Arinosの『社内研修』について

はじめまして、株式会社Arinosの湯目(ゆのめ)です。

Wantedlyの記事冒頭といえば、個性豊かな自己紹介で読者様の興味をグッと引きたいところ、自己紹介を2晩考え抜いた末、文字数が多くなってしまったため省略させていただきます。無念。

今回紹介する『社内研修』とは

『社内研修』とは、月次に若手のコンサルタント向けに行われる、Arinos独自の研修会です。

研修では、コンサルタントとしてのベーススキルの向上を狙いとし、座学だけでなくチームで議論を交わすようなワークショップも行います。

コンサルティング事業部ではクライアントのオフィスに常駐して業務を行う案件が多く、普段仲間達と顔を合わせる機会が少ないため、月に一度社員みんなが集まって交流ができる、とても楽しみな日でもあります。

10月の研修内容

10月の研修内容は「Arinosコンサルタントの提供価値を伝えるコンセプトワードの検討」です。

今回の研修の大きな流れは以下の通りとなり、3、4人のチームでワークを行いました。

◆Step1 Arinosの業界内のポジショニング、競合優位性分析

◆Step2 コンセプトワード検討

◆Step3 プレゼンテーション

◆Step4 多数決によりコンセプトワードを決定

チームでディスカッションを重ね1つの物を作り上げるのはとても楽しいですよね。

チーム内で熱く討論する場面、クリエイティブなアイデアを出し合う場面、それぞれで気持ちを切り替えつつ、非常に盛り上がる研修となりました。

しかし、この研修、ただ楽しいだけじゃないんです。

この研修の目的は、「Arinosのコンサルタントとしてのあるべき姿を理解することで、クライアントに対してさらなる付加価値を提供出来る状態に成長すること」です。

また、副次的な目的にはArinosへの帰属意識の醸成やチームビルディング力の強化、個々の課題の洗い出しがあります。

研修時間は5.5時間と、楽しい反面、自分の課題と戦う苦しい場面もあり、とても実のある時間となりました。

コンセプトワードを作るにあたり、与えられた時間内にArinosの強みを深堀る必要がありますが、これが非常に難しい。

例えば、大手ファームではインダストリー毎に所属を分けている中、Arinosのコンサルティング事業部はスキル、業界を問わず１つの部として存在しています。そのため、社員1人1人が幅広いナレッジを持っています。他には、若くてフレッシュなメンバーが多く、泥臭い仕事をこなすことができるパワフルさがあります。このように、Arinosの特徴を挙げればきりがありません。

上位のように特徴を挙げきったらコンセプト作成に入ってよいのかというと、そうではありません。他社と比較しても強みと言えるか、クライアントへの提供価値とは何か表現するために、次のステップでは『業界内のポジショニング』を行う必要があります。

私たちのチームはArinosの特徴をミクロとマクロでとらえるため、『７S』と呼ばれる、組織の全体像と要素間の連携を捉えるフレームワークを使用しました。その後、規模と市場という2軸からArinosと類似する企業との比較を行い、“Arinos固有の強み”とはなにか、どのような価値・メリットがあるかを追求しました。