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【CS interview #06】素材研究職から医療ITベンチャーのエンジニアに転身した北川が感じたキャンサースキャンの組織カルチャーと働きやすさ

今回は、未経験からエンジニアとして入社し、データ分析基盤の開発を担っている北川にインタビューしました。

◆プロフィール◆
新卒で大手素材メーカーに入社し、銅合金の研究開発に携わる。2018年にエンジニア未経験ながらキャンサースキャンに転職。現在は京都に移住して、フルリモート勤務で仕事と子育てとの両立を実践中。

(※顔出しは恥ずかしい...という本人の意向を受け、マスク着用時の写真を使用しています。)


キャンサースキャンに入社するまでどのようなことをされていたのですか。

新卒で入社したのは銅を中心に非鉄金属製品の製造・販売をおこなう素材メーカーです。そこでは、主に銅合金について研究していました。

素材の研究職と医療ITベンチャーのエンジニアでは業種も役割も大きく異なると思いますが、どのようなきっかけで入社したんですか。

若いうちから、より裁量を持って働きたいと感じていたんです。そこで転職サイトを見ていたなかで見つけたのがキャンサースキャンでした。

最初はスカウトがきっかけだったんですが、一次面接から社長が出てきて。それには驚いたんですが、話してみると非常に熱意を感じました。その熱意は他のメンバーも同様で、「私も社会の役に立つ仕事がしたい」と思わさせられました。

それで異業種ながら仲間入りを決断されたのですね。現在の具体的な業務内容を伺えますか。

エンジニアとして、データ分析基盤の開発を担当しています。

キャンサースキャンでは自治体の持つ予防医療に関するデータの分析が欠かせません。エンジニアでないメンバーでも、数千万レコードという大規模なデータを高速に扱える状態になることを目指しています。

本来、そういったデータの活用にはインフラの整備が欠かせないんです。誰もが膨大なデータへ容易にアクセスし分析できるよう、CSVやExcel、BIツールなどとの連携を可能にしたり、扱うデータの特性上アクセスコントロール(権限管理)などセキュリティ強化にも力を入れています。それがデータ分析基盤の開発ですね。

このようにデータ分析基盤の開発を行うことで、例えば疾患の重症化を予防するために保健指導を行いたいという顧客の要望があったときに、データ分析を行ってリスクの高い人を抽出することで限られたリソースの中で効果的な保健指導を行えるようになります。

一方で、非エンジニアでも簡単に大規模なデータ分析を行えるようにすることと、堅固なセキュリティ体制の構築は両立が難しくもあるため、日々創意工夫が欠かせませんね。

未経験だったということですが、どのようにスキルを身につけていったのですか。

プログラミング自体は大学時代に数値計算など少しは勉強していました。ただ、具体的なプログラミング業務はしたことがなかったので、とにかく手を動かして学んでいきました。私が入社した2018年当時は社員も少なかったですし、独学あるのみでした。

その頃のエンジニア体制は何人だったのですか。

たしか1〜2人でしたね。今ではエンジニアは10名ほどまで増えて、まだまだ強化中です。

入社当時からすれば、かなり規模が拡大していますね。

そうですね。自治体の数に応じて、業務はどんどん増えていっています。仕事がもっと増えても問題ないようなデータ分析基盤を作っていく必要があります。

入社当時は100にも満たない自治体数でしたが、現在は700以上になっています。顧客窓口やサポート業務をおこなうオペレーションのチームは、30人規模から150人規模まで増えましたからね。

かなりのスピード感ですね。エンジニア視点で見ると、キャンサースキャンにはどのような面白さがありますか。

他社ではなかなか扱えない予防医療という特殊なデータにアクセスできることですね。そして、そのデータを用いて人の行動を変えられる可能性があり、社会に役立てることはやりがいだと思います。私のようなエンジニアは間接的な関わり方ですが、顧客数の伸長や受診者数の変化を見るとやはり嬉しいです。

データ分析基盤の観点でも、セキュリティ強化などエンジニアとしての市場価値の向上につながると思っています。

また、自治体との強いコネクションがあり、アカデミアと組んだ提案もできることがキャンサースキャンの強みだと思いますね。

どのようなワークスタイルで働かれていますか。

ここ1年ほどは、京都に住んでフルリモートで働いています。家庭環境の変化にあわせて、柔軟に働き方を選べていますね。

実は今までフルリモートの制度はなかったんです。社内で話し合う中で、フルリモートでも働けるように経営層が調整してくれました。フルリモートとはいえ、メンバーとのコミュニケーションの壁は感じていないです。チームのMTGが午前中にありますが、気軽に発言ができ、笑いも起こって和やかです。

メンバーには私のように異業種からの転職者が多く、音大出身や建設の現場監督出身などさまざまですね。未経験での入社が多いのは、会社のビジョンやミッションに惹かれた人が多いからだと思います。

開発はスクラムで行っており、開発者3人 + プロダクトオーナー1人 + スクラムマスター1人という体制で行っています。

【CS interview #03】データを利活用できる環境構築を通じ、顧客への貢献度を高めたい。データ基盤開発をリードする柳澤がキャンサースキャンで働く理由。 | 株式会社キャンサースキャン
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https://www.wantedly.com/companies/cancerscan2/post_articles/398470


非常に多様なバックボーンを持ったチームなんですね。そんなキャンサースキャン独自の組織カルチャーはありますか。

失敗を恐れない文化がありますね。個々人の意見も大事にしてくれますし、要所要所では全員での議論の場を持つなどもしています。技術選定にあたって、リサーチをして提案したものが採用された経験もあります。裁量があり、任せてもらえますね。

ありがとうございます。今後どんな方に入社してほしいですか。

楽しく働ける人が一番です。素養としては、物事を深く考えられる人、途中で投げ出さずにやり切れる人ですね。

キャンサースキャンはベンチャーなので、これまでは教育体制もまだまだ整っておらず、今のメンバーもそれぞれが独学で身につけていった部分が多いです。でも、業務の属人性は下げようと仕事の割り振りは個々人で気をつけていて、偏らないようにフォローし合っていますね。また、最近ではゲーム会社CTOからキャンサースキャンに転職された工藤琢磨さんの存在もあり、スクラムが導入されたり開発周りの決まりが導入されたりとより働きやすい環境になっていると思います。

具体的な職種はバックエンドエンジニアです。そして、マネジメントができるエンジニアにもぜひ入社してもらいたいですね。

最後に今後の展望について教えてください。

私は技術志向でプレイヤーとしてまだまだやっていきたい気持ちがあります。予防医療という希少なデータを扱える面白さもありますし、今後もこの領域ならではの知見を身につけていきたいですね。

(話し手:北川晴樹、執筆:小林友紀)


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