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Attackはどのようにして「フルリモート環境」で事業を推進しているのか?【コミュニケーション手段編】

Attack(株)代表取締役の村上篤志です。弊社は【TARGET】というサービスを通じて、主にスタートアップ/ベンチャー企業に対してWantedlyやビズリーチ、Green、キャリトレなどダイレクトリクルーティングメディアでの採用業務を支援しております。Wantedly Partners 認定企業にも選ばれており、Wantedlyでの企業情報や求人情報の作成、ダイレクトスカウト、フィード投稿などもサポートしております。

コロナウィルスの影響で在宅勤務やテレワークといったキーワードを耳にする機会が増えましたが、弊社は元々フルリモートでも働ける就労環境を整備しているため、特に大きな支障はなく、通常通り事業を推進しております。ちなみに今回の記事のタイトル画像は弊社が社内コミュニケーション手段として活用しているチャットワークの画面です。

またお客様もIT関連の事業を展開されている企業様が多いため、引き続き採用意欲は高い状況です。2020年4月は新たに2社様のプロジェクトがスタートし、既存のお客様からも追加オーダーをいただき、おかげさまで現時点で過去最高の月間プロジェクト数(月間最高売上を更新)となっております。

今回はコロナウィルスの影響で在宅勤務やテレワークを取り入れることになった企業様に少しでも参考になるよう、弊社の「フルリモート就労環境」のテクニックやノウハウを公開させていただきます。「コミュニケーション手段」、「情報管理」、「人事労務」の3部構成となっていますので、よろしければご覧ください!

目次

  1. ■5つの「コミュニケーション手段」の使い分け
  2. ■オフライン対面コミュニケーションのデメリット
  3. ■社内の通常業務はオンラインコミュニケーション
  4. ■節目となる全体会議は対面コミュニケーションで

■5つの「コミュニケーション手段」の使い分け


まずAttackが提供しているサービスはITやモノではなく「人のコミュニケーション」を通じて提供するものなので、デイリーで発生する採用支援業務やお客様との打ち合わせ、社内ミーティング、その他の業務フローなどの「コミュニケーション」を「どのような手段」で実行するかを考えるようにしています。具体的には以下の「5つのコミュニケーション手段の使い分け」を意識しています。

①オフライン対面コミュニケーション(アポや会議、打ち合わせなど)
②オンライン対面コミュニケーション(Zoom、Skypeなど)
③音声コミュニケーション(電話)
④文字コミュニケーション(手紙、FAX)
⑤テキストコミュニケーション(メール、slack、チャットワーク)

当たり前の話ですが、基本的には上の方が心理的に「温かいコミュニケーション」(人間味)となり、下の方が「冷たいコミュニケーション」(無機質)になります。これは下の方のコミュニケーションほど、その人の表情や立ち居振る舞い、声のトーン、場所の雰囲気など、コミュニケーションの内容以外に得られる情報が減るためです(④に関しては、心のこもった手書きの手紙などの場合は①に匹敵する温かいコミュニケーションになる場合もあります)。

②オンライン対面コミュニケーション(Zoom、Skypeなど)」は相手の顔が見えて、音声も聞こえるので一見すると「①オフライン対面コミュニケーション」と同程度に思えます。最近はテレビ会議などオンライン対面コミュニケーションの機会が増えているため、相互に「①オフライン対面コミュニケーション」と同程度の「心理的」な温かさを感じることも多いかと思いますが、実際には三次元情報ではなく二次元情報しか得られず、しかも相手の顔から肩くらいまでしか映っていないので、身振り手振りなどは把握しきれず、「①オフライン対面コミュニケーション」よりも「冷たいコミュニケーション」になりがちです。

そのため弊社ではお客様とのプロジェクトミーティングや新規営業活動に関しては、基本的に「①オフライン対面コミュニケーション」で行っています。これはコミュニケーション内容もさることながら、弊社の価値観やサービス形態上、お客様との「人間的な信頼関係」を重視しているためです。「①オフライン対面コミュニケーション」だと弊社が大事にしている「誠実さ」や「実直さ」などの「人となり」がお客様に伝わり、②~⑤のコミュニケーションに比べて、圧倒的にお客様からの信頼を得やすいと感じています。また弊社が提供しているサービスはITやモノではなく、「人のコミュニケーション」を通じて提供するものなので、「①オフライン対面コミュニケーション」を通じて、Attackという「人」を信頼していただこうと考えています。

■オフライン対面コミュニケーションのデメリット


オフライン対面コミュニケーションはメリットばかりではなく、当然ながらデメリットが存在します。オフライン対面コミュニケーションを実行するためには、当然ながら「移動」という労力が掛かるので、その最大のデメリットは「時間」と「費用」かと思います。その「時間」と「費用」を掛けるべきかどうかの判断が必要になります。

弊社の場合、今のところお客様の大半が港区、中央区、渋谷区、新宿区、目黒区、品川区、千代田区に集中しているため、そこまで労力は掛かりません。アフターコロナのビジネス環境においても、サービス形態が「人」中心である限りは、Attackとしては「①オフライン対面コミュニケーション」を重視していこうと考えています。

一方で東京圏以外のお客様もいらっしゃるので、当然ながらそういった場合は「②オンライン対面コミュニケーション」を活用しています。営業資料はPDFで用意しているので画面共有機能を使ってプレゼンできますし、プロジェクト関連のデータや資料もGoogleスプレッドシート、GoogleドキュメントなどG Suiteで管理しているので、プロジェクトミーティングも完全オンラインで実施可能です。

2020年4月現在においてはコロナウィルスの影響で、すべてのコミュニケーション手段をオンライン化せざるを得ない状況かと思います。しかし平常時においてリモートワーク環境下でも事業を推進させていくためには、「なんでもかんでもオンラインコミュニケーション」にするのではなく、各コミュニケーション手段の特性と労力のバランスを加味して、業務の種類によって適切なコミュニケーション手段を選択することが重要だと考えています。

※当然ながら、コロナウィルスが収束するまでは新規営業活動やプロジェクトミーティングにおいて「①オフライン対面コミュニケーション」は実施しておりません。

■社内の通常業務はオンラインコミュニケーション


また社内コミュニケーションにおいても①~⑤の手段の使い分けを意識しています。通常業務についてはほとんどオンラインで完結し、「face to face」である必要性が少ないため、大半の社内コミュニケーションは「⑤テキストコミュニケーション(メール、slack、チャットワーク)」で行っています。

お客様とのプロジェクトはSlackのワークスペースでコミュニケーションを取ることが多いのですが、社内のコミュニケーションはチャットワークのルームで行っています。ただ、通常業務に関する連絡やり取りをするチャットルームをどう作るかについては、以下のどれが最適か熟考しました。

【A】全体でひとつのチャットルーム
【B】プロジェクトごと(お客様ごと)のチャットルーム
【C】担当プランナーごとのチャットルーム

最終的には最初は顧客数も社員数も少なかったので「【A】全体でひとつのチャットルーム」でスタートしました。

ただ、徐々にチャットコミュニケーションの行き交う量が増えてきたので、「【B】プロジェクトごと(お客様ごと)のチャットルーム」もしくは「【C】担当プランナーごとのチャットルーム」のいずれかを検討しました。どちらが適切なのかは顧客数やプロジェクトにかかわるスタッフ数によって変わるかと思います。詳細な検討プロセスの説明は省きますが、弊社ではコミュニケーションの行き交う量やチャットルーム数などを総合的に判断し、今のところ「【C】担当プランナーごとのチャットルーム」でやり取りをしています。

■節目となる全体会議は対面コミュニケーションで


一方で社内のコミュニケーションはすべてオンラインという」わけではなく、全社員が集まる「月末納会」や「四半期キックオフ」については「①オフライン対面コミュニケーション」で実施しています。上記の画像はその一コマです(2019年11月)。

※コロナウィルスによる緊急事態宣言が解除されるまでは、月末納会や四半期キックオフもオンラインで実施します。

上述の通り、通常業務は基本的にリモートワークのため、当然ながら弊社の場合は全社員が顔を合わせる機会が少なくなっています。しかし月末納会や四半期キックオフは経営数字や事業戦略の共有、個々人の振り返りの発表などを行う貴重な場なので、「感情(心理)」的な影響も重視して、対面コミュニケーションで実施しています。

一方で、各プロジェクトに関する社内ミーティングは「②オンライン対面コミュニケーション」で実施しています。これには2つの理由があり、まずこの社内ミーティングはプロジェクト推進に向けての具体的な「報告」や「相談」、「事実確認」など「感情的(心理的)な側面」よりも「論理的な側面」の方が重視されることが1つ目の理由です。2つ目の理由は参加者が社員同士なので、既に相互の信頼関係も形成されている状態であることです。これらの2つの理由から、対面コミュニケーションを取るための移動による「時間」と「費用」を踏まえると、オフラインではなくオンラインの方がメリットが高い、という結論から各プロジェクトに関する社内ミーティングは「②オンライン対面コミュニケーション」で実施しています。

以上、今回はコロナウィルスの影響で在宅勤務やテレワークを取り入れることになった企業様に少しでも参考になるよう、弊社の「フルリモート就労環境」のテクニックやノウハウのうち「コミュニケーション手段」について書かせていただきました。次回は「情報管理」、次々回は「人事労務」について書かせていただきますので、よろしければそちらもご覧ください!

※スイマセン、最後に宣伝です※

弊社が提供しているTARGETでは多くのスタートアップ/ベンチャー企業様の採用をお手伝いしております。もし本サービスにご興味を持ってくださったスタートアップ/ベンチャー企業の代表の方、採用責任者の方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽に以下のLPからお問い合わせください!

【TARGET】LP
https://www.attack-inc.co.jp/target-lp/

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