皆さま、こんにちは!この記事を書いているのは2024年、春です。
そう、出会いと別れの季節ですね!
アンプラットでも、長らくお手伝いしてくれていたインターン生が卒業していきました。
高校3年生の9月に食品の道へ進路を決め、大学でも食品衛生を中心に幅広く食品に関して学んでいたタキさん。コロナ禍で大学生活を迎えることとなったものの、持ち前の前向きな精神で朝4時から1時間散歩することを1年半続け、顔見知りが3人ほどできたことも!
そんな実行力高く食品分野を突き進んできた彼が、いつの間にかITエンジニアに、、、!?
しかも生物科学データを取り扱うバイオインフォマティクスという、食品とは違う分野で、、、!?
本日はそんなお話を紹介させていただきます♪
その前に、皆さんは"バイオインフォマティクス"という言葉をご存じでしょうか?
バイオインフォマティクスとは、⽇本語では"⽣物情報科学"や"情報⽣命科学"などとも呼ばれ、⽣命現象をコンピュータを使って研究する分野です。膨大で複雑なデータに埋もれている生命現象を、情報科学や統計学などのアルゴリズムを用いて解き明かしていきます。
アンプラットでは、バイオインフォマティクスに関する解析システムの開発・運用や、解析プログラムの受託開発などを行っています。
お待たせいたしました!
本題「大学の講義をきっかけに、先生がやっている会社にインターンに参加したらいつの間にかITエンジニアになっていた件」 いよいよスタートです!
━半年間のインターンお疲れ様でした。一般的なインターンのメリットはさまざまなことがあると思いますが、実際にアンプラットでインターンをしてみてどうでしたか?
タキ「ありがとうございます。食品の道への進路を決めるまでは統計学などにも関心があり、プログラミングにも興味を持っていたので、せっかくなら実践的なプログラミングを学びたいと思いインターンに参加させていただきました。インターンは自分の適性や興味がより明確になって、キャリアの方向性を見定める良い機会となりました。大学の専門が食品だったので食品の道にしか進めないと思っていましたが、エンジニアの経験もできたことで将来を長い目で見たときに、ITエンジニアの道も視野に入れて考えられるようになりました。これはインターンを経験したからこその収穫です。」
━それは良かったです!
タキ「もっと早く、大学1年生の頃から参加していたら良かったなと思うほどです。もしかしたら就活の軸や現在の進路希望とは変わっていたかもしれません。そう感じたほど実践的なプログラミングに触れたことは大きな経験でした。」
━インターンに参加するまではどんな経緯がありましたか?
タキ「就活のためのインターンは特にしていませんでした。今はインターンに参加される方が多いですが、私の大学は必修科目が多かったので時間の余裕がなく、インターンへの応募なども全くしていませんでした。昨年の5月に内定が決まり、また卒業研究が必修単位ではなかったため、少し余裕ができて卒業までの時間をどう過ごそうかと考えられるようになりました。大学の研究室が自分にはあまり合っていなかったこともあり、違う環境に身を置きたいという気持ちが芽生えました。このインターンは通っていた大学で三澤さん(当社CEO)の講義を受けたことで知り、せっかくなら大学とは別で、以前から興味のあったことを新しく学ぶ有意義な時間を過ごしたいと思い、参加させていただくことにしました。」
━それでプログラミングにチャレンジされることにしたんですね。
タキ「もともとプログラミングと聞くと、Webアプリやスマホアプリなど、ユーザーが閲覧したり操作する部分を構築する、いわゆるフロントエンドのイメージがあったんです。でも三澤さんの講義が面白くて、バイオインフォマティクスのプログラミングをやってみたいと興味が湧きました。就職までの短期間だったので、終始勉強しながら、力がついたら実際にコーディングされている先輩のもとでコーディングをしていくという形でインターンをさせていただきました。」
━おぉ〜!三澤さんの講義、受講してみたくなりますね!冒頭で自己理解が深まった点がインターンの収穫だとお話してくださいましたが、他に参加してみて良かったことや楽しかったことなどはありますか?
タキ「良かったことは解析ツールやパイプラインの使い方を学べたことです。授業では扱われない実用的な技術だったので、やはり実践的なプログラミングを経験できたからこその学びでした。あとは周りのインターン生が調べている解析手法が共有されるので、自然と探究心が養われて幅広い解析アプローチを学べたことです。コミュニケーションツールがSlackだったので、メールと違って堅くなり過ぎず、コミュニケーションのハードルが低かったのも良かったです。そのため質問もしやすく、スキルの深まりに繋がったと思います。」
━同じインターン生同士で交流したり情報の共有ができることは良いことですね。
タキ「そうですね。常にアンテナを張って新しい知識を吸収する大切さを実感しました。おかげさまで、今ではZennやqiita等の技術系記事を読む習慣や、専門用語などもキーワードで調べてすぐに確認する習慣が身につきました。」
━こちらとしても多くのことを収穫してもらえて良かったです。インターンで楽しかったことはありますか?
タキ「ツールの調査が楽しかったです。生物学の知識は高校の生物基礎で止まっていて、バイオインフォマティクスは大学の講義で少し学んだ程度だったので、独学で勉強したり高校生の時の資料で学び直したりと、バイオの背景知識が充分でないゆえ苦労は多かったのですが、その分達成感があり面白かったです。他にも、自分で書いたコードでシングルセルRNA-seqデータの解析を行うことが楽しかったです。テスト結果は可視化されるので理解しやすく、解析によって細胞の多様性を探索することが興味深かったです。」
━苦労した分達成感は大きいですよね。では、参加してみて何かギャップはありましたか?
タキ「大学の講義をきっかけに参加したため三澤さんの人柄は以前から知っており、そういった点のギャップはなかったです。ただ実務に関してはイメージと全然違うところがたくさんありました。例えば、コードを書くことよりも書く前の準備が大変で、最初の環境構築などの環境を整えるところが一番苦しかったです。」
━環境構築が最も苦労したんですね
タキ「はい。初心者には敷居が高く感じられますが、環境構築の手順は早めに習得しておくことで多くの場面でスムーズに進められるなと感じました。あとVSCode(※)のショートカットが活用できるように事前に知っておくと、作業スピードが上がるので便利だったなと思います。」
(※VSCode=Visual Studio Codeとは、プログラムの編集を行うためのソフトウェアのひとつです。プラグインをインストールすることで、使用言語に合わせた開発環境や自分好みの開発環境にカスタマイズすることのできる、プログラミングの頼れる相棒です。)
━やはりITエンジニアは作業工数が多いので、いかにスムーズに進めていけるかも大事になってくるのですね。お話をお聞かせいただいてありがとうございました!最後に、アンプラットのインターンに興味のある方に向けて、何かメッセージがあればお願いします。
タキ「やはりやる気が大事です。不足している知識の勉強などは自主的にやらなければなりません。私の場合はバイオインフォマティクスを独学で勉強したり、常に最新の言語情報を追いかけることでしたが、そこで得た知識は確実に自分の財産となりますし、今後の人生の選択肢が増えることにも繋がってくると思います。自分自身でタイムスケジュールを組んだり調整するのは大変な面もあるかと思いますが、ここで身につくスキルは今後の人生でも活用できると感じています。ぜひ、アンプラットのインターンにチャレンジしてみてください!」
━タキさん、貴重なお話をありがとうございました!
タキ「ありがとうございました。」
三澤さんの講義でバイオインフォマティクスに興味を抱き、アンプラットのインターンに参加してくれたタキさん。自社で研究を行っているアンプラットのことは"別の研究室"のように感じてくれていたそうで、「学校の単位としての卒業研究を取らなかったので、同等の経験が詰めるところでインターンをしてみたかった」というのもアンプラットでのインターンを決めた理由の1つだと教えてくれました。
だからこそ特に印象深い思い出として…
タキ「春から入社する企業では研究も行っています。私は卒研を取らなかったので研究に触れることができていなかっため、三澤さんと堀口さん(当社CTO)が「研究室にいたら経験する、論文ゼミを体験してみよう!」と論文抄読会を企画してくれました。入社する予定の企業が発表している論文があったので、それをまとめて発表し、見事にボコボコにされました(笑)機会があればリベンジするかもしれません!、、、、しないかもしれません(笑)」
こんなエピソードもあったそうです。
いかがでしたか?
アンプラットのインターンでは、バイオインフォマティクスに関する解析システムの開発・運用や、解析プログラムの実践的な業務に携わることができます。
インターンへの参加を検討したいという方は、アンプラットメンバーに会うことのできるイベントの開催情報や、インターンの募集等の最新情報をご確認ください。
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ご覧いただきありがとうございました。