東京で就職しようと考えていた私が、あわえに入社したわけ：中野 美優（コミュニティマネージャー）

徳島県那賀町出身。大正大学 地域創生学部地域創生学科卒業。東京での就職を考えていたが、徳島への帰省をきっかけに、地元徳島での就職を決意。吉田代表の講演からあわえに興味を持ち、新卒で入社。

入社の経緯

大学で地方創生を学んでいたので、東京を拠点に広域的な地方創生に携わりたいと考えていました。大学3年生までは東京で就職しようと思っていたのですが、春休みに地元である徳島に帰省している間にコロナが蔓延し、東京に戻ることが困難になりました。ただ家にいてもつまらないので、地元にある学童や阿南市役所でアルバイトをして過ごしていました。徳島県内で働いてみたことで、「地元に働き口はないと思っていたけど、全然働ける！」と感じ、徳島県にUターンして就職することを決意しました。

徳島県での就職を決意し、地方創生に携わる仕事…と探していた際に、高校3年生の時に聞いた吉田代表の講演を思い出しました。新卒採用はしていない様子だったのですが、思い切ってあわえへ連絡し、応募するに至りました。

内定をいただいてから、就職課や大学の先生にあわえへの就職を相談したところ、「もう少し経験を積んでからにしたら？」と言われ、不安になった時期もありました。その不安な気持ちを払拭したいと、当時インターン生として働いていた会社の上司に相談したところ、「中野さんの心はもう決まっているように見えるよ」と言っていただき、そこで意思がかたまり、入社を決意しました。

地方創生に興味を持つようになったきっかけ

大学受験を控えた高校3年生のころ、当時の私は推薦入試を利用して大学に入学したいと考えていました。

推薦入試は、学生時代の経験や取り組みが評価に入ります。何か取り組めることはないかと探していたところ、通っていた高校のある阿南市に、大正大学の学生が地域づくりの実習に来ていることを知りました。その実習に混ぜてもらい、大学生と一緒に、商店街の空き家調査をしたり、商店街の活性化について考えたりしました。意見を褒められたり、時には指摘されたりしながら、町について考えることがとても楽しかったです。

取り組む前は、町を良くするなんて、高校生が立ち上がったところでどうにかできる問題ではないと考えていましたが、この経験を通して、自分の意見や行動で少しずつ町は変えていけると気づくことができました。

センター試験ではなく推薦入試を受ける道を選んだからこそ、商店街の活性化を考えたり、代表の講演を聞きに行ったりする時間ができました。高校生の時に「町」について考える機会があったことが、今に自分につながっているのではないかと感じています。

社内での担当

美波町のコミュニティマネージャーとして、初音湯を地域のコミュニティの場として活用する企画を考えたり、美波町の視察に来てくださった企業の方をご案内したりし、自治体や地域住民、地域外の人や企業と関わりながら、地域のにぎわい創出に取り組んでいます。

また、デュアルスクールの調整担当として、お問い合わせいただいたご家族に寄り添ってお話を伺ったり、実施に向けて調整を重ねたりと、教育に関わる仕事もしています。実は、以前から教育業界にも興味があったのですが、教育業界の求人は、教員免許が必須な場合が多く諦めていました。あわえに入社し、教員免許がなくとも教育のお仕事に関わることができて、とても嬉しく感じています。

今後の目標

中学生、高校生の時に、地域（地元）とのつながりをつくる機会をもっと増やし、部活動や勉強を頑張るのと同じように、地域をよくするための活動を頑張る子にも選択肢がある社会にしていきたいと思っています。

私が学生だった頃は、部活動で実績を残したり、勉強で優秀な成績を修めたりする、文武の2択しか選択肢がありませんでした。部活動や勉強を頑張る子にスポットライトが当たりがちで、それ以外のことをしようとするとあまり応援してもらえなかったことを覚えています。これからの日本は、地域を盛り上げたい、地域のために何か貢献したい、と考える機会をもっと若いうちにつくるべきではないかと感じています。

地域をよくするための活動を頑張る子にも選択肢がある社会にするために、私ができることは何か、日々考えていきたいです。

プライベート

東京から徳島にUターンしてきたので、関わる人が大学時代とは大きく変わりました。せっかく徳島に戻り、新しい人と関わるのであれば、徳島でしかできないことを始めたい！と思うようになりました。

今は、SUPを始めたり、子どもたちにバレーボールを教えたりしています。

徳島に帰ってきたことで、幼馴染や近所の子どもたち、地域の方と関わる機会が増えたことをとても嬉しく感じています。これからも、「帰ってきた私だからできること」に挑戦し続けていきたいと思います。