2021年度の社員総会にて、『ベストグループ賞』を受賞したABEMAデバッグチーム。
今回はチームを先導してきた我如古さんと、新たに新設するデバッグ事業部、事業責任者の池野さんに受賞までの道のりと今後の行く先をお聞きしてきました。
我如古 優奈
2019年3月 シーエー・アドバンスに入社。
ABEMA事業部デバッグチームに配属。
2021年7月 月間表彰式にてベストプレイヤー賞を受賞
2021年2月 メディア・ゲームカンパニー社員総会にてベストプレイヤー賞を受賞
2021年12月 メディア・ゲームカンパニー社員総会にてベストグループ賞を受賞
池野 亮輔
2014年 シーエー・アドバンスに入社 カスタマーサポート事業部へ配属
2015年 カスタマーサポート事業部 マネージャーに昇格
2019年 ゲーム事業部の責任者へ就任
2021年 デバッグ事業部立ち上げ、責任者就任
チームでの成果を夢見て
ー「ベストグループ賞」おめでとうございます!チームを代表して、我如古さんコメントをお願いできますか。
我如古さん : ありがとうございます!
ABEMAデバッグチームは、今までチームで表彰される機会があまりありませんでした。ノミネートは少なからずありましたが、なかなか目立つことが出来なかったんです。
今回大きなプロジェクトもあったので「チーム賞を狙えるのでは?」と少し手ごたえを感じていました。実際に社員総会でノミネートされた時はチーム全員で大喜びました。
「ようやく日の目を浴びて良かった!」という気持ちでいっぱいです。
ー前回の社員総会では我如古さん個人で「ベストプレイヤー賞」を受賞されていましたが、お気持ちは前回と違いますか?
我如古さん : 今回の受賞は「私が求めていたデバッグチームを確立できた!」という想いで、前回よりもずっと嬉しかったです。
以前はチームで頑張るというよりは、「チームの名前や業務を皆にもっと知ってもらうには、どうしたらいいんだろう?」と考えながら仕事をしていました。その結果が個人の表彰に繋がったのだと思います。
2021年はチーム全体が「もっとこうして行こう!」というポジティブな雰囲気がありました。
ABEMAは今、サービスとして注目されていますが、「ABEMAデバッグチーム」自体は何かを生み出せるわけではないので、スポットライトを浴びることが出来ず、苦しい時期も長かったです。ですが今回の表彰を通して、デバッグチームを長らく支えてきたメンバーと一緒に表彰を喜べたのと、社歴の浅いメンバーには「品質を目標としているチームでも成果を出せば表彰される」ということを見せられた気がします。
今回の表彰で、全体のモチベーションがとても高くなっていて、ここからのチームの成長が楽しみになってきました。
チーム全員で乗り越えた高い壁
ーチームとして、一年を振り返ってみていかがでしたか?
我如古さん : 本当に長い一年だったと思います。
表彰理由となったプロジェクトは、1年半近くの期間をかけて進めていたプロジェクトでした。
全貌が全く見えない状態から、試行錯誤しながらプロジェクトを進め、目標設定、スケジュールの提案、エンジニアやプロジェクトマネージャーを巻き込んだ進行を心がけました。残念ながら、最初は開発側からの信頼がありませんでした。
ただプロジェクトを進めるにあたって、徐々に私たちも開発の一員と認めていただけるようになり、最終的には「デバッグチームに任せておけばうまく進められる!」そんな空気感や実績を作ることが出来ました。
やることが多く、苦しい時期も長かったのですが、今回のプロジェクトを通じて「ABEMAデバッグチーム」全体が大きく成長できたという実感があります。
ー苦しい時期が長かったのですね。ここまで成長できた要因はなんだと思いますか?
我如古さん : いくつかポイントがあるのですが、一番大きな要素は「きちんとした評価体制を作れたこと」だと思います。
デバッグはかなりニッチな職種で、役割によって必要なスキルが違えば、高さも違います。求められるレベルは高いのに、評価軸が全社を通して一緒だと、メンバーのモチベーションが上がらずマインドにもほころびが生まれてしまいます。
前任のマネージャーと東京の開発側で、キャリアラダー(キャリア開発のプラン)を作っていただき、各々のスキルを可視化。それに合わせて客観的な評価をすることで、全体のモチベーションアップと成長に繋がったのではないかと思います。
キャリア目標が出来たことにより、新しい技術を身につけ、自分のキャパシティが広がり、新しいことに挑戦できる。そういった良いサイクルを作ることが出来ました。
同じプロジェクトを成功させる”仲間”
ー環境に合わせた施策が成長の鍵だったのですね!デバッグ事業部を新たに立ち上げ、責任者に就任した池野さんは「ABEMAデバッグチーム」をどう見ていますか?
池野さん : 一人一人の責任感や当事者意識は、僕が見ている管轄で一番高いと思います。手を挙げる速度やコミュニケーションを見ていても、ABEMAチームが秀でていますが、元から全員の能力が高かったわけでは無いと思っています。
我如古さんが引っ張っていった部分も大きいですが、いくつものプロジェクトを乗り越えたからこそ得られた視点や考え方、チームでの働き方だと感じます。
ー様々な苦労を乗り越えた経験がチーム全体を成長させたのですね。我如古さんがこのプロジェクトに懸けた想いは何ですか?
我如古さん : 「デバッグ」という仕事の性質上、仕事の中で上下があります。
これは偉い・偉くないではなく、業務における上流の工程という意味なのですが、これを履き違えて、自分たちを“下請け”と勘違いしてしまうのです。
私たちは「同じプロジェクトを成功させる仲間」という意識を持たせるべく、自分たちの価値を生み出すことを目標にしていました。ただ今回、このプロジェクトを乗り越えた時には、全員が上下無く、フラットな目線で物事を見られるチームになったと思います。
デバッグ事業部への今後の期待
ー「自分たちの価値」を生み出すことが結果に繋がったのですね。我如古さんはこれから育児休暇に入られると聞きましたが、不安などはありますか?
我如古さん : 私が育児休暇に入ってもこのチームはもう大丈夫だと思います。
メンバーそれぞれが、姿勢、進め方、考え方、苦しいときにどうしたらいいか、どう動けばいいかを理解して動いています。
特にリーダー的存在のメンバーたちは、私が産休の話をした時からとても意識が高くなりました。これは総会の表彰は関係無く、彼らがプロジェクトを通して成長してくれた結果なので誰よりも私が嬉しいです。
また、社歴が浅いメンバーも責任感が強く、「自分がやってやる、やってやりたい!」という考えを持ってくれているのでとても頼もしいです。なのでしっかりお休みできます(笑)
この場を借りてあえてプレッシャーをかけるのですが、「総会で賞も取ったんだから、こんなもんじゃないだろ!」という所を見せてほしいです。
ー我如古さんからのプレッシャーもありましたが、池野さんは今後デバッグ事業部をどうしていきたいですか?
池野さん : いい機会だと思います(笑)
ABEMAに関しては「脱・我如古」じゃないですけど、それぞれが目指すスキルレベルであったり、得られる目線の高さを利用して、チームだけではなくデバッグ事業部全体に派生させていきたいと思います。
自分たちが持っている専門性や技術をサービスの強みにしていき、高い品質を提供できる組織にしていきたいです。
プレッシャーを跳ね返す勢いで、良い組織づくりに向けて頑張りたいと思います。