こんにちは!株式会社ダイブ の地方創生事業グループ所属の福山です。
カジュアル面談などでよく聞かれる質問が「インターン生は、どの程度の裁量権を持たせてもらえるのか…?」というもの。結論、ダイブは自発的なインターン生にはどんどんと仕事をお任せしていくので、成長を実感しやすい・経験を得られるインターン先だと感じております!
今回の記事では、北海道芦別市のグランピング施設「ザランタン芦別」に4カ月間住み込みで働いたインターン生、長井さんのインタビューをお届けしたいと思います。長井さんには、グランピング施設の立ち上げから運営作業まで、幅広く携わっていただきました。本記事を通してダイブのインターン内容が少しでも伝われば幸いです。
プロフィール紹介
■長井さんプロフィール
【年齢】2000年生まれ・23歳
【大学】小樽商科大学出身
【インターン期間】2021年5月上旬〜8月(当時大学4年生)
ザランタン芦別初のインターン生。社員がはじめて施設に訪れた日から長井さんも参加。とにかくやりたいことをやってきた人生だと語る。大学を休学し、ダイブのインターンに参加。その後、日本一周を完遂。最近は、ワールドカップからの興奮が冷めやらず、サッカーゲームにハマっている。
(▲2021年5月時点の「ザランタン芦別」。最初はただの荒れ地だった。)
(▲2022年7月時点の「ザランタン芦別」)
そもそも......
なぜ、インターンをやろうと思ったのか?
── そもそも、なぜインターンをしようと思ったのでしょうか?
最初の目的は日本一周の軍資金集め、平たく言うと、お金稼ぎでした。
旅をしたくて大学を休学していたのですが、お金が手元になかったので、半年働いて、半年で日本一周をしようと決めて......ただ、就活のためにも、ちょっとでも身になることをやりたいなと思って。
そこで、インターンという形で働ける場所をいろいろ探していました。
(▲一緒に住み込みで働いていたインターン生たち)
── その中でもダイブが募集していた、グランピング施設での住み込みインターンをやろうと思った理由は何ですか?
2つありますね。
1つ目は、前述の通り、お金が欲しかったから。
リモートワークよりも住み込みインターンの方が、お金は貯まりやすいなと考えて、住み込みインターンで探していました。
2つ目は、元々地方創生に興味があったから。
僕、北海道育ちで、富良野がめちゃくちゃ好きなんですよね。
小学校1年生のころから、毎夏家族で富良野に旅行していたので親しみがあって。訪れると、今年一年頑張ったな〜来年も一年頑張ろうって思えました。まるで神社の初詣みたいな使い方をしていた(笑)
特に、夏の富良野はラベンダーが本当に素敵なシーズンで......その景色と匂いが本当に大好きでした。
でも、そういう田舎って誰かが守らないと廃れていってしまう。ただ、人一人の力では守れるものに限界があって......
(▲家族でよく行ったラベンダー畑)
漠然と地方地域の課題解決に、関心を持ちはじめるようになりました。
大学3年生ぐらいまでは、私が大学で商学部だったことも影響して、「金融の力で地方地域の魅力を守れないか?」と考えて、就職先として地銀を志望していました。
しかし、最後に就職先に決めたのは、地銀ではなくマーケティングの会社でした。
── なぜ地銀ではなく、マーケティングの会社に就職しようと思ったのですか?
ダイブの社員さんの影響です。
(▲ダイブ社員とインターン生)
ザランタン芦別のグランピング施設のインターンで、ダイブの社員さんに会ったのですが、衝撃を受けて。ダイブの社員さんは、マーケティングの「理論」と「感覚」のバランスが本当に優れているなと感じる機会が多かったんですよね。
例えば、ザランタン芦別でのシーシャ事件。
「インターン生でも、ロジックが通っていれば承認するから、やりたいことは何でもやっていいよ」と、最初のカジュアル面談のときからずっと言われていて。だから、もしやる気があるなら何か考えてきてくださいって。
だから僕は当時「シーシャがやりたいな」と思って...
元からシーシャが好きだったというのもあるし、芦別は星空が綺麗だから、「夜空 × アウトドアシーシャ × 焚火」は絶対いいだろうと思っていたんですよね。全部、チルとチルの組み合わせだし。
(▲ザランタン芦別の綺麗な星空・天気が良い日には天の川も見る事が出来る)
それで、ダイブの社員さんに意気揚々と提案したら、面と向かって「シーシャは難しいです」と即却下されて(笑)
── なるほど(笑)どうして「シーシャは難しい」と言われたと思いますか?
社員さんの中では、ザランタン芦別のターゲット層が、シーシャを求めている層とは少し違うと考えられていて。
ザランタン芦別のコンセプトが「童話の世界に泊まろう」だったのですが、確かに「シーシャを求める層」と「童話の世界に宿泊したい層」は絶妙に違いますよね。
また、「グランピングで北海道の自然を楽しみにきたお客様の中には、シーシャを好意的に思わない方もいるのではないか」「その場合、シーシャを吸わないお客様の滞在価値を大きく毀損するのではないか?」とフィードバックをいただいて。
(▲「童話の世界に泊まる」をコンセプトに作られた客室)
それを聞いて「なるほど、シーシャは違うな〜」と納得しました。いわゆるトレードオフという考え方だと思いますが、実際の事象をもとに学べたのがよかったです。
他にもインターン中に、ダイブの社員さんがマーケティングについての講義を何度もしてくれて。その理論と応用のバランス感覚も、ものすごく興味深いものばかりだったんです。
── マーケティングの講義というのは、主にどのような事をやられていたんですか?
そうですね。大学で習うような理論から、応用の部分まで...本当に様々です。
例えば「次の新規施設を○○に建てようと思っているんだけど、長井さんだったらどんな施設にする?」「どんな人をターゲットにする?」と質問され、自分が考えてきたアイデアを提案。それに対するフィードバックをいただいたり。さきほど紹介したシーシャのように、「現状の芦別の不足点に対するアイデア」へのフィードバックをいただいて、またさらに改善を重ねたり。
とにかく、上質なフィードバックを何度もいただける環境でした。
僕は大学が商学科系だったので、マーケティングも理論では一応学んでいたのですが、大学では理論を使って実際にどう実践していくのかまでは、なかなか学習できずで......
自分のアイデアに対するフィードバックをいただく機会って、なかったんですよね。
(▲地方創生事業グループ部長の増田とは、寮も一緒。マーケティングの講義から、くだらない話まで、話し合いは深夜まで続くことも...)
ただ、ダイブのインターンでは、社員さんが、大学で学習した基礎を使いながらも、その基礎を応用しながら話してくださって......
その応用を聞くごとに、「すげえ......マーケティングやべえ......!」って(笑)
本当に語彙力なくして、どんどんマーケティングの沼にハマっちゃってましたね。
そこから、マーケティングに興味を持つようになって...就活先もマーケティングの会社に決めました。
インターン中
── インターン中に楽しかったことは、なんですか?
え...なんだろう...
難しい質問......(笑)
本当に、毎日が楽しかったので、「特にこれ!」っていうよりかは、「毎日楽しい」が更新されているって感覚だったんですよね。
── それはすごいですね!「一緒に働いている人たち」が良かったのでしょうか?それとも「やっていること」?
どっちもですね。
インターン生はメンツが最高でした。2年経った今でも交流が途絶えないほど仲良しです。
(▲芦別で出会ったインターン生達)
── インターン生には、どんな方が多かったですか?
なんだろう...行動力が凄い方が多かったです。
実際に、ダイブでのインターンが終わった後、それぞれが海外に行ったり、日本一周に行ったりと即行動に移していて......芦別から四方八方に飛び散っていく感じでした(笑)
あとは、とにかくノリが良い。アイデアもどんどん出していくし。
仲も良かったので、作業が終わってからも、餃子パーティーをやったり......とにかく、楽しかったですね、毎日。
(▲餃子パーティーの様子)
── インターン生の、男女比・年齢層はどのようなものでしたか?
時期にもよりますが、自分がいた頃は男子2人・女子4人 の計6名でした。
歳が違う人もいましたが、基本はみんな大学4年生の代。僕みたいに、大学3年終了後、休学してる人もいました。
就活が終わって暇な学生もいたので、就活の話を聞けたりしたことは嬉しかったですね。
(▲インターン生は東京都・千葉県・愛知県・静岡県・富山県・北海道と、各地から集まっていた)
── インターン中につらかったことは何ですか?
ザランタン芦別は、開業当初はとにかく人数が少なくて......(笑)
当時、テント15棟でのプレオープン。ザランタン系列の中では最も客室が多いスタートだったのですが、通常、認知されるのには一定時間かかるものなので、初月はそれほど予約が入るとは想定しておらず、人数も少なめで......。
蓋を開けてみると、嬉しい悲鳴ですが、予約開始からひっきりなしに予約で埋まっていき、初月からほぼ満室になりました。
当時のインターン生6名と社員さん2名で、スタッフは全部で8名。開業してすぐ満室続きの日々なので、
PDCAを回すための準備期間が全然足りなくて......
(▲バタバタの毎日だったが、とにかく楽しかった)
ただ、作業量は膨大なんですけど、なんだかんだ2日ごとくらいに課題が解決され、グランピング施設が良い方向に変わっているのを感じるのが楽しくて。
僕は単調な作業の繰り返しだと、結構苦に感じてしまうタイプだったので、ルーティンワークじゃないことはかなり有難かったです。
(▲何から何まで手探りのスタート。それも含めて楽しかった。)
あとは、完全ゼロからのスタートだったので、「ひとつひとつ事業が出来上がっている感覚」を味わえたことも良かったですね。
オペレーションなどで試行錯誤することは多かったですが、辛いこともゴールはあるんだなと思えたことは、すごく原動力になりました。
── 短期ではなく、長期インターンをしていてよかったと思ったことは何かありますか?
やっぱり最初はすべてが 「0 → 1」 の作業なので、1個1個に感動ポイントがあるんですよね。
インターン期間が長ければ長いほど、必然的に「0 → 1」に多く携われるので、そのポイントが多くなるなと強く感じます。例えば、僕で言うとはじめてテントを建てたとき。お客さんがはじめて入って、焚火で楽しんでいる姿を見た時もめちゃくちゃ感動しました......
開業当初のスタッフの人数が少なくて忙しくしている時ですら、「俺らがすばらしい施設をつくったからこその、この忙しさだ」ぐらいに感じていましたね笑
(▲はじめてテントを建てたとき)
インターン前・後での変化
── ダイブのインターンをする前後で何か変化したことはありますか?
仕事観や価値観です。
これは自分の中でかなり変わりました。
そもそもダイブのインターンをする前は、僕の中で、「仕事=つまらない」というイメージが強くあって......
「お金を稼ぐためだから、楽しくなくてもしょうがないか~」「その中で頑張って楽しいことを見つけよう~」と思っていました。
実際、ダイブのインターン前に、一ヶ月間地方創生ベンチャーが運営するホテルでインターンをしていたときも、ルーティンワークが多く、仕事を通して自分が成長したり、変化したりっていう感覚は味わったことがなかったんですよね......
だから、尚の事、ダイブのインターンで衝撃を受けたのかもしれないです。
── そのホテルと、ダイブのインターンは、何が違うと感じますか?
空気感が違いますね。
ダイブって、「成功体験を積ませないと意味がない」という想いがとても強い会社だと感じていて。逆に言うと、成功体験を積めないような仕事はメンバーにやらせるべきじゃないって考え(笑)
だからこそ、「やりたいという思い」と「ロジック」さえ通っていれば、「絶対成功する・させる」みたいな気持ちが強いなと。
(▲施設責任者の清水とは、焚火を囲って語り合う事も)
逆にホテルの方は、「とりあえずやってみて、失敗なら失敗で仕方ないよね」という感じ。すごくアットホームだけど、仲がいいからこその、なあなあな空気感みたいなものがあって。
同じ地方創生を目指すベンチャーという括りでも、ダイブとは圧倒的に空気感が違っていたなと感じます。
(▲インターン生と社員との集合写真)
あとは、ダイブの社員さん達は本当にすごく楽しそうに仕事をしていて。
あ、こういう風に働くのってありなんだなって。こういう風に働く人たちもいるんだって思って。
そこからかなり自分の中での、仕事への価値観が変わりました。
── それでは「インターンを通して得られたこと」を聞かれたら、仕事観や価値観の変化になりますか?
そうですね。
実際に、芦別のインターンのあと、日本一周を経験したのですが、それよりもダイブのインターンの方が、自分に変化があったな・成長できたなと感じていて......
結局日本一周ではなく、ダイブでのインターン経験を就職活動の「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」にしました(笑)仕事への意識の変化に加えて、ガクチカのネタも得られたのでラッキーでしたね。
(▲実際のガクチカ)
── インターンに参加する前後でダイブに対するイメージは何か変わりましたか?
そうですね...インターン前は、ダイブのことをまず知らなかったですし、口悪く言うと有象無象の会社の一つだと思っていました(笑)
ただ、今ダイブの中を見て改めて振り返ってみると、地方創生事業グループしか知らないですが、純粋に「いいな~」って。楽しいことやってるし、夢しかないなと心から感じています。
── 長井さんが思う、ダイブの良いところはどこですか?
まずは、本当に自由にやらせてくれるところ。裁量権の大きさですね。
インターン中、本当にのびのびできる環境でやらせてもらったなとしみじみ感じています。
他には、自立とノリと勢いがあるところですかね…
── どのようなときに、そう感じましたか?
「これってこうしたらよくないすか?」ってその場その場のアイデアが次々決まっていくんですよね。「この照明いいんじゃないすか?」「このデザインいいんじゃないっすか?」
そしたら、すぐ「じゃ買ってくるわ~」って。
「1回考えてみるね」ってその場限りのアイデアで終わらせるんじゃなくて、学生たちの意見でも、良いと思ったところはすぐに、「あ、じゃあやってみるわ」って行動に移してくれて。
(▲実際に変更した朝食のメニュー)
だから、インターンの学生側としても、小さなところからでも、いかにして自分のアイデアを採用してもらうかって、くるくるくるくる頭を使うようになりました笑
意識的に「頭を動かそう」と考えていたことは、決して無駄じゃなかったなと感じますし、もし今学生の自分に戻っても、ダイブのインターンを選ぶと思います。
今後・これから
── 今後「このような人になっていきたい」などの、将来像はありますか?
何かをやりたいと思ったときに、「やれる能力」と「行動力」を持っている人間になりたいなと思います。
例えば、僕の中で、尊敬する人の中にダイブの社員さんは入っていて......
でも、今はまだダイブで働くんじゃなくて、どこかで力を身に付けて、いつかダイブに呼ばれたい。
でも、そのためには呼ばれるほどの能力を身につけておかないといけないし、その時辞められる行動力も身につけておかないといけない。
あとはマーケティングを志す者として、「自分の日常や、誰かの日常を守れる人になりたいな」と。
例えば、僕だったら、毎年富良野に行っていたその日常を今後も守り続けたいし、誰かがザランタン芦別に毎年来てます〜ならそれも守りたいし。
かつ誰かの日常の新たなマッチング。「毎年ここに来たいな~」と「毎年ここに来て欲しい」に携われたら幸せだなと思います。
── なるほど。素敵な目標、ありがとうございます。
最後に、ダイブのインターンに参加する方・参加を迷っている方に向けて一言お願いします!
迷っているなら、まずは一旦やってみてください!
少なからず自分の中で、仕事観・価値観が何かしら広がったり、変化したりすると思うので。
実際僕は、前述の通り、日本一周の経験より、ダイブのインターンの方が価値観や考え方が変わったので笑
まずは、一旦飛び込んでみてください!
まとめ
以上『「仕事=金稼ぎの手段」だと考えていた大学生が、ダイブで長期インターンをして大きく成長した話』について書かせていただきました。
長文お読みいただき、ありがとうございました。
そして!
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