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最先端のアイデアを現実にするという仕事

創業期メンバーとして見てきたaptpodの姿

代表の坂元とは入社前の前職で新製品の企画〜開発、推進をする等の仕事を一緒にしていました。坂元に対しては、クライアント企業の内部に入り込んだり、海外案件があれば現地にスタッフを送り込んだり、自分で飛び回ったりと、要望に応えるために最大の力を尽くす人という印象をもっていました。2~3年一緒に仕事をした後aptpodに誘ってもらい入社したのですが、その頃の仕事で現在の事業内容に紐づくようなものって、実はないんです。それでも坂元を見ていると「何か面白いことできそうだな」という期待感が当時からありました。

電気自動車のタクシーを運用するプロジェクトで車両動態監視システムが採用されるなど、メーカーの間でaptpodの認知度をじわじわと上げながら、会社としての方向性が定まってきたのは2011年ごろ。東日本大震災や環境問題への関心の高まりから国が「電力の見える化」に注力し始めた時期です。電気自動車や太陽光発電の案件に携わる中で、電気バスを走らせるプロジェクトを通してファストデータの可視化という領域に面白さと優位性を見出し、その汎用化を目指したところから「VisualM2M」のプロトタイプ制作につながりました。展示会でプロトタイプを見たホンダさんにUIを褒めていただいたことは、ダッシュボードのかっこよさにこだわるaptpodの精神が認められたようで嬉しかったですね。

当時まだサーバーは他社製品を使用しており、現在に比べると機能上のスピードも足りなかったのですが、会社としての方向性が定まったことで開発も加速し、2013年頃には全てを自社でカバーできる体制になりました。ちなみに当時あまりメジャーではなかったGoをプログラミング言語に選んだのは、守りに入りたくないという気持ちの表れ。リスクを取ることがそのまま優位性につながるという考え方は、今後も変わらないと思います。ちょうどこの頃エンジニアの柏崎や白金含めコアとなるエンジニアが入社し、現在のaptpodプロダクトの原型が固まってきました。

「分かりやすいかっこよさ」へのこだわり

開発の過程では100ミリ秒値を取るなど徹底してファストデータにこだわりました。当初は1秒単位のデータ取得でいいと言われていたのですが、1秒値と100ミリ秒値では当然リアルタイム性やデータの正確さなどが異なり、それによって実現できる技術の可能性の幅も全く違ってきます。またUIに表示した際のアニメーションの見え方も違ってきます。そういった意味でファストデータへのこだわりはかっこいいUIへのこだわりに直結すると言えますし、見た目の分かりやすいかっこよさって、クオリティにも繋がり、やっぱりお客様に喜んでいただけるんです。特に40~50代の意思決定層の方々にとっては、子どもの頃に空想していたような世界観が実現しているという楽しさがあり、かつ視覚的な分かりやすさが導入時の社内理解を助けてくれるという実質的なメリットも生んでいます。

また、最近ではデータの粒度に対する要求も高まってきているので、見た目はもちろん、さらに粒度が細かいデータの価値を高められるよう追求していきたいと思っています。



“ゼロイチ”の仕事ができるか

これまでaptpodが築いてきた土台に対して自分はこうしたいというビジョンがあったり、創造的な仕事をできる人が活躍できる環境です。開発を次のステップに進めるためにはとにかく動くものが必要なので、大切なのは「とりあえず動くモノを作ってみよう」とか「早くやって早く失敗しよう」という気持ちでどんどん前に進めていけるかどうか。これは、IoTというワードの勢いに対して、まだまだ成功例が限られてしまっている業界全体を成長させる鍵でもあると考えています。

私自身のミッションは、一歩も二歩も先を行くような坂元のアイデアを技術面で支えること。それぞれが得意領域で力を発揮しながら補完的な関係を築けるよう、多様な人々が集まるといいなと思っています。

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