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BCGDV TokyoにとってのDiversity とは何だろう?~Diversity Celebration Week~

BCG Digital Ventures(以下、BCGDV)は、大企業との共創を通じて、新規事業を創出しているクリエイター集団です。

世の中に新しい価値を提供することをビジネスにしているBCGDV。その為に、異なる才能、経験、考え方を持ったメンバーが、安心して意見を出し合い、議論を深められる環境を何よりも大切にしています。

普段から重視しているダイバーシティ&インクルージョン(D&I)ですが、改めて部署・チームを超えて皆で考え学びあう機会として、8月初旬、”Diversity Celebration Week”がありました。グローバルの全てのBCGDVで開催されるこのイベント。グローバルで一斉に、かつ1週間もD&Iイベントを同時に開催するのは、今年で2回目となります。

今年のテーマは、”Challenging the Norm”*。一体、どんな意味を持つのでしょうか?(*Norm=規範、標準、普通)

新型コロナウイルス対策のため、全プログラムがオンライン実施でしたが、事務局の工夫でオンラインでも盛り上がる仕掛けがたくさん散りばめられていました。

ーー オンラインだからこそ

イベントは、外部や海外オフィスからのゲストを招いたトークセッション、パネルディスカッション、手話レッスン、D&Iに関連したショートフィルムを見ながらChatで感想をシェアしあう”D-Stream”と題したセッションなど、一方通行にならず、飽きさせない内容ばかりです。

また、各コンテンツごとに、社内のエクスペリエンスデザイナーによって専用のバナーが作成され、ムードを盛り上げます。

手話レッスンの様子


グローバル共通のイベントカレンダーもあり、海外オフィス開催のものでも、興味があるコンテンツに選んで入ることが出来ました。必須参加のプログラムもありますが、任意のものは、各自が仕事の状況に応じて気軽に参加できる、オンラインの良さも改めて実感。

期間中は専用のSlackチャネルが立ち上げられます。その日のイベント紹介はもちろん、ダイバーシティについての様々なコンテンツ、社員お勧めの映画などがポストされ、お互いがコメントを交わすのも楽しみの一つ。

盛りだくさんの1週間。その中でも、東京オフィス全社員が参加したワークショップ ”My norm, Our Norm” と、東京オフィスメンバーによるパネルディスカッションを紹介致します!

ーー ワークショップ"My Norm, Our Norm"

BCGDV Tokyoの精鋭メンバーによって練り上げられた、本気のワークショップ。事務局からの事前案内では、”「自分の普通」と「みんなの普通」ってなにが違うの?どうすれば「普通」を越境し、共感できるかを考えるワークショップです。” というメッセージと、当日の参加用Zoomリンクのみが共有されていました。その他の事前情報は一切無し。

職種も社歴も様々な5~6人ずつのチームに分かれ、Miro(オンラインホワイトボードツール)上で、「好きな食べ物は?」「DVに入って驚いたことは?」「働くうえで一番大事にしていることは何?」「自分にとっての理想のチームとは?」等々の質問に、ボード上のポストイットをめくりながら答えていきます。

軽めの質問だけでなく、自分にとっての仕事観や人生観を考えさせられるような質問もあるので気が抜けません。私のいたグループは、ファシリテーターが、笑顔で、「うんうん」「なるほどー」と促してくれ、知っているようで知らなかったお互いの価値観、想いに気づく会話が沢山生まれました。(相手に共感し話を引き出すプロである、ストラテジックデザイナーの本領発揮です!)

短い時間でも、皆が率直に想いや考えを出し合い、お互いの話を傾聴しあえるのは、普段からオープンでフラットなコミュニケーションが根付いている、BCGDVという組織ならではだと思います。

最後は各々の回答の中から、共感した人が多かったコメントを3つ選び、ファシリテーターがSlackにポストします。多くのコメントが溢れるポストからも、それぞれのグループが濃い時間を過ごせたことが伺えます。

働くうえでの自分ならではのNormを考え、相手のNormを知ることが、今後の良いコラボレーションに繋がっていってほしい、そんな主催者の願いが込められたセッションでした。

ーー BCGDV TokyoにとってのDiversity とは何だろう?

最終日には、“BCGDV Tokyoにとってのダイバーシティとは何だろう?“と題した、8名の社員によるパネルディスカッションがありました。お互いの経験談をシェアしながら、”私たちの働く場において、どうすればダイバーシティをCelebrateする環境を作れるだろうか?”という問いを考えていきます。

私の心に残ったのは、ストラテジックデザイナー2名が語ってくれた

「新しいものはメインストリームには無い。誰も見たことがないもの、生まれて間もない価値観、ライフスタイル、概念を捉えて、それを大きなサービスに昇華させることが、BCGDVの価値だ」というメッセージでした。

「これって事業として成り立つの?」「そんなの実装できるの?」というアイディアを探し、磨き上げて、将来のサービスとして世の中に出す、その為には、お互いの考えを自由に発言できる環境が不可欠だ、というのです。

一見突拍子もないアイディアや、実現が難しそうなネタも、相手の発言を否定せず、「それ面白いね」「どうしたら上手くいくかな」と話し合い、考えを重ねることによって、新しい道が見え、更により良いものが生まれる。そのような場を用意することを、プロジェクトをリードする立場として意識している、と語ってくれました。

様々な職種、人種、ジェンダーの人が混然一体となってプロジェクトを進めているBCGDVでは、D&Iが、価値の源泉とも言えます。だからこそ、多くの時間と工数をかけてこの1週間のイベントを実施していますが、イベント期間中だけD&Iを考えるのではなく、日々意識し、継続していくことが重要、ということを改めて共通認識する機会になりました。

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