なかなかすっきりとした青空に恵まれないお天気が続いておりますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
さて今回も、全3回でご紹介したポケコロのキャラクター(コロニアン)たちに命を吹き込むアクションチームの仕事内容についての最終回となります!
ぜひ、これまでの内容を含めてご覧ください。
これまでのお話
ポケコロのキャラクター通称コロニアンは1ユーザーに1コロニアンになっており、人によっては自分の分身や娘のように感じることがあります。
そのため、ポケコロの世界の中で様々な表現や行動をする上で、感性を刺激することがポイントになります。
【コロニアンの特徴】
足の関節がないので、足の付け根は"太もも"ですが、たまに膝にもなります。
また、腰辺りからアイテムを取り出して、iosの画面でもよく伝わるように、少し大きなアクションで道具を使います。
コロニアン自体はパーツが少ないもので構成されているので、手足などの動きは大振りにした方がユーザーの視認度があります。
【コロニアンのアクション】
ユーザーの感性を刺激して、愛着に繋がるアクション
・かわいい
・共感できる
・気にかかる
まだ、アクションチームでも勉強しているところはありますが、この辺で考えていいます。
かわいい
かわいいと考えても、ハートをたくさんつけたり、パステルカラーをつけたりといことでなく、あくまでもアクションの様子でかわいく見せなければなりません。
そのためには、まず「どんなかわいい」なのかを探ります。
例えば" 子供かわいい"の場合だと、歌を歌ったり、転んだりするアクション
" 動物かわいい"の場合だと、ペット同士がじゃれ合う姿など、コロニアンたちの特徴をつかんで癒されるような行動や仕草を観察しているのかがポイントです。
共感できる
年齢を関係なく、日常の些細な動きを再現するのが共感。
人に会ったら挨拶をする、牛乳を飲んでいたら口からこぼれた、タンスの角に小指をぶつけた仕草など、コロニアンたちに自分を重ねることに繋がってきます。
気にかかるアクション
ユーザーがつい手を差し伸べたくなるもの、コロニアンに生き物と同様の気持ちをが重要になります。
例えば、トイレ我慢のアクションは
コロニアンが苦しそうな表情でジタバタしていると
トイレに行かせなきゃ!!
と思うようなアクションのことです。
色々なアクションを出しましたが、ポケコロはアプリなのでこれらがユーザーの行動によって起こることが大事です。
アクション単品だけではなく、ユーザーの行動と絡ませる事によって流れが生まれます。
例えば、"泣きながら寝てるアクション"があった場合。
これだけ見せられても状況が把握できず、「なんだ?」という感じです。
しかし、これに
「ユーザーさんに会えなくて寂しくて泣いているんです」
と説明を付け加えると、なんだか胸がキュンとしませんか!?
このアクションは、休眠ユーザーの復帰企画のために作られました。
ユーザーがポケコロを起動しないとコロニアンが寝てしまう。
↓
ポケともが起こしてくれることによりユーザーの所に通知が飛ぶ。
↓
通知をきっかけにポケコロを再開!
というような流れを作る上で、この悲しみのリアクションは、自分がいなくて寂しがっているコロニアンいキュンとしたり、ポケとも側は寝ているこや泣いている子がいたら気になったり、助けたくなるような気持ちになるのです。
「ポケコロやってね」という運営から言うよりもポケともから呼びかけられた方が嬉しいはずなので、復帰の効果が期待できたり、起こしてくれ人の数を目覚めた時のハートで表現することで気にかけてくれた人がいると実感できます。
このように流れがあるとストーリー性が生まれよりユーザーの感性を刺激することができると思います!
【まとめ】
演出は重要な部分を決めてお客様の気持ちを考えて作成しています。長すぎたり短すぎることに注意を払って制作しています。
可愛いアクションを作るには日々観察することが大事です。イメージがたくさんあると作りやすくなります。アクションだけが良くてもいけません。伝えたい雰囲気にあった絵を使うことも大切です。
アクション単品で伝わりづらいので、「お客様にどんな気持ちになってもらうのか」を先に決めてからそこに行き着くためのストーリーを考え、流れのあるアクションや企画になるように努力しています。