- コンサルティング
- PM・Webディレクション
- 長期インターン
- 他43件の職種
- ビジネス
-
その他
- コンサルティング
- 長期インターン
- オープンポジション
- 25卒
- 新卒
- リーダー候補
- 25卒・26卒
- スクールマネージャー
- 教育コンサル/25卒
- オープンポジション|未経験歓迎
- 新規事業立ち上げメンバー
- 学習塾講師
- 新規事業立ち上げ
- マネージャー
- 新拠点立ち上げメンバー
- オープンポジション|ベンチャー
- テレマーケティング部長候補
- 関西の教育に革命を起こす
- マーケティング/経営企画
- 関西/マーケティング/経営企画
- コンサル/マーケ/経営
- 教育×IT|オープンポジション
- 24卒/25卒
- 教育コンサル/新卒
- 経営/マーケティング
- ミライを創る!教育コンサル
- スクールコンサル
- 自律のための教育!スクール運営
- 教育コンサルティング/新卒
- スクールリーダー
- コンサルティング/新卒
- 幼児教育インストラクター
現在予備校事業部のマネージャーを務める上萬拓也。社会人1年目で株式会社クルイトに入社後、メンバー、リーダーを経てマネージャーとなり、平均生徒数で全国トップクラスの成績を誇る校舎を作り上げた。順風満帆な経歴を歩むように見える彼だが、学生時代には1年半の引きこもりや事業失敗という壮絶な過去があった。本投稿では社内、生徒から絶大な信頼を寄せられている彼が歩んできた経歴、教育に対する想い、そして今後の展望を紹介する。
挫折の連続だった学生時代
熊本県で生まれた上萬は、一般的なごく普通の家庭で育った。高校時代は哲学に関心を持ち、3年生で部活を引退してからは遅れを取り戻すべく、必死に勉強に取り組んだという。
上萬「成績が伸びず家出をしたり、ストレスで倒れることもありました。結局受験はうまくいかず浪人をしたのですが、成績が上がらなかった上に、親からは九州の国公立しか認めないと言われていて、、何のために勉強しているかわからなくなった時期もありましたね。」
どうしても東京で可能性を試したかった上萬は両親を必死に説得。浪人中の費用はアルバイトで賄うことを条件に、これまでの勉強方法を全て見直した結果、無事早稲田大学に合格。
やっとの思いで入学した大学だが、現実は絶望の連続だった。
上萬「僕はもともと勉強ができる方ではなかったので、死に物狂いで受験勉強をして入学しました。でも、東京では当たり前のように受験を乗り越えて入学してきた人ばかりで。成り上がったつもりが、東京では自分が底辺にいる感覚に陥ってしまいました。その後様々なトラブルなどもあり、半ば引きこもりのような生活を1年半ほど続けていました。」
想像と違う現実に絶望し「死にたい」とすら思っていた上萬だったが、ある日突然教育業界へ足を踏み入れることとなる。
上萬「浪人時代に出会った友人が働いている塾で、アルバイトをしてみないかと誘われたんです。」
誘われるがままに塾でのアルバイトを経て、とんとん拍子に家庭教師事業の立ち上げも経験。軌道に乗りうまくいくかと思ったのも束の間。友人と事業に対する思想が合わないばかりか、利益も出ず失敗。上萬は再び挫折を経験することになる。
クルイトとの出会い
友人との事業立ち上げも失敗に終わり、上萬は一体自分の何が原因だったのかを探った。
上萬「結果を出せないやつは努力のできないダメなやつだと思っていました。人を上下で見ていたし、大学もネームブランドに乗っかっていたところがあって。とにかく捻じ曲がった思想を持っていたんですよね。でも、どんな人も挑戦をする限り失敗をする。大切なのは、自分を信じて挑戦し、失敗しても立ち上がることであると思い直しました。」
度重なる挫折を機に一度足を止め、自分と向き合った上萬は社会のことを何も知らない自分自身に絶望した。社会を知るには一度社会人として働くことが近道と考えた上萬は、Wantedlyへ登録した。
これがクルイトとの出会いのきっかけとなった。
就職先を決める期間は一週間と定め動き出した上萬は、登録後数社からスカウトをもらった。
選考に進むにあたり、クルイトを選んだ理由は一体何だったのだろうか。
上萬「僕が歩んできた過去は決して人に褒められるようなものではないので、隠しておこうと思っていたんです。でも大濵さんにはすべて話しても良いなと思ったし、自然と話したくなったんですよね。このボスの元であれば、という直感でした。」
クルイトの代表大濵の人柄に惹かれ、すぐに入社を決めたという。
入社後は予備校事業部のメンバーとしてFCで運営している校舎へ配属となり、生徒の学習ペースの確認や質問対応などの業務にあたった。講師や生徒に舐められてはいけない、結果を出さなければいけないという思いで日々の業務をこなしていたという上萬は、ある日講師からこんな言葉をかけられる。
上萬「上萬さんって、講師の顔や仕事を潰してますよねと言われたんです。ものすごくショックでしたね。でも今思い返せば自己満足の為に仕事をしていて。本来ならば自分ではなく校舎にベクトルを向けて、校舎全体が良くなるようにしなければならかったのに自分の気持ち優先で仕事を遂行していました。」と振り返る。
クルイト入社後も一筋縄とはいかず何度も壁にぶつかった上萬。
その度に、いつも何が原因だったのか自分の課題を探り、真摯に受け止めることで前に進んできた。
上萬の立場もメンバーからリーダー、マネージャーへと着実にステップアップしていったが、決して現状に満足することはない。
上萬「マネージャーになった今でも、課題はたくさんあります。前任のやり方を踏襲しようと試みたのですが、全くうまくいかなくて。とにかく自分を客観視して、事業およびメンバー、会社の成長のために何ができるかを明確にすることに注力しました。自己分析ツールを使ったり、同僚に自分の長所と短所を聞いたりして、少しずつ自分ができること、苦手なことなどの特性を知れたのも本当に最近の話です。」
立場が変わろうとも自分の課題を探し改善していける環境がそこにはあるという。
上萬「クルイトはとにかく人の良さに尽きますね。なにか悪いことが起こっても自分の責任だと捉えられる仲間が多いんです。それぞれが一生懸命なのが分かっているから、うまくいかないのは自分のせいだと思えるんです。」
クルイトで働く仲間の魅力について上萬はこう語る。
「皆さん葛藤する力を持っているんですよね。人間って弱いので油断すれば誰かのせいにしたくなってしまうと思うんです。でもクルイトの仲間には自分で改善できるところはなかったかな?と自らの落ち度を考えられる力を持っている人が多い。あとは単純に自分にないものを持ってる人が多くいるというところですね。変な趣味を持ってる人も多いので割と人間って変だよねと思えるところも僕は好きですね。」
そんなクルイトという環境で、上萬自身大きく成長できたことがあるという。
上萬「数値をもとに判断ができるようになりました。お金とビジョンのどちらも大事にしながら決断するよう心がけていますね。また人にどうすればうまく伝わって行動まで導けるか?という力はマネジメントをする上で非常に大事だと思っているので、言語化能力は意識して鍛えるようにしています。」
今後の展望と教育への想い
自らを教育者として成長させてくれたクルイトに対し、上萬は熱い想いと新たな展望を抱いていた。
上萬「イケてる大人の集合体になりたいとずっと思っています。教育というものに携わっていると、どうしても強い立場になりがちじゃないですか。社会のことをあまり深く知らないのにも関わらず、目下の子に対して偉そうに振る舞うことなんか教育者としてあるまじき姿だと思っているんです。『子どもたちが憧れて、この人から話を聴きたいから教育を受ける』という図式がベストだと思っています。また、自身の市場価値を高めつつも、新しい価値観を業界や社会に提示できる人間や組織にしていきたいですね。」
また、仲間への想いについてはこう語る。
上萬「仲間に対しては、全員事業責任者になってほしいと思っています。自分のビジョンを達成してほしい。その分だけ、クルイトが目指している社会問題の解決に繋がるんじゃないかなって。そのために仕事を自分で解釈しながらスキルを磨いて、まずは既存事業で結果を出してほしいと思いますね。」
クルイトや仲間に対する熱い想いを持つ上萬だが、彼の教育に対する想いは意外なものであった。
上萬「クルイトに入社する前から、特別教育に何か想いがあったというわけではありませんでした。大学は教育学部でしたが、国公立を目指す過程で地理を勉強していたので、地理で受験ができる大学を選んだというだけでした。哲学を学びたかったので、仕方なくというのが正直なところです。」
むしろ、教育に対して否定的なイメージを持っていたほどだったと上萬は続ける。
上萬「教育という言葉がこの世の中でトップ3に入るくらい嫌いで。なんだか押し付けがましさや窮屈さを勝手ながら感じていました。これまでお世話になった先生方もいらっしゃるのですが、「教育」という言葉や図式自体はどうしても好きになれませんでした。人になにかを教えられるほど人間偉くないのでは?と思っていましたね。」
しかし、教育者としてクルイトで働いていくうちにその概念は良い意味で壊されていく。
上萬「これまで完成した人間じゃないと人になにかを教えてはいけないという考えを持っていましたが、それは絶対に無理でした。むしろ僕たちが生徒から教えられることも多く、偉い人が何かを教えるという図式だけではないと気付き始めたんです。教育とは先生が一方的に教えるものではなく先生と生徒が相互に作用しあうものなんだなと思うようになりました。それこそが教育のあるべき姿なんじゃないかなと。」
しかし現在も教育という言葉が嫌いという上萬が教育業界にとどまる最大の理由。
それは教育業界という特殊な世界の面白さにハマっているからであった。
上萬「自分自身が葛藤することが自分以外の人のためになるなんて、一番おもしろい業界だなと。普通だと、スキルや価値を提供してサービスになりますけど、教育はその人自身が葛藤、成長するプロセス自体もサービスになっている。スキルだけでなく、生き方や経験も問われているようで気に入っているんです。」
自分と向き合うことから逃げない
2年に渡る浪人時代、引きこもった大学生活、立ち上げ事業支援の失敗。
そしてクルイト入社後も何度も困難に直面した上萬だが、その度に彼はいつも自分と向き合ってきた。転んでも自分の改善点を探してまた前を向き、トップクラスの成績を誇る予備校を作り上げるまでに成長した。そんな彼だからこそ昔の自分と同じ境遇にいる方や現在仕事を探している方に伝えたい想いがあるという。
上萬「現在マネージャーをしていますが、沢山失敗をする中で、少しずつ成長してこれたと思っています。もし現状を変えたいな、という想いのある方はまずは一緒に話をするだけでも全然良いと思うんです。ベンチャーは、解釈の幅が広いところがすごく良いところだと思っていて、成長する意欲や自分のやりたいことがある方は自分の姿勢や目的ひとつで自身の糧になる業務がたくさんあると思います。僕は是非、自分にないものを持っている方や自分自身と向き合ったり、葛藤することから逃げない方と一緒に働いてみたいなと思っています。」
多くの挫折を経験し、その度に自分と向き合い、葛藤と成長を繰り返してきた上萬。
彼はこれからもクルイトの仲間と共に熱い想いを持ちながら、理想の教育の実現に向け突き進んでいく。