株式会社CAMI&Co.は、IoT等の先端技術を駆使してDX実現を支援する「日本で唯一のハードウェアがわかるDX・戦略コンサルティングファーム」です。経営戦略支援から市場調査、コンサルティング、ハードウェア・ソフトウェアの開発、システム運用・保守までを一気通貫で行っています。日経BPによると、DXの3種の神器とはAI、IoT、クラウドということですが、弊社は特にIoTが強いです。
2012年創業とまだまだ若い会社ですが、「DXトータルソリューション企業」として、大手企業のDX導入サポートにも注力しています。
今回は弊社CEOの神谷さんにインタビュー。CAMI&Co.を起業した理由、IoT/DX業界に参入した理由、そして何よりCAMI&Co.が成し遂げたい未来について、詳しく伺いました。
開発畑からコンサルティングファームへ
――はじめに、神谷さんの経歴を教えてください。
慶應義塾大学環境情報学部(SFC、國領二郎研究所)を卒業後、同大学院を修了してから、日本ユニシス株式会社総合技術研究所で4年間ロボット・IT・観光を研究しました。新卒2~3年目では1億円規模の自ら提案して採択されたプロジェクト(訪日外国人向け情報観光サービス)の運用経験もあります。
その後アクセンチュアに転職し、戦略部門で2年間実績を積み、IT・経営・ハードウェアの経験から「日本で唯一のハードウェアがわかるDX戦略コンサルティングファーム」株式会社CAMI&Co.を2012年に設立しました。最初の数年間はユカイ工学やオリィ研究所も手伝っていましたが、2015年にはCAMI&Co.一本で取り組んでいます。現在はKDDI∞ラボ社外アドバイザー、都立産業技術研究センターIoT支援委員会委員、企業顧問なども務めています。
――神谷さんがロボットに興味を持ったきっかけを教えてください。
日本ユニシスの観光プロジェクトでユカイ工学の社長とご一緒したときから、本格的に興味を持つようになりました。当時の僕たちは、ロボットはもっと迅速に世の中に展開されるだろうと思っていたんです。作業はすべて自動化されて、街の至る所でロボットを見掛ける時代が来る、ヒト型人工知能も自動運転も当たり前の世界になるだろうと、そう考えていました。しかしその予想を裏切って、2021年になっても世の中のロボット化は進みませんでした。結局ロボットって難しいんですよね。
「DX化=時短」で人々の生活を豊かに
――起業はいつ頃から考えていたのでしょうか。
大学院生の頃には「起業するのが当たり前」だと思っていました。大学、大学院の國領二郎教授の授業がハーバード流のケース・スタディで、自分でビジネスケースを作る機会や、経営者の方々とお話しする機会に恵まれていたんです。そうした環境に身を置いていたので、自分もいずれ経営者になるんだろうなという感覚はずっとありましたね。
――CAMI&Co.社の名前の由来があれば教えてください。
神谷の「CAMI」、McKinsey & CompanyやTiffany&Co.の「&Co.」。「僕と一緒の仲間たち」という意味合いです。南米に留学した際、Kamiyaという苗字はスペイン語で、カミージャ(camilla)と呼ばれていたため、「KAMI」ではなく「CAMI」としました。
――神谷さんが「起業して叶えたいこと」を教えてください。
一番叶えたかったのは「DX化の推進」、そして「時短」です。
人間は死んだら終わりじゃないですか。どれだけお金を持っていても死んだら終わりで、いかに楽しく生きられるか、可処分時間をどれだけ大切にできるかが重要だと思っているんです。人生における無駄をDXやIoTで削減して、浮いた時間は自分のために有効活用してほしい。誰でも簡単に時短できるIoT/DX環境構築サービス「IoT-DX-Kit」をリリースしたのはそんな想いからでした。
コロナ禍でテレワークが推奨されるようになり、都心のサラリーマンは、毎日2時間費やしていた通勤時間がゼロになりました。その2時間があれば、家族と一緒に過ごす時間を増やすことも、自分の娯楽時間に充てることも、副業に使うこともできます。僕自身、出張がテレビ会議に置き換わったことで、家族のために使える時間が増えました。まさに「DX化=時短」で人々の生活が豊かになった事例だと思っています。
生きる上でお金が重要だと思われがちですが、本当は時間のほうが重要なんですよね。死んでもお金は墓場まで持って行けないですし。そして、DX化で時短に繋がれば、全員ハッピーになれる。僕は本気でそう信じています。
「ハードウェアがわかるDX・戦略コンサル」の強み
――CAMI&Co.社はどのような事業を展開している会社ですか?
CAMI&Co.は、日本で唯一「ハードウェアがわかるDX・戦略コンサルファーム」です。
新規ビジネスの立ち上げからマーケティング、運用・保守まで、さまざまなフェーズでIoTを活用したDXを実現しています。事業戦略や新規事業立案から携わり、ハードウェアの設計・プロモタイプ製作から量産~製品化まで開発サポートやコンサルをします。戦略コンサルからハードもソフトもどちらの開発もお手伝いをできるのがCAMI&Co.の強みですね。
以前在籍していたアクセンチュアは戦略コンサル⇒IT開発が主流でしたが、弊社は戦略コンサル⇒ハード開発、つまり「アクセンチュアのハードウェア版」と思っていただけると分かりやすいかもしれません。
例えば「ヘルスケアデバイスを開発したい」とご相談頂いた場合、既存システムではなく新規システムの導入となると、ほとんどのコンサル会社は外注先を探すことになります。その点、CAMI&Co.にはIoT/DX製品の企画・製造・流通まで経験しているIoT/DXプロデューサーやエンジニアが多数在籍しているので、一気通貫でクライアントと製品リリースまで一緒に考えることができます。IoTニーズが大きくなっている昨今、トータルサポートを望まれる企業さんは少なくありません。
――IoTとDXの今後の未来について、神谷さんはどうお考えですか?
この先10年は廃れないと思います。なぜなら日本はデジタル改善すら出来ていない会社がほとんどだからです。中小企業はまだまだ紙を手放せない、大企業も「DX=デジタル改革(デジタル化したものを如何に戦略的に事業として変革していく)」については未着手のところが多いんです。
今後もデジタル化を推進する風潮は変わらないはずなので、ほぼすべての企業がDXを追求していくでしょう。
先ほどの話にも繋がりますが「DX=時短」なんですよ。DX化が進めば個々人の時短にも繋がりますし、会社視点で見ても時短になります。CAMI&Co.は人々の時短に貢献したいからこそ、「DXコンサルタント」としてDX分野に参入しているんです。
――CAMI&Co.社が「ハードウェアが分かる」ことに重きを置く理由を教えてください。
ベースがわかると応用が効くからです。ソフトウェアでもDX化を実現することはできますが、ソフトはハードの上に成り立つものであり、ハードが無ければ成り立ちません。にも関わらずハードが分かる会社が少ないのは「難しいから」です。
昨今、ソフトが主流の時代になっており、特に若い人材はハードを経験していないように感じます。なので若いコンサルタントは、ITは知っているけど、ハードは教育されてないのでわからないんですよね。加えて、ハードを習得するまでにソフトと違って時間がかかるんです。
その点、私たちはハードが分かるからこそ、クライアントにとって最適な提案ができます。ハードからソフトまで一気通貫で開発しているのがAppleやMicrosoftだとすれば、私たちはさらに戦略コンサルティングの観点も含めて提案ができます。だからこそ「より良いもの」を作ることができるのです。
アイデアがなければアイデアから、企画が作れなければ企画作成から、戦略立案や戦術立案ももちろん、PMOのような実行支援などの人的な支援もできます。
ここが私たちCAMI&Co.の強みであり、ハードウェアに重きを置く理由です。
教育事業があるから「3年で優秀な人材」に
――今後の事業展開について教えてください。
まずは「ハードウェアがわかるDX・戦略コンサルティングファーム」の分野を極めたいですね。その上に成立する教育事業で、コンサル市場に「ハードウェアがわかるDX・戦略コンサルタント」を増やしたいです。弊社から優れた人材を輩出したいと考えています。
例えば、インターンから入社した子は、3年間でコンサルティング・IoT・ハードウェア・プロジェクトマネジメントまで一通り出来るようになりました。クライアントのアポ取りから要件定義、プロジェクトマネジメント、何ならデバッグ対応や営業チームのセールスマネジメントまで完璧です。社内の教育体制は万全なので、コンサル知識がない方でも安心してご入社いただけるかと思います。
また、ハードウェアエンジニアからコンサルタントへのキャリアパスもCAMI&Co.なら目指すことができます。技術力がある方こそ、コンサルのノウハウを身に付ければ、すぐに「ハードウェアがわかるDX・戦略コンサルタント」になれます。幅広い業務に携わっていただくので、ハードウェアやコンサルティングの周辺知識も身につき、その知識が結果的にご自身の市場価値向上に繋がることでしょう。
――最後に、候補者の方に一言お願いします。
DX化の推進を通して人々の時短を叶えること、そして限られた時間を有効活用してもらうことは人々の幸せに繋がると信じています。時間は有限です。だからこそ、悩んでいる時間が一番勿体ない! 日本で唯一の「ハードウェアがわかるDX・戦略コンサルティングファーム」で、スピード感を持ちながら成長してみませんか?
まずは気楽にお話ししましょう。あなたからのご応募、お待ちしております。