ココネ東京オフィスでは今年5月から完全フリーアドレス制が導入されました。
集中したい日は壁に囲われた個人ブース、チームメンバーとの話し合いが必要な時は近くの席に集まって座る、というふうに、その日の仕事の進め方に応じて座席を選んでいます。
また、座席管理アプリの導入によって、誰がどの席に座っているかも一目瞭然に。
「(上司の)〇〇さんに相談したいけど、見つからない!!」
「slackするほどではないんだけどなぁ・・・」
とフリーアドレスにありがちな弊害もなくなり、ちょっとした質問や相談がしやすくなりました。
今回は、フリーアドレス制導入を担当した総務の筒井と豊村に、導入に至った経緯やメリット、今後のオフィス活用について話を聞きました。
※本記事は8月にnoteにて掲載した内容を一部編集しています。
フリーアドレス制の導入
ー完全フリーアドレス制の導入まで、どのように進められたのでしょうか?
筒井:実は着手し始めたのは去年の5月からで、その後7月から一定の範囲を定めて、実験的にフリーアドレス制を実施していました。
豊村:「いきなり完全にフリーアドレス化してしまうと混乱を招くのでは?」という懸念がありました。実験と調整を繰り返しつつ、今年の5月から全体での本格的な実施に踏み切りました。
ーなぜ導入することになったのでしょうか?
豊村:限られた座席を有効かつ効率的に使うことを目指したものです。
具体的に言うと、社員数に対して席数が不足しつつあるという問題を解決することと、リモートと併用した働き方を推進したオフィス作りをする、という2つの目的がありました。
筒井:コロナ禍が落ち着いてもリモートワークは続行されるだろうということを見据えて、リモートにプラスした働き方として、出社したメンバーが集まって仕事ができる環境を用意しておきたいと考えていました。
※現在、月10回の出社を基本ルールとしています。職種などによってフルリモート勤務も可能です。
ー導入のきっかけはなんですか?
豊村:積極的に採用活動をしているので、一人に一席用意していると、いずれ席が足りなくなってしまうという問題に直面したこともきっかけの一つでした。
ー導入後の手ごたえはいかがですか?
筒井:「席が足りなくて困る」という声はほぼ無くなりましたね。
柔軟性がフリーアドレスの強みであり、最も有効に活用するための近道なのだろうと感じています。
ーフリーアドレス制をこんな風に活用してほしい、という理想はありますか?
豊村:一番の利点は、プロジェクトや仕事の内容に合わせて座る席を選んだり、関係する社員同士でまとまって座ることができる点だと思います。
業務効率向上に繋がるような様々な使い方をしていただけたら嬉しいです。
筒井:1人で集中できるようなブース席や大人数用のテーブル席なども、日々の仕事や気分にあわせてぜひ使っていただきたいです。固定デスクに限らない、広い選択肢を持っていただけるといいなと考えています。
フルリモート化に向けた議論もされているので、今後さらにそうしたスペースの需要が増して、多様なオフィスの使い方が出来ると思います。
今後のオフィスについて
ー今後の展望について聞かせてください。
豊村:どの席やエリアがどのくらい使われているか効果測定を行い、席数や割り振りをさらに効果的なものにしたいです。
いずれは働き方に合わせて使い方を選べるようなオフィス家具をもっと用意したいと考えています。
オフィスに遊び心を足していきたいです!
筒井:出社の必要がなくなっても「会社に行きたい」と社員が思うようなオフィスにしたいと思っています。もっと良い環境作りをしていきたいです。
豊村:毎日出社したい、という方にも、たまに出社される方にも、どちらにも過ごしやすいと思ってもらえるオフィスにすることが理想ですね。
フリーアドレス制の導入によって得た、3つのメリット。
・社員数が増加する中、限られたスペースを有効活用
・座席管理アプリの活用によるコミュニケーションの円滑化
・プロジェクトや仕事の内容、働き方に合わせて座席を選べることで業務効率が向上
オフィスを働く場ではなく、"暮らすように働く場"と捉え、より良い環境作りに取り組んでいます。
他にも様々な取り組みについてもご紹介していますので、ご覧ください!