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雑誌SWITCHインタビュー『COCONE CREATORS FILE』FILE.19 アイテムデザイナー 藤原華子

この記事は「SWITCH Vol.41-No.9」に掲載された記事を許諾を受けて転載しています。
PHOTOGRAPHY: GOTO TAKEHIRO
TEXT: HIRAKI RIHEI

FILE.19

藤原華子 アイテムデザイナー
2016年4月に新卒として入社。 様々な社内プロジェクトを経て、 2023年4月よりポケコロツイン事業部 アイテム企画チームに所属。現在はアバターが使うアイテムを企画するアイテムデザイナーとして業務にあたっている

複数のプロジェクト参加で見えた アプリごとの“かわいい”とは

━━ココネに入社後、数多くのプロジェクトに携わられ、アイテムデザイナーとして研鑽を積まれたそうですね。その経験から、それぞれのサービスが持つ“かわいい”にはどのような特徴があると思われますか。

「ココネのアバターサービスはお客様の反応を見てブラッシュアップしていくことが多いので、お客様の感じる“かわいい”がそのサービスの指標になってくると思います。例えば、世界的に有名なキャラクターとコラボしたアバターサービスを担当していた際には、お客様がキャラクターの存在自体に“かわいい”を見出していて、キャラクターそのものの雰囲気が好まれているような印象を受けました。逆に『ポケコロ』や『ポケピア』といったココネがデザインを生み出しているオリジナルのサービスでは、アバターが身に着ける洋服や住居を飾りつけるインテリアなど、世界観を作り込むためのアイテムに対して心をときめかせている方が多かったり、着飾ったアバター自体を可愛いと感じている方も多い印象があります」

━━その違いは面白いですね。最近ポケコロツインチームに所属されたそうですが、ポケコロツインならではの“かわいい”をどのように捉えていますか。

「アバターがふたりいるサービスなので、コーディネートを工夫することによって兄妹やカップルなど、お客様ご自身でアバターの関係性を構築することができます。この関係性が生み出す世界観がポケコロツインの“かわいい”の醍醐味の一つだと思います」

━━ポケコロツインに携わる面白さはどういった時に感じますか。

「通常はサービスの世界観を保つために、イラストのルックにルールが設けられている場合もあるのですが、ポケコロツインは自由度が高く、表現の幅がとても広いと感じています。奥行きを感じる立体的な表現から手書き風の平面的なもの、ドット風のイラストまで、イラストの質感表現の部分では特に様々な工夫を凝らしています。デザイナーとしてはやりがいのあるサービスで、すごく面白いですね」

━━様々なサービスに携わってきた経験はご自身の中で強みになっていますか。

「ココネのアイテムデザインは経験すればするほど、お客様に喜んでいただける知識が蓄積されていく仕事だと思っています。他のサービスでの経験が応用できるパターンも多いので、今までの経験をポケコロツインでも生かしていきたいです。最近は社内教育にも関心があって、自分の経験を新卒で入ってくる人たちのためにも役立てていけたらと思っています」


SWITCH Vol.41-No.9, スイッチ・パブリッシング

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