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【社員インタビュー #7】博士からR&D部へ【杉森 健】

――まずは自己紹介をお願いします

開発局 / R&D部の杉森です。
東京工業大学で学部を卒業後、修士と博士を修了しました。研究では、VTuberを趣味で見ていて、「アバターの動きをもっと魅力的にしたい!」と感じたことがきっかけで、3DCGのアバター同士が接触した際の動きを物理シミュレーションにより自然にする研究を行いました。研究を通じてアバターに関わるシステムの開発をしたいという思いが強まり、アバターシステムの社会実装に取り組むAVITAに、インターンを経て、2024年4月に入社しました。


――AVITAではどんな業務を担当していますか

アバター接客サービス「AVACOM」の開発や、自律アバターのシステム開発、社内の簡易モーションキャプチャーシステムの開発を行っています。また、必要に応じて研究機関と連携し、研究内容をシステムに取り入れています。

実作業では、アバターの動きやギミックを制御するUnityを主に担当しており、必要に応じて画像認識のためにPythonも使用しています。特にアバターの動作の実装を行う機会が多いため、アバターのモデリングやアニメーション制作を行うクリエイティブ制作局と密に協力して、システムの機能追加・改善を行っています。


――仕事をする上で最も大切にしていることはなんですか

コミュニケーションを大切にしています。

コミュニケーション不足による意思疎通のズレや小さな問題の放置は、後に作業の停滞や大きなトラブルに発展することがあります。そのため、個人的な対策として、何かの用事がなくても、休憩スペースで社員と雑談を交わし、直接会話をしておくことで、仕事で話しかける敷居を下げるよう努めています。

R&D部では、アート、営業、デザインの各部署と連携しながら進めていくことが多いため、些細な不安でも気軽に相談できる環境を作ることを目指しています。


――どんな人と一緒に働きたいですか

プログラマに関しては、「自ら既存コードを読み解き、設計・開発できる人」と一緒に働きたいです。

私たちの業務では、社内で開発した既存コードを改良し、機能を追加することが多いですが、これは一から自分で作るよりも難しい作業です。既存コードは様々な状況に対応できるように書かれているため、それを予測し理解しなければなりません。もちろん、わからない部分があれば、書いた人に聞くことも必要ですが、全てを伝えるには時間がかかってしまいます。ですので、簡単な指示 (例: 「その機能はこの辺に書いてあるから読んでみて」、「そのコードはこれを勉強すると分かるから勉強して」) で、開発を進めることができる人は頼もしいです。


――研究の経験は現在の業務にどのように活かされていますか

私の研究とAVITAで作っているアバターシステムは「キャラクターを動かす」という点では共通です。このため、研究で得た知識やスキルはそのまま活用できています。その中でも、アバターの動きを制御するための数学的知識、研究で使用してきたUnityによる開発スキルは、直接業務に活かされています。

さらに、研究で培った論理的思考力も重要なスキルとして役立っています。特に問題解決の場面では、課題を冷静に分析し、最適な解決策を導き出す力として活用しています。


――日々の業務で、特にワクワクする瞬間や嬉しい瞬間はありますか

アバターの動きに関わるプログラムやアニメーション作成フローで問題が発生したとき、とてもワクワクします!発生した問題の原因や解決策を考えることが好きで、席が近いクリエイティブ制作局で技術的な問題が起こった場合は、つい首を突っ込むことが多いです。その中でキャラクターモーションの知見が増えると達成感があります。

嬉しい瞬間は、アバターの最終的な動作を実装できた瞬間です!研究時代は一人で作業することが多かったですが、AVITAでは一つ機能を作る場合、『企画→モデルやアニメーション作成→開発』の過程で複数人が関わります。そして、最終的にお客様に見てもらうギミック込みのアバターの動作が確認できるのは自分が担当している開発です。そのため、仲間と作り上げたアバターの動作を確認できた時が嬉しく、関わった人によく「動きました!」と言って動作確認してもらっています。


――最後に一言

AVITAの開発現場では、アバターに関した新たな技術的挑戦や学びがあります。
アバターシステムの開発に興味がある方、ぜひ仲間に加わって一緒に楽しみましょう!







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