こんにちは!認定NPO法人CLACK採用担当の川口です。
CLACKメンバーの想いやジョインのきっかけが分かる【社員インタビュー|Why CLACK編】、今回は豊田さんにお話しを伺いました!
新聞社の営業として20年勤務していた豊田さんがCLACKを選んだ理由とは・・?
ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
<プロフィール>
豊田 周平(とよた しゅうへい) / 山口県出身
大学卒業後、神戸新聞社へ入社。営業部門で販売、媒体営業に従事。地域メディアの視点から社会課題を軸にした地域連携事業に取り組み、支援領域では地元自治体とともに困窮世帯向けの食支援事業を立ち上げる。入社20年を機にCLACKへ転職、企業・パートナー連携を担当。
社会と繋がる仕事として選んだ新聞社。携わったプロジェクトで「関わる人みんなが喜ぶ営業」を経験したことが転機に
ーー豊田さんの経歴、CLACKに入社したきっかけや想いを教えてください。
学生時代は先生になろうと思って教育大学に進学しました。就活の時期になり、 みんなが先生になるために頑張っている中で、もしかして学校教育の世界はすごく閉ざされた世界なんじゃないか、という勝手な偏見を持っていて、違う業界に行きたいなと思うようになりました。安易な考えもありますが、社会と繋がる仕事がしたいという思いがあったので、 マスコミ関係の仕事に興味を持ち、結果的に神戸新聞社に入社しました。
記者ではなく、基本的に営業部門で、紙の新聞の販売や、広告営業に関わる仕事をしていました。
そこから40歳を目前とした時に、自分が活躍できる年数とか元気に働ける年数を意識するようになり、 今の会社にずっといるのかどうかなども少し考え始めるようになったんです。その時、元々教員を目指してたということもあり、教育の分野もしくは今までやってきた営業に関わるところで、次のチャレンジしてもいいんじゃないかと思い、キャリアや転職を考え始めました。
ここからCLACKにつながる部分でもあるのですが、紙の新聞や新聞広告の売れ行きが下がっていく中で、新聞社としても新しいビジネスを色々と立ち上げたりしていました。その中で、コロナ禍に、地元の自治体が生活困窮世帯に対して家庭に食品を届けるという事業を実施することになり、新聞社が持っている輸送手段を活用して一緒に取り組むことになりました。
食品企業から食品の寄付を集め、新聞社の倉庫に大量に保管、そこから市内のNPOに毎週食品を届ける。そしてNPOが対象の家庭にお渡しするというような事業です。私もそのプロジェクトに参加することになりました。
今までは、いわゆる普通の営業で、クライアントに喜んでもらう対価としてお金をいただく仕事をしてたんですけど、その事業では受益者は、生活困窮世帯の方々であって、困ってる方々からお金をいただかなくても、それぞれの企業や団体、自治体が持ってるリソースで解決できる仕組みに携わった時に、関わる人みんなが喜ぶ営業があるんだなと感じたんです。
食品を提供してる企業、地元の自治体、間に入ってるNPO団体、そしてもちろん受益者である対象の家庭の方々も喜んでいて、こういった仕事を続けていくのは面白いかもと思ったのが、NPOや社会貢献に関わる分野に興味を持ったきっかけです。
ちなみに、その事業は今も続いていて、毎週1,000世帯ぐらいに食品を配っています。良い取り組みとして後輩に引き継ぐことができ、多様なステークホルダーとも良い関係が作れた結果今も続いているので、そういった仕事ができたことも、社会貢献につながる営業って面白いなって思うようになりました。
ーーなるほど、その時の経験が今のキャリアの選択に繋がっているんですね。CLACKとの出会いや知った時の印象はどうでしたか?
転職活動をしていく中で、社会貢献や教育領域の事業に目が行くようになり、Wantedlyを見ている時にCLACKをたまたま見つけたのが最初です。見つけた時は、前向きで楽しそうな組織だなという印象で、とりあえず話を聞いてみようくらいの感じでした。
Wantedly経由でご連絡したところ、平井さん(理事長)とオンラインで話す機会をいただいたのですが、その当時はまだ辞めるか辞めないかをずっと迷っていたのですぐに答えは出せずにいました。それから半年ぐらい期間が空いてしまったのですが、「現場の見学に来ませんか?」と連絡をもらい、一度は見学に行きたいと思っていたので見学に行かせていただきました。
その間も少しずつ興味のあるところの話を聞いたり、転職サイトも使って動いたりしていたのですが、CLACKは、自分の経験が活かせる営業と、関心を持っている教育や社会貢献に関われることが魅力的だったことと、CLACKのアプローチとして、デジタルを手段にしてるという支援の仕方の面白さがこれまで関わったことがない分野だったので、自分自身の幅も広がると思いました。
あとは、転職するなら同業など近しいところには行きたくない思いもあったんですよね。結局、やってることが一緒なので、その当時と同じような問題にぶつかったり、先が見えている気がしたので、違う業態や自分の幅を広げられる領域がいいなと思っていました。
パートナー企業とのコミュニケーションを円滑にし、中高生に届ける
ーー 次は今の仕事や役割について教えてください!
役割としては、CLACKを支援してくださったり、一緒に取り組んでいるパートナー企業との連携の窓口を担当しています。
CLACKの場合は、比較的法人からの寄付が多くなっているのですが、企業側は自分たちの事業と近しい領域で支援ができたらという考えも多く、IT企業のご担当者などからご相談をいただいています。
ありがたいことにご相談が増えつつある中で、企業側のリソースや色々な思いがあるので、やりとりを円滑にし、しっかりCLACKを通じて現場に、そして受益者である中高生まで届くような仕組みを作るために日々コミュニケーションを取っています。
ーーやはり企業からすると、支援はしたいけどどう関わって良いのかわからなかったりすると思うので、豊田さんのような方が企業とCLACKとの間の窓口として、潤滑油となっていますよね。
そうありたいですね。あくまでもCLACKとしての事業や根幹があってこその支援だと思っているので、パートナー企業のリクエストとCLACKが大事にしていることの双方のバランスは意識しています。
何かサービスを売ってるわけでもないので、企業と話をする時にお互い向き合って、何かを提供したり・提供してもらったりというコミュニケーションする場合と、目線を中高生に向けてお互い同じ方向を向くような、中高生の未来を一緒に考えるようなコミュニケーションをする場面によって、色々考えながら、それが本当に中高生のためになるのか、企業の目的に寄りすぎてしまっていないかなど、常に意識はしています。
ーーありがとうございます。豊田さんが今のパートナー連携担当をしていて楽しいことややりがいを感じていることは何ですか?
自分たちに何ができるのか、どういうことで社会に貢献できるのかを真剣に考えてらっしゃる企業に対して、しっかりとCLACKの事業を説明して、「例えばこういうことだったら御社にとっても事業になったり、貢献ができるではないか」などと、提案している時が1番楽しいですね。
転職の理由にも繋がりますが、企業のためにもなっていて、CLACKの事業のためにもなっている=(イコール)“中高生のためにもなる” ことをやれているというのが、NPOにおける営業担当のやりがいや面白さなのではないかと思います。
自社の商品を売って利益を出すのももちろんいい仕事ではあるけれども、何か一緒に取り組めるように共創のご提案をして、それに対して共感いただいたりすることで、CLACKのパートナーになっていただいける企業が増えると嬉しいですし、やりがいを感じます。
ーーパートナー連携を推進する仲間としては、どんな人が合いそうでしょうか?
営業とはいえ、何かの商品やサービスを売っているわけではないので、コミュニケーションを大切に、関係作りをしながら物事を前に進めていきたい、とチャレンジしてくれる人がいいのではないかと思います。
1対1ではなく、パートナー企業の担当者であったり、CLACK内部の事業部メンバーなどステックホルダーが多いので、その中で多くの人を巻き込んで、調整することが求められます。
時には、自らが引っ張って前に行く時もあれば、他のステークホルダーに前に出てもらいつつ、後ろからサポートする時もある。タイミングをみながら状況に応じて流れに任せる時もあるので、そういうことが苦じゃない人がいいと思います。柔軟に、臨機応変に動くことが苦手ではない人ですかね。
人によっては、コントロールが効かないことなどを苦に感じることもあると思うので。
一方で、振り回されるだけになってはいけないので、その中でも自分が中高生に対してでもいいですし、教育やITという分野でもいいと思うので、1つでも何か想いがあるといいかもしれません。
「ITに関する幅を広げていきたい」「中高生における教育を変えることに携わりたい」などでもいいと思います。もしくは「社会貢献の空気をもっと企業側の中でも作っていきたい」など何か1つでも思いを持っている方と働けると嬉しいですね。
多くの人が関われる場所を作り、「CLACKに関わって良かった」と思ってもらえる形を広げていきたい
ーー最後に、豊田さんの今後の目標をぜひ教えてください!
NPOに関心をもち、CLACKに入ろうと思ったきっかけの1つでもありますが、寄付者やパートナー企業、受益者、CLACKのメンバー、関わる人全員が笑顔になるような仕事をしていきたいです。
また、より関わる人たちが増えていくといいなと日々思いながら活動しているので、CLACKの事業の中で、色々な人が関われる場所を作っていきたいですね。そして、みんなが関わって良かったと思えるような形を今以上に広げていきたいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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