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育児中、100%リモートワークの職場に転職した話

PRアシスタントとしてキャッチボールで働き始めてから1年が経ちます。それ以前は、新卒で入社した金融機関で11年間働いていました。

私生活では、3人(0歳・3歳・7歳)の子育て中です。

こちらでは、「仕事と育児の両立について」を自分なりに振り返り、「キャッチボールでの働き方、求められる姿勢」「フルリモートワークのメリット・デメリット」を感じたままに書いてみました。育児中の就職・転職を迷っている方や、100%リモートワークの職場に興味がある方の参考になれば、嬉しいです。

仕事と育児の両立について

ー仕事と家庭のバランスは、永遠のテーマ

外で働くということはせずに、子育てに集中するケースがあっていいと思います。しかし、私は子育てしながら働く選択をしました。

仕事で学ぶことは多く、格好良くも悪くも働く親の姿を子供に見せられたらいいな、という思いがあります。そして、子育てを通して学ぶこともまた、仕事に生かせたら、という思いもあります。

保育園などに預けながら働くということは、金銭的には短期的に見れば+どころか、保育料・外食その他で収支トントン、もしくはマイナスの時もありますが、それ以上に得るものがあると思っています。

転職前の会社は、福利厚生も充実しており、社員も多くサポート体制も整っている職場でした。

それでも当時は、朝8時には出社、夕方18時に子供を保育園に迎えに行き、帰宅する日々を送っていました。愚図る子供、通勤前・帰宅後の家事は想像以上にハードです。

私にとってフルタイムの働き方は荷が重く、当時を振り返ると、綱渡りするくらいの緊張感で日々過ごしていたように思います。時間の余裕が全くなく、精神的にも余裕をなくしていました。常に仕事か家事・育児についてグルグル考えをめぐらせ、それ以外について考える時間がありませんでした。

本当は、仕事と家事・育児それぞれのもう少し周辺とか、あわよくばその他のことについて、知識を増やしたり、計画する時間も持ちたいと思っていました。


      子供が作ったお手伝い券。タダではなかったが、意外とサービスに見合う価格設定。


ー子供の体調不良と、どう付き合うか

また、仕事と育児の両立にあたって、悩みの種となるのが子供の体調不良との付き合い方です。

子供にもよりますが、集団生活が始まると、片っ端から様々な病気にかかる、通称「保育園デビューの洗礼」が待っています。溶連菌・ヘルパンギーナ・・その他もろもろ、我が家の姉妹もしっかり洗礼を受けました。

そんな中、以前の職場も、子供の体調不良に対する理解は十分な環境でした。しかし、症状が完全に無くなるまで仕事を休む、というわけにも行きません。そんな時は通常の保育園にはいかず、病気や病後のに通う病児保育を利用していましたが、1週間は当たり前で、姉妹が交代に風邪をひき1か月近くお世話になる、なんていうこともざらにありました。

休日は遊びに行かずできるだけ休む、平日も早く寝る、など体調管理には気を付けていましたが、それも限界があったように思います。

私や子供達にとっては、今の働き方がもう限界なのかもしれない、と転職を考え始めるようになりました。

ーキャッチボールに応募したきっかけ

私自身の転職活動にあたり、まずはかねてから興味のあった「フルリモート」を条件に仕事を探しました。何か新しいことにチャレンジしたい、という他は業務内容にこだわりはありませんでした。しかし、大抵フルリモート可としている会社は、コレという資格やスキル、もしくは実務経験が必須なことが多く、銀行のバックオフィス業務一筋だった私にとっては大きなハンデとなっていました。

そんな中、キャッチボールの求人情報が目に止まりました。

【経験よりも、こんな方を求めています】
・仕事に対する意欲がある、真面目で責任感がある。
・しっかりしている、落ち着いている。
・メール等のやりとりが安定して、上手い、気持ち良い。
・柔軟に、新しいことに取り組むのが好き。保守的過ぎず、挑戦欲がある。

スキルや経験にこだわらず、可能性だけにかけて、間口広く構えているキャッチボールにとても心を動かされました。

また、次のメッセージも背中を後押ししてくれるものでした。

▶お子さんの急な体調不良による早退・お休み、学校行事でのお休み取得可能


ーそして、キャッチボールに入社してから

今では、仕事の時間を5~6時間程にセーブしていて、さらに通勤時間はゼロのため、ある程度の余裕をもって働くことが出来ています。かといって、業務自体は責任あるものですし、子供も小さいため、余裕綽綽というわけではありません。「綱渡り」から、「平均台渡り」くらいになりました。

この「平均台渡り」くらいが、新しいことにチャレンジしてみたい方にとっては、理想的なバランスなのではないでしょうか。

また、お互い無理をしてまで、私生活の何かを犠牲に追い込んでまで、というカルチャーはキャッチボールにはありません。子供が急遽体調不良になった際も、スケジュールを見て短時間勤務にしたり、休みにしたりさせてもらっています。反対に、人や状況によって仕事を休むこと自体がストレスになるなら、子供を病児保育に預けて働く、ということでも良いかもしれません。

どちらでも、その都度で選べるのは大きいことだと思います。

今は新型コロナウィルス禍でセーブされていますが、子供の通う保育園や学校行事もたくさんあるため、それに合わせて柔軟な働き方ができるのも、良かったと思っています。


   金曜日、保育園や学校から持ち帰るグッズ。リモートワークだと自分の荷物ないのがうれしい。

キャッチボールでの働き方、求められる姿勢

この1年間に学んだこと(思い知ったこと)は数知れず沢山ですが、前職との違いで特に大きいと思ったことは、「失敗から学ぶ」カルチャーです。

どんな仕事にも、失敗はつきものですし、そこから学ぶことは必要です。

しかし、私がキャッチボールでひしひしと感じていることは、小さいことでもチャレンジしに行き、失敗して経験を重ねる姿勢が意識して求められる、ということです。

失敗しないように、間違えないように、後で困らないように、と念じながら端を歩くタイプだった私にとって、正直恐ろしいと感じる所もありましたが、その姿勢が無理をしないカルチャーの一つなんだと思っています。

ケアレスミスをするなら、仕組みや段取りに改善の余地がある。
失敗したら、他のルートが見えてくる。
なんだか、仕事以外にも言えることのようにも思えます。

勿論、ミスは出来るだけしたくないですが。

フルリモートのメリット・デメリット

すでに他のメンバーも書いているテーマなので、まだ出ていないことを書きます。

◎メリット1 普段の子供の生活圏の状況が分かる

以前は、日中職場に通勤していたため、近所の知り合いに会うことも少なく、子供が日中活動する学校や保育園の状況がわかりませんでした。しかし最近は、朝9時と夕方16時に子供の送迎のために、近所を出歩くようになったため、近所の顔見知りが増え、日中の家の近くの状況が分かるようになりました。

台風の時など、急にお迎えが必要になることもあります。災害時などもそうですが、何かあった時のために子供の生活圏内に居るということは、少し安心します。

◎メリット2 会社用の服を用意しなくてもいい

出勤用の小綺麗な洋服(ブラウス、アンサンブル、靴、スーツ等)を用意する必要がなくなり、服飾費が浮きます。小綺麗な洋服を沢山持ちたい!という方にとってはメリットではないかもしれませんが。

自分が本当に着たい服にお金がかけられる点はいいと思います。(休みの日にブラウスとか着ない・・)

▲デメリット1 同僚との会話ができない?

基本的にはチャットワークがコミュニケーションの中心であり、オフラインに比べると、ちょっとした会話ができない、他メンバーの様子を見ることができないというのはあるかもしれません。

しかし、「ちょっとで済むけど、必要な話」であれば勿論話すべきですし、「直接業務に関係ないけど、ちょっと言いたいこと」「他愛もない話」ということであれば、それがゼロということはなく、ミーティングなど直接話すタイミングでちらほら話すこともあります。

他メンバーの様子が見えないのも、慣れないうちは寂しく感じるかもしれませんが、仕事を通してメンバーの雰囲気は見えてくるものです。リモートながら、身近に感じることは多々あります。

▲デメリット2 ランチ探し、昼休みついでの買い物にいけない

あと、職場の近くのお手頃で美味しいランチを探す、等もできません。しかし、PCとネット環境があれば、どこだって仕事が出来てしまうのは、それに勝る魅力かと思います。あ、でも、昼休みに子連れではなく自分ひとりで買い物に行けたのは少し良かったかな~、と思います。

まとめ

いろいろ書きましたが、キャッチボールに入社してから、仕事そのものに向き合うことが出来ていると感じます。
それは、子供や家庭との時間、心身の健康に十分気を配ることができ、仕事においては無意味な遠慮とか、フルタイムで働けないことで自身を卑下するといった必要が全くないからだと思います。
また、様々なバックグラウンドをもった方と、一緒に共同して仕事ができるのはとても新鮮です。

もし、このストーリーを読んで少しでも共感して頂ける方がいたら、是非ご一緒しませんか?

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