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IT業界の歩みとプロジェクト推進の重要性

〜弊社代表、田村の想いを定期発信中〜

第一弾「IT業界の歩みとプロジェクト推進の重要性

こんにちは!株式会社アンドゲート 管理部の藤原です。今回、社外報第一発目と言うことで弊社代表  田村のコラムを定期発信していきたいと思います。今回はアンドゲートのファクターである「プロジェクト推進」の重要性についてのお話です。

これまでのIT業界を振り返りつつ、「PM Tech」発祥の背景を探ります。


IT業界の歩みとプロジェクト推進の重要性

ITのシステムづくりにおいて、10年ほど前はエンジニアがすごく盛り上がっていました。エンジニアが業界を引っ張っている雰囲気があり、表舞台に出て活躍している人たちもエンジニア出身。エンジニアリングさえできればビジネスが上手くいくという風潮があり、急激にエンジニアが増えた時期でもありました。

日本にクラウドコンピューティングの考え方や、アマゾン ウェブ サービス(AWS)が輸入されたのも10年ほど前。その時期は、新しいテクノロジーを使ってビジネスを展開していくというムーブメントがあり、「こういう使い方をしたら面白い」とか、「システムをつくるのにこのテクノロジーを使ったらいい」などの、大規模なエンジニアのコミュニティがたくさんありました。その後、PHP、Rubyなどの開発言語ごとの小さなコミュニティに分散されていき、そこで情報交換が行われ、人材が細分化されて広がっていきました。

そういった経緯を経て、10年後の今は「DXしたい」「ITでビジネス展開したい」という顧客のニーズを、より深く考えるフェーズになってきていると思っています。顧客側からすれば、10年前はIT化すれば儲かるという状態だったのが、今はそれが一般的になり、IT化するだけではビジネスとして儲からない時代になってきています。

これは、システムをつくる側からすれば、エンジニアが増えたことによりプロジェクトをコントロールすることが難しくなっているという課題にも結びついています。10年ほど前までは、一つのサービスをつくるときに、デザイン・プログラミング担当とインフラ(サーバー)担当の2人がいればプロジェクトが成立していたのが、今はペルソナに対するUI/UX設計、アンドロイド、iOSなどのさまざまなアプリ実装、APIと呼ばれるソフトウェア同士を連携する仕組みづくりもあります。さらに、AIやディープラーニングを使った分析なども必要で、それぞれの領域で細分化が進み、一つのサービスをつくるのに6〜8人のエンジニアが必要になってきています。

昔は一つの領域だけを理解していればできたものが、今は専門性の領域が広く、深くなったことで、一人ですべてを理解することが不可能となり、プロジェクトの方向性を示してまとめていくことが難しく、故にプロジェクトマネージャー(以下PM)という存在がとても重要になっているのです。

企業がITの開発プロジェクトを進めるとき、Sler(エスアイアー)と呼ばれるシステム開発を専門に行う企業に依頼し、Slerは必要な専門技術をもった下請け企業に依頼し、必要な人員を集めてプロジェクトを進めていきますが、ITの専門領域をちゃんと細分化できないとマネジメントはできません。そこにはPMというポジションを担える人材がいないと上手くプロジェクトが進まないのですが、下請け企業にはそれぞれの専門領域の技術を担う人材はたくさんいるけど、PMを積極的に担える人材は少ないという課題があるのです。

COVID-19の環境変化により、顧客設定をデジタル化し、既存のビジネスを再定義する傾向やビジネスの顧客体験を変化させるニーズが増えるなか、IT投資やDX市場はさらに拡大しています。この状況のなか、ITのマネジメント領域が求められていることは業界でも共有されていますが、それに対して答えが出ない状態が続いています。この課題を解決すべく、プロフェッショナルとしてのPM推進、また推進に伴うプロダクト開発・運用とエンジニアによる実動的なソリューションを軸に事業展開を行っているのが私たち、アンドゲートです。


本日の記事はここまで…!次回、アンドゲートの事業コンセプトに触れていきます!

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