1
/
5

「戦後の経済成長」について、マーケティングの観点から語ります。

こんにちは!株式会社アルトの採用と広報を担当している田中です!

私たちアルトが企画・開発・提供するサービス「thanks!(サンクス)」は、働くチームメンバー・仲間とお互いに認め合い、褒め合うことを簡単に実践し続けるサービスです。現場でのチームワークが、お客様の笑顔を生み出すことを信じて、そのチームワークを盛り上げたり、活性化させたりすることをお手伝いをしています。

2016年に創立して以降、”一人でも多くの人が、生き生きと働き続ける社会を実現”するというミッションを掲げています。職場の人間関係に悩む人を減らし不幸な離職をなくすために、若い世代の人たちへいいパスを贈るために、日々挑戦しています。

アルト代表の植村(ニックネーム:トムさん)にチームワークに関する想い語って頂きます。

今回のテーマは、「戦後の経済成長」をインタビュー!


--トムさん、前回「働く価値観は時代で変わる」のときの話に出た、戦後の再生(経済成長)の偶然3点セットって話、ちゃんと聞いてもいいですか?

「昭和の日本を創ったこと」

あれ、受け売りで(笑)
時代の流れが重なった

昭和を貫いた戦後成長は、キャッチアップ型のものづくりビジネス、労働人口増加、出生率の向上、の3点セットの話だね。

要は、「アメリカ発案主導型+見事な(日本人的愚直な)実行」による市場形成の恩恵に俗した経済成長だったという話。(これは私見です)

さらに、朝鮮戦争特需や円安ベースの輸出産業牽引などの市場形成がこれらに乗っかったことが大きい。

また、人口増加ベースで大手企業への新卒入社が当たり前になって労働力確保ができた点も、平成初期のバブル崩壊に至るまでの人口ボーナス期においては大きな影響。

ラッキーだったよね、って。

--え、いろいろラッキー重なったってことですか?


人口ボーナス期ってこと

国内市場については、人口ボーナス期だったことに主因ありと思う。

人が多ければ、生活者も労働者もどちらも多い。

だから、市場は遠心力が働く。

それが海外まで伸びたから、数十年でキャッチアップできた。

戦後の奇跡、って言われた訳です。
その原理が競争だった

一つしか選択肢がない、もしくは必要ない、あるいは、選ぶ余裕がないという環境なら、“競争”なんて発生しないでしょ。

でも、複数選択肢が存在できたのが、日本国内市場だった。

昭和の終わり頃の80年代なんて、国内の洗濯機製造メーカーっていくつあったか、当ててみて?

--んー、5社ぐらいですかね?


10社以上あったよ

洗濯機よ。そんなに選択肢必要だったのか?って話。

その後、00年代は何社だと思う?

--あっ!この年代に5社ぐらいになるんですか!?


そうそう。要らないよね、そんなに選択肢。

ものがあふれ、選択肢にあふれ、

ものの寿命が伸び、購買意欲も必要条件ではなく、十分条件がないと湧かなくなっていった時代が、昭和から平成の移り変わり。

人の生活価値観や感覚、ライフスタイルが変化していった時代。

あの時代から19年の現在までタイムスリップしてくると、

今、世の中の「スタンダードな選択肢」になってるブランドって、どんなの思い浮かべる?

--んー、ユニクロ、無印、セブンとか。


ブランド=選ばれ続ける価値

昭和から平成にかけて、人の生活で最も変わったこと。

それは、「選ぶようになった」ことだと思う。

人は、選べるから、選ぶようになった。

これはコペルニクスだよ。

昭和の日本を創ったことが、平成からは変化してきている。

企業視点では、(市場に)出せば、売れた時代から、(市場に)選ばれないと、売れない時代に。

同時に、「選ばれる」基準は昭和と変化してきた。

マズローの欲求5段階説ってあるでしょ。

あの承認欲求を満たす手段として、「もの」の所有が自分自身を表す一部効果を発揮していたわけです、「選ばれる」基準として。要は、ヴィトンのバッグを持つ私、外車に乗るオレは、周囲からうらやましがられる、という自己承認欲求を満たすロジック。

あれはバブル経済までは、まさに日本を覆ってた。

最初は高価格であること=ブランド、みたいな誤認というか、勘違いがあったけど、平成が移り変わるにつれ、自己表現の一部として衣食住領域から、「何を選ぶか」が自分自身を表すこととして常識化していった。

このあたりは、マーケテイング視点で時代を振返るとその変遷が面白いんだけど、それ始めると長いので(笑)、別の機会に。
昭和は終わり、平成が始まった

偶然3点セットで始まり、経済成長をその時代の象徴とした昭和は終わり、選択と低迷で平成が始まった。

その低迷時代に生まれ育った世代の人たちが、これから10−30年の時代を創る主人公になるわけです、国内は。

さらに、これからは国内にとどまる思考では、やばい。

やばい、というか、狭い。

断るけれど、僕は昭和が一元的に悪い、平成やこれからがいいはず、なんて言いたいわけじゃないです。

時代は変わる、って言いたいだけ。その変化を見ましょうよ、と。
皆、経験にひっぱられる不幸

一人の人間の経験なんてさ、結局、小さく、狭いよね。

悲観や卑下は不要だけど、もっとビッグピクチャーでみようぜって話。

無人島に一人生活じゃないんだから、

朝起きて、夜寝るまで、誰とも話さないで生きてるってわけじゃなければ、

自分のためだけの目的や目標、あるいは視野や発想だけで生きるの、つまんなくない?

時代は、競争じゃなくって、共生でしょ。
今、(日本)社会は悲鳴を上げている

「社会に貢献できるかどうか」

前回も言ったけど、平成世代の働く価値観は、昭和とは違ってきてる。

これからの日本社会は、こういう価値観をもった人たちが働き、形成する時代。

だから、おおいに新しいチャレンジしましょうよ。

失敗もたくさんしましょうよ。

成功なんて、誰もまだわからないだから。

(そもそも成功の定義すら、変わってるんだから)
新しい酒は、新しい革袋に

また、ことわざにいきついちゃった。

古いのが悪いってわけではなく、新しい思想や考えは、新しい方式でとらえないとってことです。

これ、新約聖書出自らしいけど、酒ってのがいいね。ワインだよ、これ。

実際、新しい酒は新しい袋にいれて美味しく頂けたんだろうな(笑)

今日は「昭和の日本を創ったこと」で話したけど、なんか結論あるような、ないような。僕も頭も切り替えていかないといけないタイミングってことだな。

--今年は新元号始まるし、いよいよ新しく、色々と劣化しないようにしないとですね!笑

株式会社アルトでは一緒に働く仲間を募集しています

同じタグの記事

今週のランキング

田中 ひろみさんにいいねを伝えよう
田中 ひろみさんや会社があなたに興味を持つかも