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Python Conference in the US 2019に参加しました!

どうも、データAI部所属エンジニアの平田 (@JesseTetsuya))です。

GW中にアメリカ・オハイオ州クリーブランドで行われたPython Conference in the US 2019 (2019年5月1日(水) - 2019年5月9日(木))に参加してきました。

Python Conference (PyConは、世界中で開催されており、PyCon JPEuroPythonPyCon APACPyCascade (シアトル州のPyCon)など各国々や各州でのPyConが実際には行われています。今回、私が参加したのは、世界中にある数々のPyConの中でも世界最大規模のPyConになります。今回は約3,200人もの人が参加したと言われています。(ちなみにPyCon JPの参加者は、1,000人いかないぐらいです。)

当記事では、参加レポートという形で以下に概要をまとめていきたいと思います。各セッション内容に関しては、すでにYoutubeに動画がアップロードされているのでこちらをご参照ください。また、平田はLTにも参加してきたのでその経験も最後に添えてまとめていきたいと思います。

開催地のオハイオ州クリーブランドはどんなところ?



場所は、上記画像からわかるように東海岸よりに位置しています。私が今まで訪れきた州の中では、カリフォルニアやニューヨークと比べると比較的穏やかな町でカンザス州の次に田舎町という印象でした。私は、成田空港からシカゴ経由でクリーブランド・ホプキンス国際空港に到着しました。そこからLyft (Uberの競合)で会場のHuntington Convention Centerへと行きました。

以下が、会場になります。


受付会場。


ポスターセッションやジョブフェアなどが行われていた場所。


各セッションが行われる部屋の出入り口(一部)。


キーノートやライトニングトークが行われたメイン会場。

一番印象に残ったPyCon USの取り組みは、多様性への配慮

まず、1つ目に自分のアイデンティティのある人称代名詞の主張をするバッチが用意されている点です。



トランスジェンダーの人々の中には、ほんのちょっと前までの英語には存在しなかった gender neutral pronouns(中性代名詞)を使って欲しい方々がおり、そういった方々への配慮もあります。

女性エンジニアの少ない中、PyLadiesという女性Pythonistaのための国際的なコミュニティがあります。PyLadiesでは、コミュニティでの活動を通じてPythonを学ぶ女性仲間をつなげ、お互いに協力し合い、Pythonについてもっと知識を深めていくという活動があります。

その活動を支援するオークションが実施されました。各品目がオークション形式により購買され、そのお金が活動資金になるというイベントです。以下、オークションの様子。



こんなものもオークションで売られています。


このオークションでは、合計$41,000ものお金があつまったそうです。


次に多様性という点において二日目のキーノートの内容がとても印象に残るものでした。

Shadeed "Sha" Wallace-StepterさんとJessica McKellarさんによるキーノートです。



Shadeed "Sha" Wallace-Stepterさんは、若いときにストリートでドラッグディーラーとして活動してる中、あるトラブルをおこし、27年の懲役を言い渡され、サンフランシスコの San Quentin State Prisonという場所に収容されました。その収容所では、Prison University Projectというものがあり、4年制の教育機関への単位互換が行える授業をとることができるプログラムが適用されていました。

そのプログラムに参加した彼はA.A. Degree in San Quentinの取得を目指す中でThe Last Mile というジョブトレーニングプログラムのJessica McKellarが作成したPython教材と出会い、更生していきました。という話で、そのあとにJessica McKellarが行っている活動内容に関するトークという内容でした。



より具体的な内容は動画で見ていた頂きたいですが、なんとこのキーノートだけ手違いにより上手く録画されていなかったようで、現在、再度録音をし直しているようです。

上記以外にもよりセンシティブなお話も含まれており、こういった内容をPycon のキーノートに選ぶという運営側の意思決定に多様性を重視する姿勢を感じました。

ライトニングトークに参加

一言で言うと登壇前までは、とても緊張しました。24人中10人ほどがPyCon運営者によって選ばれ、5分間の発表時間を頂けます。英語を話すことに関しては、心配はなかったのですがこんなにも大人数でこんなにも広い場所でお話するのは人生初めてでした。話した内容は、以下のURLの動画の32分30秒頃から僕が話しています。




また、Pythonを作ったGuidoさんにも「君のトーク聞いていたよ、よかったね」と言って頂いたり、多くの人に顔と名前を覚えてもらえ話かけてもらえました。あたふたしていたので、Guidoさんとの写真は、目をつぶってしまいました...



各セッションは、有益なものだったのはもちろんのこと、セッション以外のイベントや世界中から集まってきたPythonista達との交流ができ、よくある勉強会とはまた違った楽しみ方ができました。上記以外にもPycon 運営上層部のEwa Jodlowskaさんにお会いしてお話できたり、JetBrainの社員さんにPycharmのブレイクポイントの動きの内部を説明して頂いたりと日本では関われないような方たちとお話しできるいい機会になりました。

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