High-Five MTG vol.1【後編】育児と家事とマネジメントの両立に不安を持つあなたへ|女性のキャリアをテーマにした社内座談会
こんにちは!auコマース&ライフ採用広報担当です。
今回は先日社内で開催された、女性のキャリアをテーマにした座談会、題して『High-Five MTG!!(ハイファイブミーティング)』第一回目の様子をレポートします!
内容が盛りだくさんのため、今回は前編・後編に分けてお送りしており、こちらの記事は後編です。まだご覧でない方はこちら(前編:High-Five MTG vol.1【前編】育児✖️マネジメントは実現する?|女性のキャリアをテーマにした社内座談会)から、ぜひご覧ください!
Topic2:育児と家事とマネジメント職
(西)
さて、二つ目のトピックは『育児と家事とマネジメント職』です。実際どのように育児と家事とマネジメントを両立されているかは、皆さんが一番気になるところではないでしょうか。お二人の平日と休日のスケジュールを見ながら具体的にお話をお伺いしましょう。ちなみに、「水色=自身の用事」「赤色=お子さまの用事」「黄色=家事」「緑=お仕事」で分類していただきました!
ー橋部さんの場合
(西)
橋部さんは平日でも朝晩お子様と遊ぶ時間を作ってらっしゃるのが印象的ですね!お子様が生まれる前後で、生活サイクルや仕事への向き合い方に変化はありましたか?
(橋部)
生活サイクルはもちろん、仕事への向き合い方も変わってきたように思います。特に『リスク管理』を意識するようになりました。仮に子供や家庭の事情、自分の体調などで穴を開けることになったとしても、きちんと仕事が回るように、先回りの準備と自己開示を大切にしています。「〜かもしれない」など不確かな懸念でも、事前に伝えておくことが重要ですね。
(西)
なるほど。ちなみにこのスケジュールを見て、「管理職ってそんな時間じゃ仕事終わらないでしょ!」と感じた人は少なくないのではないでしょうか?『育児との両立=時間が限られる=残業できない=管理職は務まらない?』という声が事前アンケートにも寄せられましたがいかがでしょうか。
(橋部)
先ほど(前編の内容)もお話ししたように、管理職になってより一層メリハリある働き方を心がけるようになったものの、参加者の都合によっては夜遅くまで会議が入る日もあります。そしてそういうMTGほど重要だったりするんですよね。ただ以前と比較すると会議の時間管理も行われ、なるべく定時時間内に行われるなど配慮されるようになってきていますし、働き方は今後さらに変えられる余地があると感じています。会議運営一つをとっても改善の意識をもって、一石を投じられる人こそ管理職の資質があると思いますね。
(西)
最後に、育児と仕事を両立する上で一番大切なことは何でしょうか?マネジメントに興味はある一方で、両立に不安を感じる方へメッセージをお願いします。
(橋部)
まず育児と仕事の両立において一番大切なことは、非常に悩む質問ですが、やはり『家族と職場の協力』に尽きるのではないでしょうか。特に育児という観点では夫婦お互いのためにも協力は必要不可欠です。現在も平日の夕食は仕事が終わった方が担当、また私の残業時には家事・育児も夫に引き受けてもらうなど家族の協力にとても助けられています。元々私は家事が苦手なので、一緒に家事をしてくれる人でないと結婚できなかったというのもありますが、仮に家事ができる方でも家庭内の協力者の存在はとても重要だと思います。
また今回のテーマ『ライフステージの変化とマネジメント』という観点においては、少しでも興味があるならば、ぜひマネジメントという道にチャレンジしてほしいです。家族がいれば必ずしも自分のやりたい方向に進めるわけでもないかもしれませんが、これに限らず人生の全ては予測不能なことなので起きてから考えればいいと思うんです。自分のやりたいことに正直に進めば、自ずと道が開けて、それがキャリアを築くことにも繋がるのだと思います。今まだ理想のレールがなくても、作れるということを私は今実際に感じているし、今後そういった仲間が増えることを楽しみにしています。
(西)
橋部さん、熱いメッセージをありがとうございました!
ー植田さんの場合
(西)
植田さんは小学校2年生と5歳のお子様がいるので、平日の朝は身支度も2人分ですし、休日の習い事のスケジュールにも圧倒されてしまいました。お子様の年齢があがっていくにつれて、生活サイクルは変化するものですか?
(植田)
子供が成長すると自分で動いてくれることも増える一方で、それぞれにやりたいこと、やるべきことも増えてくるので、親が子の生活サイクルに合わせる面が格段に増えました。小学校が始まるとそれだけで朝は早いですし、帰宅した後は宿題を見る必要があったり、習い事もただ通わせるだけでなく、楽しく続けてもらうにはどうすればいいのか、など一筋縄ではいかない毎日です。小学校くらいになってくると『育児』はただ身体を育てるのではなく、『「人を育てる」育児』に変わってきたなと実感します。全て親が先回りをするのではなく、時には子供の行動を待つことも必要になってくるので、そういう意味でも時間の使い方は変わりましたね。
(西)
植田さんは開発部署ということもあり業務的に深夜対応もありますし、会社の福利厚生の病児保育サービスも活用しながら、ご夫婦でお子様が小さいころから様々な状況を乗り越えてこられたことと想像します。両立する中で大切にしていることはありますか。
(植田)
DeNA時代に初めての育休から復職した際、先輩社員からいただいた言葉の中に今も信条として大切にしているものがあります。それは「仕事も家庭も100%を目指すのではなく、仕事60%・家庭60%で、自分の中で合わせて120%できればいい。仕事の残り40%は周りの仲間、家庭の残り40%は家族の協力を得て、一緒に100%をつくればいい。」という言葉です。仕事も家事も育児も、どうしても完璧を目指してしまいますが、煮詰まりそうな時にはこの言葉を思い出して気持ちを切り替えることができます。なるべく自分の力でどうにかしようとせず、周囲の助けを得ながらバランスを保つことを心がけています。
(西)
それでは最後に、植田さんからも見ている方へメッセージをお願いします。
(植田)
私からも、マネジメントに興味があるならまずはチャレンジしてみてほしいとお伝えしたいです。私自身GLに就く前はとても不安でしたが、実は今も不安です(笑)。 どんな時も不安はどこかしらにあるはずなので、まずは挑戦してみて、そこから考えていきましょう。auコマース&ライフは子育て世代のお父さん、お母さんが多いように思います。私の上司も男性ですが絶賛子育て中、「今日はワンオペなんだよね」という話をしたりもします。こうして見ると、『ライフステージの変化とキャリア形成』において「女性だからこうだ、男性だからこうだ」ということはないと改めて思うんです。「女性だから」と諦めず、みんなで協力し合いながら乗り越えていきましょう!
当日はJamboardを活用したワークも実施!
その後当日はお二人への質疑応答に加え、GoogleのJamboardを用いた簡単な振り返りワークを実施しました!お話を聞いて気づいたことは黄色、自身がマネジメントを行う/両立するとしたら壁になりそうなことは青色、明日からやってみようと思う小さな挑戦は赤色の付箋を使用しました。
第一回の開催を終えて
auコマース&ライフでは2023年3月までに管理職における女性の割合を20%とすることを目指しています。2021年10月時点では15.9%となっており、平均的な数値(2019年の国内平均14.8%「令和2年版男女共同参画白書」)ではあるものの、目標値にはまだ及んでいません。
主催者の西さんは「社内を見渡すと女性管理職がほとんどいない部門もあり、人によっては将来に向けたキャリアをイメージしにくい状況があると思っています。まだ数は少ないですが、社内の女性管理職の皆さんは様々なスタイルでマネジメントを実践し、一人一人が魅力的な人間性やキャリア観を持っています。管理職を目指したい人に是非この魅力を伝えたいと考えたことからこの企画はスタートしました。また管理職でなくても様々な部署で自身のスキルや能力を発揮し活躍する女性社員がauコマース&ライフには沢山います。そのような方々が語る言葉を直接聴くという体験は、ネットで得られる情報を視覚的にインプットするよりも強いメッセージになると確信しています。」と話します。参加者からの事後アンケートでは『出産後も管理職として働き続けるイメージがしやすくなった』などのコメントが寄せられたそうです。
「企画当初からの想いが伝わったことが、とても嬉しいです。同じ社内の人だからこそ関わりを持てるというメリットを皆さんには最大限に活用してほしいです。たった1時間でも自分のキャリアにしっかり向き合う時間を、今後もより多くの人と共有していきたいです。」