こんにちは! Attack黒木です。今回の社員インタビューは、2021年からスカウターとして活躍中の中村 拓哉のインタビューをお届けします。中村は長野県でぶどう農家を営みながら、兼業でAttackの業務に尽力しています。今回は、農業とAttackを両立する、中村のリアルな働き方についてインタビューしましたので、ぜひ最後までご覧ください!
「今やらなければ後悔する」。25歳でベンチャー企業勤務から農家に転身
▲父の仕事を真似て、おもちゃの車で遊んでいる幼少期の写真
Q. 中村さんは農業とAttackの仕事を両立されていますが、 まずは農家で生まれ育った幼少時代のお話から伺いたいと思います
実は、私の実家でもある「なかむら果実園」は江戸時代から続く農家です。幼い頃から、よく祖父母の手伝いをしたり、農場で遊んだりしていたことを覚えています。
しかし、もともとは農業を継ぐつもりはありませんでした。小学生の頃、周りの友人が夏休みに家族旅行をしたり、プールや遊園地に行く中、自分は農業の手伝いをしているという状況を受け入れることができなかったんです。楽しそうに遊ぶ友人をうらやましく感じ、次第に「自分は絶対に農業をやらない」と思うようになっていました。
学生時代の将来の夢は、とにかく農業以外の職業に就くこと。その一心で部活や勉強に励んで好成績を残し、バレーボールの全国大会にも出場しました。高専卒業後は関東の大学に進学し、大学院時代には前職でもあるレバレジーズ株式会社に出会いました。将来的には自分で事業を起こしたいと考えており、ベンチャー企業で働くことはいい経験になるのではないかと、同社でのインターンを経て入社。ダイレクトリクルーティング運用や営業企画など、人材関係のさまざまな業務を経験しました。仕事にやりがいも感じており、朝から晩まで夢中で働いていましたね。
Q. なぜ一度嫌いになった農業の道へ進むことになったのでしょうか?
大人になるにつれて「農業は嫌い」という気持ちも徐々に薄れ、「定年退職後には農家を継いでもいいかな」と思っていました。
大きなきっかけとなったのは新型コロナウイルスの流行です。日々、感染者数や死者数が急増する現実を目の当たりにし、「自分もいつどうなるか分からない。やりたいことは今やらなければ!」と強く感じていました。
自分の人生を見つめ直す中、幼い頃に農場で過ごした楽しい思い出が蘇りました。同時に、祖父母の高齢化による農場の規模縮小の話があり、「このままでは自分が後を継ぐ間もなく廃業してしまうのではないか」と危機感を覚えました。「幼い頃にお世話になった祖父母の農場を途絶えさせたくない。ここでやらなければ後悔する」という思いから、25歳でレバレジーズを辞めて長野に戻ることを決意しました。
農業をやりながらも人材業で培ったスキルも活かしたい! そのときにAttackと出会う
▲6月下旬、ぶどうの実が大きくなり始める頃
Q. 農業をしながらAttackでも仕事をしようと思ったきっかけについて教えてください
前職は不満があって辞めたわけではありませんでしたし、農業には隙間時間があるので自分の経験を活かせることもしたいと思っていました。そんな矢先、フルリモート・フルフレックスで働けるAttackに出会いました。代表の村上に自分の状況を隠さずに伝えたところ、快く受け入れてもらいました。面談での会話もとても楽しく、ぜひここで働きたいと思いました。
Q. 実際にAttackで働いてみていかがですか?
農業には繁忙期と閑散期があり、時期によって忙しさが異なります。Attackではその事情を考慮してくれ、その都度業務量や内容を柔軟に調整してもらえる点を非常にありがたく感じています。
社員の皆さんは、仕事もコミュニケーションもとても丁寧です。特にAttackで働いている方はママさんが多いのですが、お子さんの状況に配慮し、お互い当たり前のようにカバーし合っている点が素晴らしいと思っています。もし将来自分に子どもができたときにも、安心して働ける環境だと感じています。
また、フルリモート・フルフレックスである分、チャットでのやりとりが基本です。円滑なテキストコミュニケーションを行うためにも、誤字脱字をなくす、こまめに自分のスケジュールを伝えることなどは意識しています。特に、積極的に感情を表現するようにしていますね。チャットで感謝の気持ちを伝える際に「ありがとうございます」という言葉だけではなく、適宜スタンプを使うなど、オンライン上でも気持ちの良いコミュニケーションができるよう心掛けています。
Q. 現在の働き方について教えてください
本業はぶどう農家ですので、普段は長野県で農作業や自社サイトの運営を行い、農業の隙間時間に副業としてAttackの業務に励んでいます。具体的には、ダイレクトリクルーティングのスカウトメール送信や候補者ピックアップなどの業務を担当しており、週5日、1日3〜4時間(繁忙期は2~3時間)ほど働いています。Attackの業務は、本業の繁忙期と閑散期に合わせて、時間を調整して働けるのでとても助かっています。先日は、果実園の取材もしていただく機会があるなど、おかげさまで充実した日々を過ごしています。
Q. 農業との両立は大変ではありませんか?
慣れるまでは大変でした。限られた時間内で生産性を上げるためにメリハリを付けて取り組むことを意識し、いまでは農業とAttackでの仕事のバランスがとれるようになりましたね。デスクワークばかりではどうしても疲れてしまいますが、間に農業が挟まることで良い息抜きになり、仕事がはかどっています。
プライベートの時間も大切にしており、仕事が終わったら妻と分担して家事もしています。ちなみに我が家では「料理大臣」「掃除大臣」と担当を決めて楽しみながら家事をしています! 休みの日には好きなテレビ番組や映画などを見てのんびりする時間も確保し、充実した日々を送っています。農業は天候や災害による影響を受けやすい不安定な業種なので、Attackで仕事ができることは収入面でも心強いですね。
農業も人材業も喜んでもらえることがやる気の源
▲ぶどうの袋掛けの様子
Q. Attackではどんなときに仕事のやりがいを感じますか?
お客様に喜んでもらえたときに一番やりがいを感じます。私が直接お客様の声を聞くことはほとんどないのですが、よく社員の方が「お客様がありがとうと言っていたよ」「とても喜んでもらえてたよ」と伝えてくれるので、自分の仕事が誰かの役に立っていると感じながら仕事ができています。
農業の場合でも、売り上げが上がったときよりも、お客様から「美味しかった」と言ってもらえるほうが喜びを感じます。Attackも農業も、誰かに喜んでもらえることが私のモチベーションの源です! ちなみにAttackにはMVP制度があるのですが、賞品の一つは果実園のぶどうなんです! 個人的にぶどうを買ってくれる社員の方もおり、自分が育てた果物をAttackのメンバーにも楽しんでもらえていることを、とても嬉しく思っています。
Q. これからの目標を教えてください
転職や働き方について悩みを抱えている方はたくさんいると思いますが、その方々が満足できる仕事を提案できるのが人材業界の魅力。私自身が、本業や家庭がある中で生き生きと働ける素敵な企業に出会えたように、求職者の人生が幸せになるようなマッチングができたらと思っています。現在は副業という形ですが、もっと自分ができる業務の幅を広げられるように頑張っていきたいです。果実園の仕事でHP制作なども行っているので、そのスキルもAttackの業務に活かすことができたら嬉しいですね。
私個人の人生目標としては、先祖代々大切に受け継いできた「なかむら果実園」を今後100年、200年と続く果実園にしたいと思っています。ぶどう栽培に留まらず、衣食住さまざまな事業を展開していくのが夢です。個人的には最近ワインにハマっているので、醸造用ぶどうの栽培にもチャレンジしてみたいです。
Q. 最後にAttackの魅力を教えてください
やはり、フルリモート・フルフレックスで働ける環境が一番の魅力ではないでしょうか。 私のように、本業の隙間時間を有効的に使いたい方、結婚や出産などライフステージの変化があっても仕事を続けたいという方にAttackの環境はピッタリだと思います! 勤務時間や通勤距離などの制約があって職場選びに悩んでいる方は、ぜひ一度お話を聞きに来ていただけたら嬉しいです。
いかがでしたでしょうか? Attackではフルタイム社員だけでなく、副業としてご自身の経験を活かしたい方、新たなチャレンジをしたい方も歓迎しております。気になる方はぜひ、お気軽にご応募ください!