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写真:フィールドエンジニア 堀木省吾
こんにちは、アシスト採用担当です。
アシストは、1972年設立以来、パッケージソフトウェア市場の先駆者として、50年にわたり「IT×商社×コンサル」という独自のポジションを築いてきました。これまでお取り引きさせていただいた企業は2万社以上にのぼります。Oracle(オラクル)の総代理店を立ち上げた会社としても知られています。
今回は、アシストのシステム基盤技術本部 堀木に、アシストのエンジニアとして働くやりがいや社風などについて聞きました。
入社の決め手は、アシストが掲げる「哲学と信念」
ーー過去の経歴と、現在に至るまでのキャリアについて教えてください。
前職は未経験でIT業界を志望し、100名規模のITベンチャーに就職しました。
インフラ系のサーバーエンジニアとして保守・運用やシステムの提案・更改を担当した後、SESとしてPLやPMを経験。入社7年目頃に、もっと自分の実力で勝負したいと思うようになり、アシストに転職しました。
ーー転職活動の際には、どのような条件や軸で会社を探していましたか?
実は「この業態が良い」「こんな製品を扱いたい」「こんな働き方をしたい」というこだわりはなかったんです。強いて挙げるなら、給与面と社風を重視しましたね。そんな中で候補の会社として入っていたのがアシストでした。
ーーアシストへの入社の決め手について教えてください。
トップダウンではなく、「哲学と信念」を社内で何度も協議・検討して改訂しているところに魅力を感じました。
また、内定をいただいた3社のなかで、最も社風や評価制度についてイメージができ、かつ提示金額が高かったことも入社の決め手となりました。
ーー現在の担当業務について教えてください。
アシストに入社してから、一貫して統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」の技術担当として従事しており、今は主任として「JP1」におけるフィールド業務全般の推進を主導する立場を務めています。
「JP1」とは、導入することで企業のIT資産の管理や稼動状況の把握、定型業務の自動化、セキュリティ対策などを統合的に行うことができる運用管理ソフトです。
その他には、OJTリーダーとして新人育成を担当したり、部署外の活動も並行していたりします。例えば、新規社内システムの利用推進プロジェクトや新規商材発掘の検討委員、中途同士のコミュケーション向上活動のフォローなどですね。
ーー案件受注から、導入支援までの具体的な業務の流れを詳しく教えてください。
通常案件だと、まず営業担当が課題をヒアリング・分析します。「JP1」が必要な案件が発生したら、技術チームに依頼が入ります。案件の内容を見て、マネージャーが最適なアサインを検討し、担当が決定される流れです。
担当にアサインされたら、営業とチャットあるいはミーティングを通して、具体的な内容確認や進め方を相談します。そもそもの対応可否や見積もりの作成、要件をすりあわせて、私たちも一緒に同行や同席してお客様に提案を行うことがほとんどです。受注後、技術チームが中心になって、導入支援を開始します。
チーム規模は、おおよそ1〜3名程度でお客様担当者と打ち合わせや資料のやりとりをして設計をつめることが多いですね。導入が済んだら、サポートチームへと引き継いでいきます。
ーーフィールドエンジニアの方は、導入支援後はお客様から完全に離れるのでしょうか?
導入支援が完了した後も、定期的に営業担当と客先を訪問する機会があります。導入された目的を達成いただくために、利用状況の確認やフォロー、課題ヒアリングなどを行い、お客様満足度の向上やさらなる課題解決のお付き合いに繋げたりもします。
支援しすぎないのが、アシストのプライド。お客様のビジネス課題を解決するために
ーー仕事の進め方やあり方など、他社と比べて特徴的な部分はありますか?
日本の IT 業界では、お客様側が自分たちのITリテラシーを持ってシステムやソフトを使う前提ではなく、1から10まで全て受託会社がやってくれるというスタイルが多いです。
アシストでは、私たち技術担当が要件設計、基本設計や実装内容の設計・構築に「メインの技術者」として携わることが少ないのが特徴です。
これは、アシストのプライドだと僕は感じているんです。
一見扱いにくいベンダーと思われがちですが、ベンダーが中心となって技術対応をしてしまうとお客様のシステムがブラックボックス化してしまい、お客様企業の戦略形成に大きなマイナスを与える恐れがあるんです。
お客様が使いたいのは製品ではなくて、ビジネス的な課題があってそれを解決するためにその製品を選定している状況なので、ビジネス活動が滞るような結果が訪れるのであれば、一時的に助かるとしても全てを請け負ってしまうような支援をすべきではないと思っています。
私たちが主導でなにもかも進めてしまうのではなく、お客様自身が製品を理解し、利活用してもらうようサポートをすることに重きを置いているという点はアシストならではと感じています。
部門を超えたチームプレーで、迅速にトラブルを解決
ーーこれまで関わった案件の成功事例について具体的に教えてください。
基幹業務に「JP1」をご利用いただいてるお客様の中で、構成がシングルのためトラブル時に大きな影響が出てしまう環境のお客様がいました。
もともと仮想環境での冗長化のご提案はしていたのですが、この年はAWS移行という新たな課題も提示されたので、それに応えられるような提案を心がけました。社内だけではなく、仕様面では技術担当からメーカーへの問い合わせも行って、顧客にささるような提案パターンを営業と一緒に模索しました。
また、冗長化にあたってクラスタ製品はアシストの取り扱いではなかったのでお客様ご自身での調達が基本なのですが、お客様からの強い希望でアシストの紹介販売とすることになり、構築ベンダーについてもアシストのアンダーで対応する形で調整をかけ、取りまとめました。その結果、無事受注に至りました。
ーーこれまでの信頼関係とカスタマイズされた提案があってこそ、受注できたのですね。実際の設計・運用についてはどうでしたか?
いざ設計、構築段階に入るとしばらくしてから大きな課題が浮上しました。
構築ベンダーが提示している要件とお客様の認識に齟齬が見られると感じ、あらためてヒアリングをすると、JP1のクラスタ化に必要なAWSの構成がプロジェクト計画の範囲外にあたり、実現できないことが発覚したんです。
ーーどのように解決していったのでしょうか?
発覚した日中にすぐに上長に報告して、営業、クラスタベンダー、JP1のメーカー、アシスト技術陣などと連携する体制を構築しました。メーカーが公式にサポートできる範囲の模索、プロジェクト遅延に関するお客様への説明準備など、迅速かつ細やかな調整と対応を行った結果、なんとかこの問題を乗り切ることができました。
ーー今回の事例を聞くと、社外との連携が非常に迅速だと感じたのですが、意思決定のプロセスは、比較的早く行えるのでしょうか?
そうですね。現場の皆さんが優秀だから、課題の説明や共有が早く行えている点はあると思います。また、アシストがメーカーと良好な関係を維持できていて、いざという時にすぐに協力体制を構築できるのも大きいですね。
ーー社内連携もスピーディーにできるのでしょうか?
できます。このプロジェクトにはもともとアシストのAWSエンジニアはアサインされていませんでしたが、迅速に質問や情報共有をしてもらえました。問題の解決が早くなるきっかけの一つになったかなと思いますね。
ーー他部署や他事業部であっても、比較的聞きやすい社風なのですね。
そうですね。年次に関わらず相談や情報共有も気軽にできる社風だと思います。受け入れられるかどうかは別にして、「こういうことがしたい」や「もっとこうした方が良い」という提案や提言はウェルカムですし、それに対するフィードバックも得られると思います。
会社によっては、自分の手の届く範囲でしか状況を変えられないことが多いと思うのですが、アシストは他チームや他部署に気軽に相談できたり、サポートしてもらったりと、様々な人を巻き込んで組織で動ける体制が整っています。
ジェネラリスト、スペシャリストも目指せる会社
ーー堀木さんが過去に参加した部署外の活動について教えてください。
「中途入社者交流会」ですね。入社して1年経った頃に、人事の方が「もっと中途社員の社内ネットワーク作りを盛り上げたい」と企画したもので、非常に意義深いと感じて参画させていただきました。
ーー日々の業務に忙殺されると、なかなか部署外の活動に対するモチベーションの維持が難しい気がするのですが、部署外の活動も評価の対象に含まれるのでしょうか?
評価の対象になりますね。評価は目標管理制度を軸に社内全体で標準化された手法で行われます。評価の対象となる目標設定は事前に共有された組織目標への貢献を意識していれば個人のベクトルでの設定が可能になっています。
会社への貢献を数値的な達成目標だけではなく、自身がどう成長をしたいか、その活動プロセスによりどのような貢献ができるかという整理を重視しています。
目標設定後は、4ヵ月に1回、上長とともに自身の目標やKPIとその達成状況の確認を行います。アジャイル開発のように、適宜、目標の見直しをして、より達成価値の高い目標になるように対応しています。
ーーどんな人がアシストで活躍できると思いますか?
アシストには、歯車型の「言われればやる」タイプの人財がいない会社です。そのため、指示する側も指示を受ける側も、本質的に「なんのために、どんなことをどうやるのか」が付きまといます。
「ルーティンワークが良い」や「向上よりも安定志向」を重視される方には、苦しい環境になるかもしれません。反対に、新しいことに挑戦したい、思考や技術を磨き続けたいと考えるエンジニアには、やりがいの大きい会社と言えるかもしれません。
ーー最後に、エンジニアの方にアシストをアピールするとしたら、どんな言葉を送りますか?
社内にはジェネラリストも、メーカーの開発者よりも製品の知見を持っているスペシャリストもいます。どちらの方向でもエンジニアとしてのキャリアを伸ばせる環境だと思います。
やりたいことや情熱はあるのに、今いる環境では受け入れてもらえず働きにくさを感じている方は特にウェルカムです。アシストに来て、思う存分暴れてください!