※この記事は2021年4月6日に「cocone Designer」noteに掲載された記事を再録したものです。
※一部誤字脱字、表現などを修正しています。
※数字等記載内容は元の記事の掲載時のデータであり、イベント等については終了している場合があります。
※こちらはポケコロ 10周年特別サイトに掲載されている記事になります。
2月1日にリリースされた「Majestic Valentine」は、”強い女性のバレンタイン”がテーマの、ゴシックでダークな高級感のあるガチャ。
2月5日リリースの「恋するSweet Doll」は、スイートドールの女の子を描いたロマンティックなストーリー。パステルピンクの甘い恋物語は要チェックです。
今回は、そんな2つの注目ガチャをデザインしたもっけださんとRoseicollisさん、そしてaritoさんの3人の担当デザイナーにインタビューをして、ガチャ制作の裏側を伺いました!
≪もっけださんの経歴≫
2013年の12月頃から『ポケコロ』デザイナーに
今回のバレンタインガチャでは「Majestic Valentine」のデザインを担当
普段はファッション制作を手掛けている
≪Roseicollisさんの経歴≫
2014年の8月頃から『ポケコロ』のデザイナーに
今回のバレンタインガチャでは
「Majestic Valentine」のデザインを担当しているアートディレクター
普段はコロニーのデザインを手掛けている
≪aritoさんの経歴≫
2016年の9月頃から『ポケコロ』のデザイナーに
今回のバレンタインガチャでは
「恋するSweet Doll」のデザインを担当しており
普段はコロニーのデザインを手掛けている
王道&チャレンジングなガチャで、
毎年新鮮なバレンタインガチャを届けたい
――2種のバレンタインガチャが登場しましたが、まずはそれぞれの設定などについてお聞かせください。
Roseicollis 「Majestic Valentine」は、可愛らしいバレンタインイメージと差をつけるために、”強いクールな女性のバレンタイン”というテーマを決めました。合わせて”一途に相手を思いすぎてしまう、危うさのある女性”もイメージしています。
もっけだ デザイナーはいつも流行を『ポケコロ』にどうやって落としこもうかと悩んでいるのですが、今回の”危うさのある女性”は、”可愛いお洋服、クールなお洋服…どんなテイストにも染まってしまう多面性のある女性”というイメージで、デザインに落とし込んでいきました。
――ではそうした挑戦的なデザインに対し、「恋するSweet Doll」はどういうアプローチになったんでしょうか?
arito こちらのガチャは、ハートをたくさん用いて、可愛らしい正統派の要素を盛り込みました。「スイートドールたちがショコラティエのご主人様に恋をする」というストーリーがあり、登場する複数のキャラクターの性格に合わせたアイテムを作りこんでいきました。
――『ポケコロ』では”季節のガチャは複数用意する”というスタイルをとられていると思うのですが、その意図や理由は?
もっけだ バレンタインやクリスマスなどの大きなイベントでは、様々なテイストでお客様に楽しんでいただきたいと考えています。例えばクリスマスの“楽しく明るいパーティのイメージ”と“夜の静まり返ったロマンティックなイメージ”など‥様々なシチュエーションのガチャをデザインする事で、イベントを盛り上げています。
――では歴代のバレンタインガチャについてお聞きします。2013年1月30日リリースの「恋してバレンタイン」から、技術やデザイン面で大きな進化はありましたか?
もっけだ 2013年はデータの都合上、全て直線でアイテムを描く事しかできませんでした。今は曲線・グラデーション・手書きタッチの表現など、表現豊かで多彩な描画ができるようになり、デザインの幅が広がったと思います。
――歴代の「バレンタインガチャ」のなかで特に印象に残っているものがあれば、ぜひ教えてください。
Roseicollis 個人的には、去年のバレンタインのVIPガチャだった「Sweetheart Valentine」が好きです。大人っぽさの中に、イルミネーション調のハートがきらめいているところにときめいて、たくさんガチャを回しました。
もっけだ 私は2014年1月31日リリースの「スイートバレンタイン」に入っている、「ドキドキスイートハート」というアイテムです。当時はアニメーションがついているファッションアイテムが珍しかったので、アイテムが動いている事に感動しました。
――最後に、これからの「バレンタインガチャ」はどのように進化していくのかについてお聞かせください。
Roseicollis デザイナーたちの間で”バレンタイン”×”闇落ち”という今までになかった新鮮味のある掛け合わせで、いつかガチャを作ることができたらなと話しています。
――これは来年以降のバレンタインガチャからも目が離せなくなりました……楽しみです。今回はありがとうございました!
≪取材・文/A4studio≫