackEnd Systemについて説明していただきました。当時はLoad BalancingやCDN、Redisなど、初めて接する概念が多くて全体像を掴むことが難しく感じました。しかし、研修後に再びBackEnd Systemのアーキテクチャ図を見ると(AWSではありませんでしたが)各サービスの役割が理解できていたため、なぜそのような構成になっているのか自然と理解できるようになりました。

ーこれからココネでやっていきたいこと

今後、新規プロジェクトに関わることになったら、アーキテクチャ設計の際に、コストや負荷軽減ができる合理的な設計に関する意見が出せるようになりたいです。また、クラウドサービスのみを好むのでなく、必要に応じてオンプレミスの方も採用する柔軟な考え方を持てるようになることを目指します。

◾️K.Hさん:
ー成果物とこだわったポイント

  • AZを2つ構成にすることによって可用性(システムが継続して稼働できる能力)を向上。
  • 静的なコンテンツ(画像、動画)などはs3に保存し、CloudFrontを用いて、アクセスを高速化。
  • ElastiCacheを用いて、よくアクセスするデータをキャッシュして高速化。

ー参加した感想や学び

AWSのAの字もわからなく(Amazonはわかります笑)、ついていけるのか不安でしたが、初めてAWSに触れる人向けに丁寧に説明をしていただいたので、ついていくことができました。講義だけでなく、サービスを使用してアプリケーションを作成したり、話し合ってアーキテクチャを作成したりと、実践的なワークもあって満足できました。
AWSは簡単に始められて、管理をする必要がないので、初心者にも優しいサービスだと思います。

ーこれからココネでやっていきたいこと

私はクライアントエンジニアなので、バックエンドのことは何も知らず、今回の研修を通して少し理解ができたと思います。実際に扱う、扱わない関係なく、関わっていくなら覚えておいた方がより良い開発に繋がるので、勉強しておきたいと思います。

◾️M.Dさん:
ー成果物とこだわったポイント

  • ルート53を通じてDNSを管理し、Cognitoを通じてユーザー認証を管理。
  • ユーザーか悪性ボットかを区別するためにWAFを通じてセキュリティを重視。
  • データ管理としてはLoad Balancingを通じて動的データを管理し、Cloud Front-S3を通じて静的データを管理する方式で設計。
  • サーバ側はコンテナ化し、CloudWatchを通じてCPUを検査してAuto Scalingをするように設計。
  • 故障した場合に備えて、データベース側はリードレプリカを用意し、ElastiCacheを通じてデータのキャッシュ化を設計。

ー参加した感想や学び

今回の研修で自分が知らない分野について勉強ができてとても新鮮で面白かったです。研修が新入向け研修だったので、ほとんどの人が私と同じ初心者だということに仲間意識を感じられてよかったです。
もし他のIT技術に関連した研修があれば(特にunity)ぜひ参加してみたいと思います。

ーこれからココネでやっていきたいこと

私はクライアントエンジニア(Unity)なのでawsと大きく関わる機会がないと思いますが、今回の研修を通じ、思ったよりawsによる構築は難しくなく、使用時間が短ければ費用も思ったより安いことが分かったので、開発するにあたってawsを通じて環境を構築しサーバテストを行うことに利用できるのではないかと思いました。また、今関わっているプロジェクトでオートスケーリングやインメモリ化などサーバーやデータベースの負担を軽減できる手段を使っているかどうか点検などをしてみたいと思います。いつかawsを通じたインフラ構築関連の仕事があれば挑戦してみたいと思います。

◾️M.Mさん:
ー成果物とこだわったポイント

  • 提示された作成するwebサイトを実現できることや、可用性やスケーラビリティを考慮し、これまでに学んだ構成をもとにアーキテクチャ図を作成。
  • webサイト運用の観点から、できるだけ単純な構成を意識し、現段階ではキャッシュを使わないように設計。


ー参加した感想や学び

インフラの概念や構成する要素、構成する上での重要な考えについて、繰り返し丁寧な説明や実践があり、事前の学習動画を見たときにはとても覚えられないと感じた内容を、研修後には理解できるようになっていて、ちょっと嬉しくなりました。
講義やハンズオン中にも、参加者のチャットが盛り上がっており、さまざまな経験を持つ同期のエンジニアの意見を聞くことができて、インフラやサーバー、web方面も面白そう!となりました。参加できてよかったです!

ーこれからココネでやっていきたいこと

今回の研修で、インフラ周りの言葉やAWSサービスの名前や概要など、多くの言葉を学んだので、これをきっかけに普段の業務やサーバーサイドの方との話で受け取れる情報量を増やして、コミュニケーションや設計などに活かしていきたいです!


ココネでは新しく入社された方がスムーズに業務に取り組み、即戦力としてのスキルを得られるように様々な研修やバックアップの制度を設けています。

ココネの仕事に興味を持っていただけた方は、ぜひ一度コチラの募集もご覧ください。


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