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信頼を勝ち取るためのチームプレー【社員紹介:森紗里奈】

今回ご紹介する方は、ディレクターの森紗里奈さんです!大手デジタルマーケティング会社に常駐し、エンドクライアントのブランドサイト運用を担当しています。クライアントとの信頼獲得のためにインプットとアウトプットを上手く行う森さんにお話を伺いました。ぜひ最後までお付き合いください!

【プロフィール】
名前:森 紗里奈(もり さりな)
経歴:新卒でWeb制作会社に入社。サイトリニューアルのディレクションに携わる。
   2022年3月にビットエーに転職し、現在、大手デジタルマーケティング会社でサイト運用を担当。
趣味:旅行、カメラ、マンガ、アニメ、謎解き、ゲーム

キャリアと転職

今までのキャリアを教えてください。

私は岡山県に生まれ、愛知県で育ちました。そのまま名古屋にある前職のWeb制作会社に新卒で入社し、ビットエーが2社目になります。

まずWeb業界を選んだきっかけは、成長性に期待できると思ったからです。何かを購入したり、ライブを視聴したりなど、あらゆる日常が徐々にオンラインや仮想空間へ移り変わっていくなかで、ユーザーに価値を伝える方法も多様化しています。そんな中で、リアルで感じられる価値やバーチャル・Webの世界だからこそ感じられる価値を、最大限に伝える力を身につけたいと思い、Webの世界に興味を持ちました。

新卒で前職にあたる名古屋の制作会社に入社しましたが、1年ほど業務を経験して感じたのが、多くの会社がWebサイトを有効活用できていないという事実です。東京ほどDXが進んでいない企業も多く、サイトはあっても保守的な運用がほとんどでした。

もっと有効活用すべきだと提案を繰り返しましたが、予算や人員の問題で断られてしまうことも多くて。"Webサイトを制作する会社"の範疇でできることは限られていて、そこにもどかしさを感じていました。そこで「もっとクライアントに入り込み、彼らの価値が伝わるサイト作りをしていきたい」という思いを上司に伝えたところ、コンペに出てみたらどうかという話になりました。

しかし何度か経験したコンペでは、東京の企業に負けてしまうことが多かったんです。彼らの自分たちとは全く違う企画力や、最新のデザインを使った魅力的な提案を見て、力の差を感じるとともに、もっと間近でその手法を見て学びたいと思うようになり転職を決めました。

ビットエー入社の決め手は何でしたか?

ビットエーの方々の「伴走する」というスタンスに共通する部分を感じましたね。そもそも転職活動で大切にしていたのは、クライアントに言われるがままでなく、二人三脚でより良いものを作っていける環境があることでした。Webで最大限の価値を伝える力を身につけたい、という思いを実現させるためにも、自らクライアントに入り込み、その価値や魅力をプロダクトに反映させていきたいと思っています。

またビットエーに決めた理由の一つとして、カルチャーへの共感も挙げられます。なかでも注目したのは、仲間意識の強さ。選考過程でも、“チーム”や“仲間”といった言葉をよく耳にしました。一方、転職活動で出会った企業の多くは理念が「社会貢献」や「人々を幸せにする」といった、あくまで外の不特定多数に向けたものでした。ビットエーのように、社内の組織にも意識が向いているのは、珍しくもあり印象的だったことを覚えています。

そして実際、選考で面談を組んでくれた数はビットエーが圧倒的でした。いち求職者に対して惜しみなく時間を割いてくれるところからも、組織や仲間を思う理念を体現していると感じ、私もその一員になりたいと思ったので、ビットエーに決めました。

ビットエーの仕事について

現在の仕事について教えてください。

大手デジタルマーケティング会社に駐在し、そのエンドクライアントの業務にあたっています。具体的には運用ディレクターとして大手化粧品会社のブランドサイトと大手不動産会社のギャラリーサイトに携わっています。

メインで担当している大手化粧品会社のブランドサイトの方は、様々な企業が混在したチームで現在15人ほどのメンバーで構成されています。ビットエーからはディレクター3人が参加しています。私の業務は新商品のリリースに関わる業務全般です。発売予定の新商品の情報とりまとめからサイト導線の配置提案、プロモーション動画の管理など、提案~運用、品質管理を担当しています。

クライアント先で苦労したことはありますか?

案件に入る際にディレクター歴の長さでクライアントから不安視されていたので、その状況から信頼につなげていくのは苦労したと思います。ビットエーの業務形態としてはクライアントに業務委託されている形になるので、エンドクライアントからの見え方はクライアントのチームの一員として認識されます。そのため私のミスだとしても、クライアント側の不手際としてエンドクライアントには映ってしまう、それを理解してクライアント側の社員の方との意識合わせやディレクションの方針を把握するところから始めることが必要でした。

一緒に働いてまず感じたのは、社員一人一人がデジタルのプロフェッショナルであるという意識の高さです。案件に入って間もない頃、エンドクライアントとのMTGで、私とほぼ同時期に案件に入った社員の方がいましたが、堂々と発言していて、相手に不安を与えるような言動は一切しませんでした。また、同じチームのディレクターたちはエンドクライアントの情報を全て把握する勢いで、チャット機能を使って小まめに情報収集を徹底していました。

このように一人一人の意識の高さゆえに、なにがクライアントにとって最善なのかを自主的に考えられ、それぞれの担当領域から大小さまざまな提案ができる。最終的にエンドクライアントから「任せていれば安心」と評価を頂けているんだと納得しました。私も常駐している身としてなるべく早く、クライアントとエンドクライアントの両方の信頼を勝ち取らないといけないと思いましたね。

実際にクライアントからの信頼を得るためにしたことはあるんですか?

まず5〜6年分の過去資料を全部読み込みました。そして過去資料を読んでも分からないことがあった場合は、クライアントチームに聞くのではなく、ビットエーチームのメンバーに相談しました。「これはここの資料に載ってるよ」「この案件は今、微妙な空気になっているから気をつけて」などビットエーチーム内でも情報収集をし、一歩一歩確実に進めていきました。一度ビットエーチーム内の相談を通すことでスピード感は落ちるのですが、信頼獲得にはまず確実にディレクションの安定性を示すことが第一とビットエーチーム内で共通認識があったので、慎重に進行を続けました。

そして入って1ヶ月後に「森さんに任せて大丈夫だね」とクライアント先のリーダーから声をかけてもらえました。人伝に聞いた話ですが、前の担当者はディレクター歴6、7年目の方が担当されていたそうで、ディレクター歴3年の私が入って大丈夫か心配されていたそうです。だからそのように言われたのは嬉しかったですね。ビットエーチームのサポートなしでは勝ち取れなかった信頼だと思います。

前職と比較して今の働き方はどう変わりましたか?

1番変化を感じたところは案件の密度です。前職では新規で受注したサイト改修やWebイベント案件に対して、要件定義から公開までのwebディレクション案件を同時進行で10案件ほど進行しており、かけられる工数やスケジュールには限界がありました。

もともと私は”誰かの心を動かす”ことがしたいと思い、Web業界に飛び込みました。”誰かの心を動かす”ということは”その価値を知り、それを伝える手段を知ること”だと私は考えます。なので、複数の案件をパッパとこなしていくのではなく、クライアントの価値を考え、効果的な伝え方や自分が感動したものとクライアントワークが紐づけられないか、を常に考え続けられるような環境にいたい気持ちが徐々に強くなってきました。

現在は2案件の担当なので1案件に掛けられる時間が必然的に多くなりました。提案の質の向上や施策の効果測定に加え、自己学習時間の確保もできるようになり、自信をもって提案を行うことができるようになりましたね。

例えば、以前YouTube領域で、動画再生数が伸びやすい動画とそうじゃない動画の数値分析をして、配信動画の方向性を提案しました。元々、新商品のリリースに合わせてYouTubeでも関連したプロモーション動画などを配信していましたがイマイチ数字が伸びず…。数値分析をしていくうちに、今まであまり配信されていなかったHow To動画だったり、どんな化粧品を組み合わせることができるのかを提案する動画が伸びやすいことが見えてきました。特にベースメイクやリップ関連が。多くのユーザーは化粧品の使い方を知るために検索をすることが多いからだと考えました。なので、How To動画やベースメイク・リップを中心とした動画配信を提案しました。最終的にこの案は採用され、現在は複数ある新商品の中でもベースメイクのHow To動画だけ出したりと、意図的に出す・出さない動画をピックアップ出来るようになりました。

ビットエーチームの様子を教えてください。

仲はいいけど、馴れ合いではなく、お互いに高め合っている関係性で満足しています。前職では基本的に各案件にディレクターが一人体制だったので、ディレクター同士のナレッジ共有や案件共有の機会は少なく、それが社内課題としても頻繁にあがっていました。

現在は同じ案件を担当するディレクター間の横のつながりも増え、チームとしてコミュニケーションを密に取りながら進行する難しさと楽しさを感じています。今は週3の朝会と隔週水曜日のチーム会があります。朝会では仲良くなることが目的でプライベートな話からキャリアの話まで幅広く話をしていきます。気軽に相談できるようになることで、自分の業務が溢れそうな時に「最近この業務が詰まり気味なんですよねー」と助けを求めることも出来ますしね。自分ひとりで抱え込まずに済むのはありがたいです。

チーム会では自己学習の成果を話し合ったりしています。私は今度のチーム会でUI/UXの基礎講座を発表する予定で。クライアント先でサイトリニューアルの話が出ているので、UI/UX改善の提案をするときに、押さえるべきポイントやエビデンスの持っていき方をしっかり話せるように勉強しています。

これからの目標ややりたいことはありますか?

個人の目標ではプランニング領域の強化とアウトプットを行っていきたいと考えています。

これまで自己学習はするものの、アウトプットはあまりできていなかったので…。目標はさらに上流から運用のプランニングを任せてもらうことです。そのためには提案を繰り返し信頼と実績を積み重ねていくこと、そしてチーム内でナレッジ共有することでチームの提案力の底上げをしていくことが重要になってくると思います。ひいてはビットエーの常駐の数を増やし、ビットエーチームを大きくしていきたいです。

いかがだったでしょうか?ビットエーには他にもディレクターとして活躍している社員がたくさんいます!併せてこちらの記事も読んでいただけたら幸いです。


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