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「再生数だけじゃなく視聴者の心に刺さるコンテンツを作りたい」クリエイティブディレクター渡邊くんの話

今回はクリエイティブディレクターとして活躍する渡邊くんに話を聞いてみました。

2020年入社 クリエイティブディレクター

まずは簡単な自己紹介をお願いします。

大学卒業後、アニメ制作会社に入社し3年ほど働いた後、BUZZCASTへ中途入社しました。アニメ制作会社では主に制作の進行管理を行っていました。その中で、ちょうどYouTubeが市場として大きくなっているタイミングだったこともあり、転職を考え始めました。


もともとアニメ制作会社で進行管理をされていたんですね!個人的には、今の仕事とかなり似ているイメージがあります。

そう思いますよね(笑)たしかに、制作の進行管理という業務の役割自体は同じなのですが、そのやり方は全く違うと思います。『SHIROBAKO』というアニメを見たらわかるんですが、端的にいうとアニメ業界ってかなりアナログなところが残っていて、例えばアニメーターさんが鉛筆で描いた原画を回収するため深夜に会社の車で出向いたりすることもあるんです(笑)その点、YouTubeのお仕事は全てオンラインで完結させることができるので、驚きましたね。

たしかにそれは大きな違いですね!YouTube業界、またその中でもBUZZCASTで働こうと思った理由はなんですか?

もともと面白い映像作品を作りたいと思ってアニメ業界に飛び込んだんですが、次第に「面白い映像作品」を『発表』する場に関しては、別にアニメ業界にこだわる必要はないなと考え始めました。ちょうどYouTubeが市場として伸びているタイミングだったので、そこで数字を伸ばせる実績を積めれば、これからの自分のキャリアとしても良いものになるのではないかと思ったんです。

また、自分は『けものフレンズ』が好きなんですが、あの作品ってかなり少人数でCGで作っているんですね。こんなに少ない人数であんなに面白い作品を作れるんだったら、もしかしたら、立ち上がったばかりのYouTubeの会社でも面白いものを作れる可能性があるんじゃないかと思いました。

それでYouTube関係の映像制作会社を探し始めたんですが、その当時はVTuberがかなり流行っていて、VTuber関連でも探していたらBUZZCASTを見つけたんです。そこで会社HPを見てみたら自分が見ていたチャンネルの運営会社だったんです!自分が面白いと思っているコンテンツを作っている会社ということで、自分もそこに加わりたい!と思い応募しました。


入社前からすでに視聴者だったんですね!実際に入社してみてどんな印象を持ちましたか?

私は動画編集担当として入社したんですが、いち編集担当としての裁量の大きさにビックリしました(笑)

アニメ制作会社にいた際は原画マンさんなどのクリエイターさんに依頼する際、既に演出家の方などが制作したコンテなどを元に依頼をしていたのですが、BUZZCASTでの制作、例えば動画編集では、極端な話「テンポ感重視で!演出は盛れるだけ盛ってくれ!」みたいな指示で、細かい画面構成やテンポ感は編集者が考えて作業するんです。もちろんチャンネルとして守らなければならない世界観があったり、スケジュールをしっかりと守ることは前提なのですが、いち編集担当として自分が表現したいことを自分の裁量でたくさん盛り込めるというのは楽しかったですね。

また、決められたスケジュールの中でどこまで編集を凝るのかなどは自分でキッチリと計画を立てて動かなければならないので、自然と配信スケジュールなども考えながらクリエイティブを考える癖がつき、編集担当以上に目線を上げることができたと思います。

なるほど!編集で入られた後にクリエイティブディレクターになった経緯も教えていただけますか?

入社当初はすでに立ち上げ済のチャンネルの編集担当として入社し、その後もいくつかの新規チャンネル立ち上げの際の動画編集管理や、クリエイティブディレクターを担当していました。現在は協業チャンネルのクリエイティブディレクターを担当しています。


クリエイティブディレクターって具体的にはどんな職種ですか?

最近やっと自分の中でも言語化できたんですが(笑)

クリエイティブディレクターの役割は、コンテンツとして伝えたいことを明確に言語化して、それを視聴者の皆さんに適切に伝えられるようにコンテンツのクリエイティブをコントロールすることだと思っています。

YouTubeで結果を出す、というとやはり再生数を伸ばすことなどの目先の数字に目が行きがちだと思うんですが、僕たちが目指していることはただ数字を伸ばすことではなくて、YouTubeから新たなIPを作り出すということ。そのためにはもちろん数字を伸ばすことは必要だけど、それだけでは足りない。視聴者さんが僕たちの作ったコンテンツを愛してくれて、熱狂してくれるような、そんなコンテンツにしなければならないと思っているんです。

どういうコンテンツであれば視聴者の皆さんが熱狂してくれるのか、このコンテンツの面白さの本質はどこにあって、どうすればそれをもっと引き出せるのか。そんなことを日々深掘りして、実装していくのがクリエイティブディレクターの仕事だと思っています。

なるほどですね!ちょっと観点は変わるんですが、チームにはどんなメンバーがいますか?また、どんな人と一緒に働きたいですか?

かなり和気あいあいとした職場じゃないかと思いますね。出社時は一緒にランチに行くこともありますし。

またこの会社の良いところとして思い浮ぶのはFBがとても多いところだと思っているんですが、役職に関わらず、気が付いたことは率直にFBをしてくれるメンバーが多いですね。自分自身では気が付かなかったことに気付かせてくれることも多いので、小さな雑談の中にも自分自身の成長機会は落ちていると感じます。

ですので、そういった自分自身の成長を仕事の喜びに繋げられる人は向いているんじゃないかと思いますし、そういった人と働きたいなと思いますね。

余談ですが社長ともすごく距離が近くてアドバイスなども気軽に貰えるので、それも自分自身の成長にすごく繋がっていると思います。


ありがとうございます!最後にこれからやってみたいことを教えてください!

面白い映像を作りたい、という思いは今も変わらないので、とにかくYouTube発のIPコンテンツを作り上げるということをやってみたいですね。

YouTubeを見ていない人でも「あの作品ね!」と誰もがなるようなコンテンツを自分自身の手で手掛けてみたいです。

↑YouTubeはもちろん、ネトフリのアニメもチェックしているとのこと。コンテンツに関する引き出しが豊富で頼もしい存在です。

ありがとうございました!!

インタビュー:佐々木翼 写真:山中望

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