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CEO廣末が語る、2024年に起こった出来事と2025年の抱負【社長インタビュー】

皆さん、こんにちは!ビットバンク採用担当の砂川です。

2024年もいよいよ終盤に差し掛かり、1年を振り返る時期となりました。
今年の出来事や成果を思い返しながら、来年に向けて新たな目標や意気込みを抱く方も多いのではないでしょうか。

さて、今年を締めくくるべく、CEO 廣末さんに2024年の振り返りと2025年の意気込みを伺いました。
今年は弊社のみならず業界でも大きな出来事が多く起こりました。
これらをテーマに幅広くインタビューを行いましたので、ぜひ最後までご覧ください。

暗号資産がますます注目される存在であることを実感した1年

ーー 2024年の【社会全体】で印象的な出来事や変化を教えてください。

2024年は、弊社および暗号資産業界全体にとって重要な出来事が数多くあり、暗号資産がますます注目される存在であることを実感する年でもありました。

まず、業界を揺るがした大きな出来事の一つとして、1月に米国で初めてビットコイン現物ETFが承認されたことが挙げられます。
これにより市場に大きな影響を与え、暗号資産が伝統的な金融市場にさらに浸透していく契機となりました。
ETFの承認を受けて、ビットコインの価格は急上昇し、多くの投資家や金融機関が市場に参入するきっかけとなりました。
その後、7ヶ月にわたる価格調整を経て、11月にはトランプ元大統領の再選をきっかけに再び価格が上昇したことにより、暗号資産が国家戦略の一環として扱われる初の試みとなりました。
この動きは、暗号資産がもはや無視できない重要なアセットクラスになったことを象徴しており、業界全体にとって大きな追い風となりました。

また、4月には4年ぶりとなるビットコインの半減期を迎えました。
過去の半減期と同様に需給関係へ大きな影響を及ぼし、価格上昇のきっかけとなりました。

ーー 2025年はどのような年になると想定していますか?

来年もしばらく活況な状態が続くと予想される一方、後半にはインフレ再燃リスクが高まる可能性があると考えています。
過去、米国では一度インフレが顕在化すると簡単には抑制できず、再び繰り返すという厳しい状況がありました。
これらのインフレの歴史や足元の米国の景気の底堅さ、トランプ大統領の政策を鑑みると、現在の経済環境でもインフレが再燃する可能性は否定できません。

2024年には、一時的に4年半ぶりのインフレ終息を迎え、政策金利が引き下げられたものの、来年以降インフレの再燃によって、再び金利が上昇する可能性があります。
こうした金利の動きは株式市場だけでなく、暗号資産市場にも大きな影響を与えると考えています。
来年前半は、トランプ政権による暗号資産へのポジティブな施策の実行期待もあり、暗号資産市場は引き続き良好な環境が継続すると期待されますが、後半にはインフレ再燃リスクにより市場の風向きが変わる可能性を注視する必要があると考えています。

国内に目を向けると、暗号資産の再定義に関わる法改正が行われている最中です。
資金決済法から金融商品取引法へ移行することによる、暗号資産に対する新たなルール整備も視野に入りつつあります。
その結果、個人の分離課税の実現や日本版ビットコインETFの誕生、レバレッジの緩和といった動きが明らかになり、国内の事業環境は徐々に改善する見通しです。

こうした状況を踏まえて弊社もこの波に乗り、変化する市場環境の中でさらなる成長を目指していきたいと考えています。

10周年に相応しい試みができたこと以上に嬉しかったのはチームワークの良さを実感できた出来事

ーー ビットバンクにおける2024年の印象的な出来事を教えてください。

10周年を迎えたビットバンクは、取引が活況を迎える中、これまでの成長を振り返りながらも新たな挑戦を積極的に推し進めることで節目の年に相応しい成果を数多く達成することができました。
節目となったこの年は、当初から計画していたプロジェクトに加え、新たな取り組みを実現することで、組織としての一体感を強化し、次なる成長の礎を築く1年となりました。

特に印象的な出来事としては、11月にリリースした信用取引とビットバンク創業以来初となるテレビCMの放映です。
信用取引のリリースは、単なる新しいサービスの追加にとどまらず、お客様に新たな選択肢を提供し、サービスの拡充を図るための大きな施策でした。

このリリースに至るまでには、多くの準備と時間を要しました。
登録プロセスを簡素化するためのeKYCプロセスの刷新、取引の安全性を高めるサーキットブレーカーの実装、DDoS攻撃に対する防御策の強化、さらには貸金業登録の取得など、幅広い施策を段階的に行いました。
この長期的な取り組みが結実し、満を持して信用取引をリリースすることができたのは、会社全体で一致団結して取り組んだ成果だと感じています。

さらに、ビットバンクにとって初の試みとなったテレビCMもこの10周年を象徴する重要な出来事の一つです。
試行錯誤を繰り返しその過程で得られた経験やノウハウは、今後の成長に向けた大きな資産となりました。
このCMの放映により、認知の拡大や新たな市場開拓の可能性を切り開くことができたと感じています。

また、この1年を通じて組織力が一層高まったことも大きな成果です。
新たな挑戦や壮大なプロジェクトを推進する中で全員が高い意識を持ち「自分ごと」として捉え、一致団結して取り組むことで、チームとしての強さを実感することができました。
攻めと守りの両方を求められる状況の中で、この結束力こそがビットバンクの成長を支える原動力となっています。
10周年という節目を迎えた今年、多くの挑戦を形にすることで次なるステージへと踏み出す大きな一歩となりました。

一度やると決めたことには全力で取り組み、目標に向かって走りきれるチームでありたい

ーー ビットバンクの将来的な展望を教えてください。

国内のBtoBビジネスにおいて、金融と非金融の両分野で今後の成長が期待される中、それぞれに異なる要素が鍵を握ると考えています。

金融分野では、市場が拡大するタイミングでJADAT(日本デジタルアセットトラスト設立準備株式会社)のカストディ機能が重要な役割を果たすと考えています。
JADATの取り組みが進むことで、業界全体の安全性が向上し、より多くの企業や投資家が参入しやすい環境が整えることを想定しています。
そのためには、事業の基盤をさらに強固なものにしていきたいと考えています。

一方、非金融分野では、AI技術の進化が中心的な要素となると想像しています。
AIが主導するデジタル世界が進展する中で、取引の主要な価値交換媒体として暗号資産が採用される可能性が高いと感じています。
AIと暗号資産の融合は、単なる技術的なトレンドにとどまらず、新たな経済圏を生み出すビジネスモデルの核となるのではないかと考えています。

そのため、視野を広げながら展望を柔軟に持ち、この新しいデジタルエコシステムに適応していくことが不可欠と感じています。

ーー 2025年の抱負を教えてください

デリバティブや積み立てサービスの導入、銘柄の追加といった取引所サービスの拡充に加え、JADATのライセンス取得、営業開始のほか、チームの強化など実現したいことはたくさんあります。
また、新たな領域を切り開くための調査や研究にも取り組み、次なるステージに進む準備を進めています。

今はまだ目標に到達していなくとも、高い目標を持ち続けることが重要です。
一度やると決めたことには全力で取り組み、その目標に向かって進むチームでありたいと考えています。
その姿勢は現在のビットバンクにも体現されていると感じますが、まだ道半ばです。
これからも挑戦を恐れず、成長し続けることを大切にしつつ、目標に向かう中で困難な局面もあるかもしれませんが、そこから得られるものは多く未来の成長に繋がると考えています。
ひとりひとりが主体的に取り組むことで、業界の中で1番となり、ビットバンクグループに関わるステークホルダー全てがハッピーになれる未来を創り出していけると確信しています。

ーー 今後の意気込みを教えてください

IPOを目指し、暗号資産業界の可能性を証明する存在でありたいと考えています。
現在も暗号資産にはマイナスイメージを持つ方がいることを理解していますが、そのイメージを払拭し、暗号資産業界の道を切り開く企業として、業界の地位を引き上げ、社会からより信頼を獲得したいと考えています。
また、日本で事業を行っている以上、日本の市場での上場にこだわり、東京証券取引所において正攻法で「王道の道」を歩み、フェアウェイのど真ん中を堂々と進むという創業時からの想いがあります。
この先、数十年後にビットバンクの歴史を振り返ったとき、誇りに思えるような決断をしていきたいと考えています。

加えて、次のサマーシーズンに向けての準備にも注力しています。
長期的な成果を上げるためには、市況が悪い時にいかに準備を行うことができるかが、将来の成果を大きく左右する要素であると考えています。

今この瞬間の成功に満足することなく、プロフェッショナルとして準備を怠らないことも弊社らしい姿勢です。

次に目指すのは、現在とは比べものにならないほど大きな規模の出来事になると思います。
そのためにも、業界を牽引し、日本市場における暗号資産の信頼性を確立する存在として、これからも挑戦を続け、未来への道を切り開いていきます。

暗号資産領域という新たな領域を共に楽しんで取り組める仲間を迎えたい

ーー 150名を超える組織になりましたが、組織へのお考えはいかがでしょうか?また、廣末さんから見たビットバンクの面白さも教えてください。

さらなる市場の成長を見据えた組織の強化に取り組んでいきます。
攻めと守りのバランスを保ちながら、より堅実で強固な体制を構築することで基盤をさらに強固なものにしていきたいと考えています。

弊社には、業界の将来性を信じ、ともに未来を創っていけるマインドを持つメンバーばかりです。
高いサービス品質にこだわりつつ目指すべき目標を共有し、共に切磋琢磨しながら各プロジェクトに取り組んでいます。

新しい領域に取り組む企業だからこそ味わえる、試行錯誤しながら物事を形にしていく面白さを日々感じられます。
この過程にはもちろん困難もありますが、その苦しい瞬間も楽しめるマインドを持つ人が多く在籍しており、いいチームだと感じています。
新しいことにチャレンジし、それを楽しめるカルチャーが根付いているようにも思います。

ーー 最後に、未来の社員になる方々へのメッセージをお願いします。

暗号資産という新しい領域に関心を持ち、積極的に取り組む意欲を持つ方をぜひお迎えしたいと考えています。
整備されきっていない新しい産業に可能性を見出し、それをチャンスと捉えられる方はぴったりだと思います。
新しい産業をともに作り上げていける、またとない機会を楽しめる方をお待ちしています!


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