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なにをやっているのか

大量の時系列データを双方向かつリアルタイムに伝送するIoTプラットフォーム「intdash」
デザイン性にもこだわり、近未来的なUIを持つWebダッシュボード「Visual M2M」
アプトポッドは、IoTプラットフォームの自社開発やIoT関連ソリューションの販売により、製造業を中心にあらゆる産業のDXに貢献する研究開発型テックベンチャーです。 大量の時系列データを収集・管理するIoTプラットフォームクラウド「intdash」や、自動車が吐き出す大量データをエッジで処理する車載コンピュータ「EDGEPLANT」、収集した時系列データをリアルタイムに可視化するWebダッシュボード「Visual M2M」などの自社企画製品の開発を行いつつ、これらを組み合わせたソリューションの提供や、受託開発を行っています。 当社の強みは、当社が「ファストデータ」と呼ぶ膨⼤かつ高頻度な時系列データを⾼速に伝送、収集することです。自動車、ロボット、産業機械などの様々なデバイスをコネクテッド化し、遠隔データ収集、可視化、制御といった難易度の高いサービスを実現する高度なIoTプロダクトを開発しています。 【プロダクト】 ■ intdash 自動車や産業機器と、遠隔地にある可視化ツールや操作端末とをインターネットを介してつなぎ、大量かつ短周期な高頻度データをリアルタイムに、双方向に伝送するためのIoTプラットフォームです。intdashを利用することで、遠隔監視や遠隔操縦、自動運転などIoTサービス実現の要となる、超低遅延な双方向伝送を実現します。 https://www.aptpod.co.jp/products/intdash/about-intdash/ ■ Visual M2M intdashを使用してクラウドに収集した膨大なセンサーデータを、リアルタイムに可視化・解析するWebベースのダッシュボードツールです。世の中にWebダッシュボードツールは複数ありますが、当社製品のようなリアルタイム性を備えたプロダクトは、リリースから数年が経った今でも現れていません。解析用途に応じて拡張が可能で、見た目のかっこよさにもとことんこだわった先進的なデザインのインターフェースが魅力です。 https://www.aptpod.co.jp/products/data-visualization/ ■ EDGEPLANT EDGEPLANTは、産業DXで必要となる堅牢かつ高性能な自社企画ハードウェアの総合ブランドです。高度なAI処理を実現する車載規格対応のGPU搭載エッジコンピュータ「EDGEPLANT T1」や、各種制御バス、センサーネットワークに接続するためのインターフェイス機器、専用カメラシステム(予定)などで構成されています。 https://www.aptpod.co.jp 【実例】 ■本田技研工業様 マーシャル諸島共和国ソーラーEV共同実験プロジェクト マーシャル諸島共和国にて立ち上がった「ソーラー電気自動車(EV車)プロジェクト」に『Visual M2M』が採用された例です。 車両のバッテリー状況、位置情報等各種データを記録するための装置を搭載し、クラウドサーバーへ上がったデータの運用状況を日本でモニタリングし、不具合があった際に迅速に対応する体制をつくりました。 https://www.aptpod.co.jp/casestudy/001/ ■路線バスを活⽤したAIによる⾃動⼯事現場検知システム 大阪ガス様が独自に開発した工事現場検出用のAIモデルと判定ロジックを載せた弊社の車載エッジコンピュータ「EDGEPLANT T1」とカメラで走行中の道路撮像画像から工事現場要素を検出。検出された工事現場要素は位置情報と共にintdashクラウドに伝送されることで広域での工事箇所のリアルタイム自動監視を実現しています。 https://www.aptpod.co.jp/news/news/20210531daigas その他、自動車、建機/農機/重機、ロボティクス、スマートファクトリー、ヘルスケアなど、様々な業界の案件を多数抱えております! 【研究開発】 ■ 独自ストリーミングプロトコル ・双方向リアルタイムストリーミング ・不安定なモバイル回線でもすべてのデータを欠損なく完全回収 ・すべてのデータに時刻情報を付与して時系列データとして管理 ・P2P伝送やエッジサーバーを組み合わせた低遅延化 ■ スケーラブルデータストア ・1台につき毎秒数千〜数万点を超える大量データを確実かつ高速に永続化 ・独自の分散保持機構により、大規模運用に耐えうるスケーラビリティを確保 ■ メディアデータプロセッシング ・モバイル回線経由での低遅延動画ストリーミング ・複数カメラデバイスからの映像を合成伝送し省帯域化 ■ リアルタイムインテリジェンス ・機械学習による動画ストリームのリアルタイム推論 ・リアルタイムストリームの監視と不正検出

なぜやるのか

代表の坂元はマイクロソフトの出身。IoTという言葉がバズワード化する以前から、IoT/M2M事業を手掛けてきました。
大手自動車メーカーや建機/重機メーカーなど、製造業の大手企業様のDXを陰ながら支えています。
■きっかけは2010年のプロジェクト 今と全く違うジャンルのサービスプラットフォーム開発を構想して起業した弊社は今でこそ自社製品を持っていますが、創業からしばらくコンサルティング事業を中心にしていました。 現在の自社製品の開発や事業展開へと舵を切る大きな転機となったのは2010年、当時流行り始めたスマートシティの実証事業(国プロ)でプロジェクトマネジメントの仕事をさせていただいたことがきっかけとなります。 EVタクシーの運用というプロジェクトでしたが、当時はEVの量産車が存在しなかったため、ガソリン車をEV車に改造して運用実証を行っていました。タクシードライバーもEVに乗るのは当然初めてですし、様々なトラブルが発生します。 そうした中で、リアルタイムに車両の位置や状態を把握できるシステムを開発したいという相談をいただき、弊社で手掛けさせていただきました。 ■ライブデータのパワー ライブのデータにはすごいパワーがあります。リアルタイムで遠隔の自動車データが数字やグラフなどUIに表示されると、子供の頃に憧れたSFの世界のようで、多くの方がその世界観に興奮されていたことが印象的でした。それまで地味なUIデザインが主流だった産業アプリケーションにSF感を持たせることで、現場の方々が目を輝かせて仕事に向かう感覚を得ました。 このプロジェクト以降、数多くのテレメトリシステムのご依頼をいただくようになり、ライブ感とSF感のあるデザインにこだわってきました。 そこから時間をかけながら、“より細かく”、“よりリアルタイムに”、そして“よりかっこよいUI”をコンセプトとしたデータストリーミングプラットフォームの企画に取り組み、2013年に汎用ダッシュボードVisual M2Mを備えたプラットフォーム製品のリリースに至ります。 ■顧客からの高い要求に揉まれ、産業IoTの最先端を走る そこから自動車業界のお客様を中心に産業IoT分野に弊社は進んできたわけですが、お客様がIoTを軸にDXに取り組むその背景には、少子高齢化による労働力人口の不足やSDGsがあります。老若男女問わず自宅からでも建設機械を遠隔操作できたり、スマートシティの実現というのはもはや日本だけでなく世界的にも避けられぬ課題でもあります。 とりわけ弊社が取り組む産業IoTの領域は、数10msecの遅延や少しのデータの欠損ですら人命に関わることもあるため、大量デバイスから大量データを集めて統計的に活用をするMassive IoTとの対比としてCritical IoTともいいます。こうした低遅延性や欠損データの完全回収といった安全安心を実現するとともに、センサーデータや映像、音声、制御信号といった様々なデータをまとめて伝送でき、時刻同期も実現しているのが弊社のintdashです。産業IoT分野で必要な要件を満たせる製品は世界を見渡しても弊社ぐらいしかありません。 ■目指すべきは攻殻機動隊の世界の実現 実現すべき、目指すべき世界はまさに攻殻機動隊のようなSFの世界。モノとモノだけでなく、モノとヒト、そしてヒトとヒトが通信をしてリアルタイムにデータをやりとりするような世界を実現するには、5Gのような広い帯域の通信網だけでななく、大量になるストリームデータを捌くためのミドルウェア層の技術が必要となりますし、5G網の低遅延性能を最大化したり、大容量データを利活用したりするためにエッジ/クラウド両面でのソフトウェア技術も必要になります。「intdash」ではそうした性能要件を前提に設計しています。 ■日本という産業IoTに適した国 いま我々がいるこの日本という国は産業IoT分野では非常に地の利があります。新幹線で数時間という距離感の中に世界に名だたる製造業のお客様がひしめいています。しかも、その分野も自動車、建機重機農機と幅広く、さらにドローンやロボットといった分野へも広がっていくでしょう。 ■IoTのこれから、リアルとバーチャルの融合、データネットワーク これまではIT(人が情報取得や発信する)だけで良かった世界がOT(フィジカルワールド)の融合が必須になってきたというのがIoTの現在だと思いますが、今後発展するメタバース社会、つまりバーチャルワールドを融合した社会形成になっていきます。 そうしたパラレルワールドの融合にはレイヤやマルチモーダルを超えた神経網や血管のようなデータネットワークが必要です。アプトポッドは産業シーンを中心に未来志向のマルチモーダルなデータネットワークを形成するための技術開発とインフラプロダクト提供を目指しています。 2025年DXの壁に向け産業界のDX化が急加速、それとともに事業も拡大に向け人員増を予定しています。一緒にこの世界を作りましょう!

どうやっているのか

技術のわかる経営陣と現場メンバーが、直接議論し合いながらプロダクトやソリューションの方向性を決定していきます。
オフィスの所在地は、新宿から丸ノ内線ですぐの四谷三丁目。適度に繁華街からも離れていて快適です。
■開発組織は2つ 現在社員は総勢73名ほど在籍しており、そのうち6割程度がエンジニアです。当社は、IoT事業を推進するために必要なすべてのスタックを一社ですべてカバーしているため、下は電気回路を担当するハードウェアエンジニアや組み込みLinuxエンジニア、上はサーバーサイド、フロントエンドエンジニアまで、幅広い技術領域のエンジニアが在籍しています。 社内には、自社プロダクトを開発するグループと、お客様ごとのソリューション開発を行うグループの2つのグループが存在し、自社プロダクトの開発グループでは製品ごと、ソリューション開発のグループではお客様ごとにプロジェクトチームを組んで開発にあたっています。 ■今後のビジネス展開 2021年4月に車載エッジコンピュータ「EDGEPLANT T1」をローンチしたことで、産業IoTシステム構築に必要なすべてのレイヤーを弊社のみで提供することが可能となりました。 ・EDGEPLANT T1 https://www.aptpod.co.jp/products/edgeplant/edgeplant-t1/ その反面、これまではありがたいことにお客様の案件を直接自社で担当をしていたため、どうしても社内リソースの観点からお問い合わせがあっても泣く泣くお断りをせざるを得ない場面もありました。 しかし、今後のビジネスのグロースや、弊社の製品をより世の中に広く提供をしていくという観点から、各種SDKを準備し、またパートナー企業さまとのアライアンス拡充も今後すすめてまいります。 アライアンスの方向性も多用で、EDGEPLANT T1を筆頭に弊社のハードウェアを販売するパートナーからintdashを中心とした開発パートナー、弊社の製品とアセットを組み合わせてソリューションを提供するAIパートナー等、弊社の製品の展開方法から展開する業界まで急拡大を目指しています。 ・協業例:アプトポッドとマクニカ、資本業務提携 https://www.aptpod.co.jp/news/news/20210405macnica また、グローバルでの事業展開も視野にいれ、AWS Marketplace上でのintdashの提供や、北米での法人登記もすませ、本格的なグローバル展開も視野にはいっています。 ・アプトポッド、高速IoTプラットフォーム「intdash」を AWS Marketplaceで提供開始 https://www.aptpod.co.jp/news/news/intdash-aws-marketplace ・AWSアドバンスドテクノロジーパートナーに認定 https://www.aptpod.co.jp/news/notice/aws-apn