小笠原です。
本日は、テレビ局の「スポーツ局」で活躍しているスタッフからの情報を受けて、スポーツ局について紹介したいと思います(当社からも数名、局のスポーツ部に配属となっています。)
そもそもTV局には、バラエティ等の娯楽番組を作成する部署と、ニュースを報道する部署の他に、スポーツ専門の部署が存在しています。それがスポーツ局です。
スポーツニュースは報道局が担当していると思いますが、実際は違うんですね。
テレビ局各局には、スポーツ局・スポーツ部署が存在していますので、興味ある方はぜひ調べてみてください。
基本的に、スポーツ部署には
「スポーツ情報部」「スポーツ番組部」
の2つが存在します。
情報部では、ニュース番組(テレ朝ならやべっちFCやゲットスポーツ等、テレ東ならSPORTSウォッチャーが有名ですね)の制作をしています。その日の大会の映像、インタビュー等を編集し、その日の夜の放送のために映像を制作しています。
番組部は、スポーツ中継を行っている部署です。
生放送にあたり、スタッフは主に、以下のような準備をしているそうです。
1:TV局スタッフ・技術スタッフ(カメラマン、音声さんなど)の移動手段、宿泊先、中継車などを手配する
2:TVで流す「あおり」(●月●日放送!お楽しみに!)の映像の制作
3:中継スタンバイ(現場や放送局に付くスタッフの割り振り)
4:中継用の資料を作成(選手や会場の情報など)
5:選手や技の紹介をするためのCGと、そのリストを作成する
以上の準備を整え、本番の中継に臨むというわけです。
また、中継においては、一口のスタッフと言っても色々な役割の人がいます。
1:中継車ディレクター:現場リーダー。スポーツ中継では複数のカメラが稼働していますが、それらの仕切りと映像を局に送る役割。
2:現場アシスタントプロデューサー:スタッフの食事や送迎、出演してくださる芸能人・アスリートなどのケアなどを担当する人。
3:CG担当スタッフ:中継車の中でスコア表示、スタッフ紹介などの表示を担当する。
4:フロアディレクターA:現場から中継車に、今起こっていることを伝達する担当。インタビューを選手に申し込んだり、選手をカメラ前に誘導したりする。
5:フロアディレクターB:スタジオや、出演している芸能人の方に付くディレクター。中継車からの指示をスタジオや演者さんに伝える役割。(コメントお願いします!など)
6:フロアディレクターC:実況する人につくスタッフ。CMを入れるタイミングを指示したり、どこから話し始めるかを指示する。
7:インタビュアー:アナウンサーの方か、ディレクターが担当しています。選手にインタビューをする人です。
また、ADはその場の状況に応じて臨機応変に対応するのが仕事です。
普段私たちが見ている中継も、裏方の人たちの奮闘があるから、臨場感ある映像が楽しめるわけですね。