採用で利用されることが多い、「採用コンセプト」。
今回は「採用コンセプト」について、詳しくお伝えしていきます!
コンセプト(concept)とは、1、概念。2、企画・広告などで、全体を貫く基本的な観点・考え方。
補足すると「採用全体がブレないような一貫した考え方」になります。
▼採用コンセプトの例
たとえば、レストランで「小さいこどもと一緒に楽しめる、子育て家族にやさしいレストラン」というコンセプトのお店であれば、お店の内容は、子供用メニューがある、ソファー席がある、授乳室があるなどのお店作りになると思います。
同じように、採用コンセプトは、「子供が好きで仕事にすることを諦めていた方」が日々楽しく接客をし、お客様と喜びを分かち合い『多くの子育て家族に利用してもらえる繁盛店を目指す』などの採用コンセプトになり、子供好きなスタッフを採用する方向性になると思います。
お店のコンセプト、採用のコンセプトを踏まえて、採用キャッチコピーは、「人が子供が好き、優しい空間を共に作り成長する」、などが採用キャッチコピーになります。
求人広告に記載する内容は、子育て家族を応援するなどが、仕事内容になりますし、面接時に確認する項目は、過去の経験だけでなく、人が好きか、子供が好きか、笑顔が素敵か、お店の空間を一緒につくっていけそうかなど、採用コンセプトに沿って進めていく形になります。
この採用コンセプトにも関わらず、「不愛想な方」や「子供が苦手な方」、「騒がしいのが嫌いな方」を採用してしまうと、その採用は採用コンセプトから大きく外れてしまうことになります。
ここで良くあるのが、過去の経験や採用条件は十分に満たしているケースがあることです。
飲食店の経験、マネジメント経験があるが、子供が苦手など、採用条件を満たしており、採用したい人物に出会えた際にも採用コンセプトに立ち返ることで、不採用の判断や原稿改善の判断ができるようになります。
このように「終始一貫した考え方」のことをコンセプトや採用コンセプトといいます。
【採用コンプトの位置づけ】
ビジョン・ミッション
↓
事業コンセプト・お店のコンセプト
↓
採用コンセプト
↓
採用キャッチコピー
上記のような関係性になります。
【採用コンセプトが不要な場合もある】
採用コンセプトを明確に策定せずに採用活動を行う企業もあります。
企業の理念やビジョン・ミッション・バリューをそのまま採用コンセプトにしている、事業コンセプトやお店のコンセプトがそのまま採用コンセプトになる、
またはSNSやオウンドメデア、採用サイト等で常日頃から企業で活躍する人の姿や欲しい人材を発信している企業など。
「終始一貫した考え方」が採用にすでに反映されている場合、採用コンセプトが必要ないケースもあります。
それ以外でコンセプトが不明確であれば、採用コンセプトを固めることをおすすめします。
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