竹内智広(27)
Arinosのジュニアコンサルタント第1号。入社後1年が経過し、地道な努力と持ち前の素直さでArinosの若手集団を牽引する存在になる。現在はコンサルティング案件に携わるかたわら、新規事業の立ち上げにも積極的に関わっている。採用面接時は「箸休め」を担当。
10代で訪れた人生の転機
人生の転機は10代の頃に参加したフィリピンでのスタディーツアーです。初めて訪れた海外でゴミ山やスラム街などを直接目にして大きな衝撃を受けました。それまではアート系に憧れていたのですが、それをきっかけに将来は国際協力に携わりたい、ビジネスを通じて社会貢献がしたいと考えるようになりました。そして、そのために語学と経済学を勉強したいと思い、海外の大学に行くことをまず決めました。しかし、欧米圏は学費も生活費も高い。より安く、そして、より多くを学べる方法を考えていたところ、海外からの留学生を対象にインド政府が出している奨学金プログラムをみつけ、これに受かったらインドに行こう、と決意しました。
インドでのベンチャー企業との出会い
インドでは多くの出会いがありました。その中でも印象に残っているのはベンチャー企業の社員の方との出会いです。欧米と比べ日本人留学生が少ないインドは、コミュニティが小さく社会人の方と交流する機会が多くありました。「インドに来られて幸せだ、国を超えた一つの事業を任せてもらえている」と言う駐在員の方を素直に「すごいな」と思っていたのですが、同じ駐在員でも2通りの方がいたのです。大手企業の方とベンチャー企業の若手社員でした。ベンチャーの社員の方は大手と比べ扱う金額の規模は小さいながらも、採用だったりM&Aだったり、重要なことを若くして任されている。自分が経験したいのはどちらだろうと考えたとき、私が魅かれるのは明らかにベンチャーでした。もともと商社や国際団体に憧れていた私はそれをきっかけにベンチャー企業で働くことに興味を持つようになりました。ちょうど同じ頃、インドの大学生活に求めていたものとのギャップを感じていたこともあり、結局大学は途中でやめ日本に帰ることにしました。
「0→1」をやろう
どうせなら新しいことを生み出すようなことがしたいと意気込んで、帰国後最初に入った企業は雑貨等を企画をしているベンチャーでした。そこでの生活も楽しかったのですが、英語を使う機会が少かったことなどから、将来国内外で働きたいならもっと国際的な経験が詰める場所へいこうと思うようになりました。
そんな時にwantedlyでArinosに出会いました。「0→1」ができるようになりたい、ビジネスで英語を使いたい、海外で事業がやりたい、と思っていた自分にとって、「こんなぴったりな環境はない!」と感じました。Arinosに転職してから1年が経過しましたが、その感覚は今でも変わっていません。
未経験から始まったコンサルタントとしての修行は今も継続中です。しかしArinosの良いところはいろんな事業がどんどん立ち上がってくるところで、念願だった「0→1」の新規事業立ち上げを始め、毎日新しいことにチャレンジさせてもらっています。特に事業の立ち上げは、今まで自分もそんなことをやったことがないにも関わらず、自分が考えたスケジュールやフローで皆が動いてくれて、そして色んなものが出来上がってくるのがとても面白く、刺激的です。
これからについて
もともとの目標は国際協力でしたが、今は必ずしも海外である必要はないかな、と思っています。しかし同時に日本にこだわる必要もないと思っているので、理想は「日本を含めたアジア全域でのソーシャルビジネス」をすることです。色んな会社の様子を見たり色んな人の側にいたりできるコンサルティング的な動き方は性に合っているようなので、国内外問わずソーシャルビジネスを立ち上げたい人の支援ができるようなコンサルタントになりたいと思っています。
「誰かの役に立つ存在」であり続けることが私の目標です。