堀江 あゆみさん(システムインテグレーション事業部/2019年入社)
異例のキャリアチェンジによって、人生がより楽しく豊かになったというエピソードは珍しくありません。2019年入社の堀江さんもその一人。保育の現場から一転。エンジニアという職種を次なる成長のステージに選んだ彼女に、当時の心境をうかがいました。
「このままの自分で満足?」 順風満帆だった日々に芽生えた疑問。
――保育士からエンジニアって、なかなか思い切った決断でしたよね?
確かに今思えばそうですよね(笑)。もともと保育士を目指したのは、将来を見据えて手に職をつけたいという考えがあったからです。そんな自分が保育園で4年ほど働き、ある程度責任あるポジションも任せていただいて、このままこの道でキャリアを積んでいくだろうなと思っていました。
――順調にキャリアアップしていた堀江さんが、あえて別の道を考えた理由って、何だったんでしょうか?
自分が担当した子どもたちが無事に卒園を迎え、巣立って行く姿を見たときに、一つの区切りみたいなものを感じたんですよね。あとはそれ以上に、危機感があって・・・。保護者の方へのお便りは書いてきたけど、ビジネスメールを送った経験はない。この先保育士として働けなくなったときのことを考えたら、もっと広く社会を知った方がいいと思ったのが、転職を考えたきっかけでした。
――なるほど。新しい自分の可能性を広げるための一歩だったというわけですね!
ただ、その時点ではエンジニアに絞っていたわけではなくて、金融業界は専門的すぎるし、不動産はハードそうだし・・・と勝手な想像を膨らませながら、何となく色んな業界を見ていました。ちょうどその頃、学生時代に授業でHTMLをいじってWEBページを制作したことを思い出して、ちょっとやってみようかなって思ったんです。といっても転職目的ではなくて、あくまでも趣味として動き出して、やってみたら思いの他、面白かった。これを仕事にできるならいいかも!と思って、本腰を入れて転職活動を始めました。
“から揚げ”が紡いだ縁は、保育士とエンジニアを繋ぐ、運命の糸だった。
――そこで、ようやくCLOCK・ITの存在を知ったんですね。
から揚げ?鳥丸(グループ会社のCLOCK・ONが運営するからあげ屋さん)って何!?・・・という興味から
HPを見てみたら「夢を叶える」とか「やりたいことができる」というメッセージがあって、経験がない自分でも、チャレンジできそうだなと思って応募したんです。
ただ、エンジニアの仕事自体はよくわかっていなかったですし、自信を持って語れる目標や夢があったわけもありません。ただ漠然とお客様の顔が直接見えて、仕事の成果がダイレクトにわかったらいいなと思っていたので、そういった環境で働きたいという要望だけは、面接で伝えました。
――そんな堀江さんの心を動かしたのが、CLOCK・ITの自社サービスである「ママココ」の存在。保育士としての経験を活かしてほしいという言葉に、運命を感じたとか?
そうなんですよ。未経験で勉強しながら働けそうな会社は他にもあるかもしれませんが、自分の経験に期待してくれることが嬉しくて、即転職を決意しました。社内に子育て中のママさんや保育士やベビーシッターの経験のある社員がいなかったので、自分の強みを発揮できるのではと思いました。
未経験入社から、いつの間にかサイトの成長を支える立場に。
――とはいえ、未経験からの転職ですよね。最初は不安だったのでは?
なんせ実務経験ゼロでしたから・・・。ただ、入社前にエンジニアさんたちが集う定例の懇親会に参加させてもらったときに、皆さん温かく接してくれて、何となくやっていけそうな気がしました。CLOCK・ITは決まった研修はなくて、ほぼOJT。「フリーベース」のリンク集をつくることが、最初の仕事でした。初めて聞く用語ばかりだったので、自分で調べてみて“こういうことかな?”と想像してとりあえず進めてみて、デザイナーさんにフィードバックをもらって・・・。一つひとつできることが増えていくのが嬉しかったですね。今は「ママココ」のサイトのコーディングや問い合わせ対応を任されていますが、社長と直接話す機会も多いので何でも伝えています。もともと、自分の経験を評価していただいて転職した経緯もあるので、前職で培った経験やノウハウは、余すことなく「ママココ」に注ぐつもりです。
――経営陣や「ママココ」のメンバーからの期待を一心に背負う堀江さん。今後の目標は何でしょうか?
今はサイトのコーディングをメインに担当していますが、フロントサイドやディレクターのポジションにも挑戦したいです。また、前職の人脈を生かして、自分と同じように保育士やベビーシッター経験のある知り合いがCLOCK・ITにジョインできるよう、パイプ役になりたいですね。チームに新しい仲間が増えれば、登録者の方々への対応やサイトの中身も、もっと工夫できるし、ユーザビリティ向上につながると思います。ベビーシッターのマッチングサービスの中でも「ママココ」が頭ひとつ抜け出せるように、サービスの成長にも貢献していきたいですね。
これが私が選んだ道。「どうにかなる!」の精神で、突き進みたい。
――未経験入社から半年とは思えないほど、高い視点で仕事に取り組む堀江さん。転職という選択は間違っていなかったようですね。
もう、毎日HAPPYです!仕事中にコンビニに行ける自由さもあるし(笑)、皆で遠慮なく意見を出し合うフランクな時間も心地いい。何か今日は疲れたなって思っても、もっと勉強して成長したいと思えるタフさに、我ながら驚いています。保育士としてキャリアを積むこともできたけど、その経験がこうして別のフィールドで役立つなんて、昔は想像できませんでした。新しい世界を見せてくれるCLOCK・ITには、感謝しかありません。
――イキイキと話す堀江さんの姿は、未経験からの転職を考えている方にとって間違いなく励みになるのではないでしょうか。
未経験でも何とかなるし、やればどうにかなる!とお伝えしたいです。どうにかなるようにフォローしてくれる優しい方々ばかりなので、思い立ったが吉日!まずは応募してから考えるのも悪くないと思います。同じく未経験入社の私が言うんだから、説得力ありますよね(笑)