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論理的に組み立て表現するロジカル・コミュニケーション研修の様子|【研修】

こんにちは。アスコエ採用担当の中川です。

アスコエの研修では社内だけでなく、外部の方に講師をお願いした研修もあります。
今回はロジカル・コミュニケーション研修です。伝える内容や達成するゴールに対して、細分化し構造する方法・その構造したものを表現する仕方など、講師に照屋様を迎え2日間トレーニングいただきました。
研修の振り返りとアスコエで大事にしている要点をご紹介します。

多方面で使うロジカルシンキング

ロジカルシンキングは代表の安井が自身で講師をするほど、大事にしていることです。
なぜ大事かというと、自分の考えを整理し、わかりやすく伝えることは業務を円滑にし、各所に関わる方々と良好な関係を築くからです。

研修では、論理的に考える方法を座学で聞くだけでなく、文章に書いたり、相手に話したりと日常の行動に落とし込むための演習にも臨みました。

さまざまなロジカルの理論がある中で、アスコエで重視されているのは”空・雨・傘”のストーリーの構造と、考えを細分化する切り口である”MECE(ミーシー)”です。


アクションに繋げる、空・雨・傘の構造

文章の書き方で「起承転結」を学ぶように、一般的にグループに分けられた繋がりのあるストーリーは、相手にわかりやすいと言われます。そのストーリー構造を、端的にロジカルに適したものが「空・雨・傘」です。
事実や状況に対して、解釈し、何をすべきかという判断を明確にする(もしくは、促す)フレームで、これを意識することで、一貫した納得感のあるメッセージを届けることができます。

(参考:安宅和人『イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」』, 英治出版 , 2010年11月)

細かく要素に分ける切り口MECE(ミーシー)

ロジカルに構造するための切り口・考え方のことを指します。複雑な問題になるほど、要素ごとに細かくシンプルに分割し、グループ化して積み上げていくことが必要になります。その切り口をモレなく、ダブりなくする考え方がMECE(ミ-シー)です。

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MECEとは、
Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive
(相互に重なりなく)(全体としてもれがない)
「ある事柄や概念を、重なりなく、しかも全体としてもれのない部分の集まりで捉えた状態」
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また、要素を分割する時の切り口は以下のように複数のタイプがあり、使用頻度の高いものを自分の中に持つと良いとのこと。それがあると、「自分の訴求点」がクリアになり、加えて「相手の関心」に応えることができると教えていただきました。

タイプ1.要素分解
     …全体を構成する要素に分けて説明する
タイプ2.ステップ
     …始点から終点までステップに分けて説明する
タイプ3.対照概念
     …物事の両面を説明する

ただ、注意しないといけないのが、分解して満足すること。相手にわかりやすく伝えるために、ここから先ほどの「空・雨・傘」のストーリー構成を考えながら、どの要素をまとめて意味づけをするか、どう前後の繋がりを持つか、と並び替えをしていくことが重要になるのです。

まとめ

この2点を中心に、現状の比較、今後のアクションに繋がる事項を抜け漏れなく、社長や役員へ報告・相談しています。それぞれ苦手意識が異なりますが、定着させるには継続が必要です。少しずつアップデートするように、日頃の行動を変えたり、そのような研修を実施してまいります。

次回は、相互理解を深める「MBTI研修」をレポートしていきます。


▽ 参考
安宅和人『イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」』, 英治出版 , 2010/11.
深山 雪男『マンガでわかる 必ず伝わる! ロジカル会話術 』, 双葉社, 2018/06.
照屋華子『ロジカル・シンキング (Best solution)』, 東洋経済新報社, 2001/04.


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