入社2年で3つの職場を経験し感じるコンサルティングの定義

こんにちは。入社2年目の成田です。

今回は、入社から2年で3案件を経験したことで感じるコンサルティングの定義についてお話しできればと思います。

「コンサルティングファームの人って何しているのかよくわからない」「キャリアとして興味ある」という方の参考になればと思います。

もうあなたもコンサルタントかもしれない

私が思うコンサルタントの定義は、「クライアントの抱えている問題・課題に対して、自らの持っている経験、知見をもとに解決をサポートする存在」だと思います。

私はこれまでのキャリアの中で、以下3つの案件にコンサルタントとして携わらせていただきました。

①大手金融会社における財務企画業務の自動化のためRPA開発、保守、運用
②クレジットカード決済関連会社における開発案件のプロジェクトマネジメント業務
③大手ロボットメーカーにおけるロボットの調達、在庫管理、供給業務及び業務改善

この3つの案件をコンサルティングの定義に落とし込むと、以下になります。

①大手金融会社における財務企画業務の自動化のためRPA開発、保守、運用
→クライアントの財務企画上の検索、取りまとめなどの業務を自動化により、効率化すること（課題）を、RPA開発スキルを用いてサポートする。（解決サポート）

②クレジットカード決済関連会社における開発案件のプロジェクトマネジメント業務
→プロジェクト全体のタスクの進捗管理ができていない状態(課題)を解決するために、開発進捗の見える化、調整を行う(解決サポート)

③大手ロボットメーカーにおけるロボットの調達、在庫管理、供給業務及び業務改善
→商品の納期遅延(課題)の発生を防止するために、プロセスを見直し、改善する（解決サポート）

上記のように、クライアントの抱える課題を考え、その課題に対して解決策を提案・サポートすることがコンサルティングワークになります。

そう考えると、アルバイトなどで同じ様なことを経験されている方も多いのではないでしょうか？

例えば、あなたがレストランのキッチンスタッフで、混雑時のお客様への料理提供で遅延が頻発することが問題になっていたとします。その時に、解決策として、お客様への料理提供までの時間を短縮するために、例えば調味料の位置を変えることで、調理の時間を短縮することを店長に提案することも立派なコンサルティングです。

どのコンサルティングファームを選ぶか迷っている方へ

業種に関わらず、コンサルティングの本質はクライアントへの課題解決であるという点は共通しています。その中で、まずは分野にこだわらずに業界に飛び込んでみることで、コンサルティングワークを通して得意分野を作ったり、関心のある分野を極めることをお勧めします。

私の場合は、

①開発支援
②プロジェクトマネジメント
③業務改善

以上を経験した結果、③の業務改善が得意だと感じています。

クライアントの業務の流れを可視化し、潜在的な課題を抽出することが得意なため、その分野のスキルを伸ばせるようにヒアリングの仕方を工夫したり、強みを伸ばしていければと思っています。

事業会社とコンサルティングファームの特徴の違い

大まかに、①意思決定の主体、②在籍期間の短さ、が違いであると感じています。

①意思決定の主体
自ら意思決定をするか、サポートをするかの違いがあります。企業の利益に関わる意思決定をするのは、コンサルタントの仕事ではなく、事業に最終的な責任を持っている社員になります。そのため、コンサルタントのミッションは、クライアントの意思決定に必要な情報を整理し、あるべき姿へと導くこと、この点が事業会社との大きな差になります。

②在籍期間の短さ
事業会社とコンサルティングファームにいるのでは、ワークをしている会社に在籍している期間が大きく異なります。事業会社に在籍している場合、3年ほど同じ部署で働くことはよくあることですが、コンサルタントの場合、事業会社に比べて在籍している期間は短くなります。

この違いにより、コンサルタントの場合、携わる職種、プロジェクトが多く、その分短期間で多くの経験を積むことができます。一方で、短期間で高いパフォーマンスを求められるため、どんな職場でも適応してプロジェクトを進める力が必要になります。

特に、Arinosでは、同じクライアント先で1年以上働くことは珍しいです。1か月のプロジェクトも存在します。これは、ターゲットとしているスコープが大手のコンサルティングファームと比べて狭く、それぞれのプロジェクト期間が短くなる傾向があるからです。