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就活生に伝えたいこと:「不採用」の通知が届いたら

アメリエフ株式会社の山口です。

街を歩いていると、真剣な表情でリクルートスーツを着た方を多く見かけます。「就活」について自分なりの意見をお伝えしたいとおもいます。

「就活の本質」って何なのかなと考えると、いろいろな方が仰っているように「お見合い」なんだとおもいます。

お見合いって、「これまでの人生の蓄積」をさらけ出して「私と結婚できますか?」と相手に聞いたり、「この人と結婚できそうかな?」と自分に問うものですよね。

就活もやっぱり同じで、「これまでの人生の蓄積」をさらけ出して、採用担当者に「一緒に仕事ができそうですか?」と問うものだとおもうんです。

小手先のマニュアルやノウハウ情報が溢れていますが、何の役にも立ちません。

ノウハウ通りにやって採用されたとしたら、結局はノウハウを上手く使いこなす人材が求められていたってことで、そういう業種は少なからずあります。

偏見を承知で書くと、大企業は上司の命令を素直にこなす人材が必要で、こなすスピードや効率良くやれるヒトが気に入られます。

何千何万もの社員が組織として動くわけですから、ある意味で軍隊的な組織管理になります。

「安定志向」が流行り言葉みたいになっていますので、社会を知らない学生さんたちが「大企業は安定している」という幻想を信じて、エントリーを出してしまうのも仕方がないことです。

なので、大企業の面接で「不採用」だったとしても、悲しむことはありません。

自分は大企業向きではなかったと「教えてもらえた」と受け取ってください。

みなさんご存知のように、ここ数年で倒産している上場企業は、数年前まで就職人気ランキングで上位でした。

ランキング一位だった企業もあります。

大企業が安定しているなんて「幻想」だとみんなわかっているのに、自分で考えることをせず、メディアや両親・親戚の意見に流されてしまうのは悲しいですね。

一方のベンチャーはというと、いうまでもなく、大企業とは正反対の人材、ノウハウやマニュアルに頼らない人材を求めています。

むしろ、マニュアル的なことに鈍感なくらいが丁度良いかもしれません。

組織らしい組織なんて無いんですから、会社の方針から外れないことであれば、何をやっても良いんです。

そこには自由と責任があって、伸びのびとしたとても楽しい世界です。これが「大人の社会」だとおもいます。

だから、大企業から「不採用」の通知が届いたら、「自分は大きなことができる器があるんだ」と喜んでいいとおもいます。

私が大学院の博士課程を修了する際に、某大手製薬企業の重役面接で不採用となりましたが、不採用にしてくれて本当に感謝しています。

大学を卒業する際にも同じようなことがありましたが、「不採用」にしてくれたおかげで、今の幸せな人生があるのだとおもいます。

「大企業には向いていない」とわかったら、自分が興味のある分野の中小企業をリサーチしてみてください。

きっと、相思相愛になれる企業が見つかります。

決して就職浪人とか就職留年なんかしないでくださいね。

そんなことをするくらいなら、今のうちに留学して、世界を眺めてきてください。

ちっぽけな世界で悩んでいた自分が馬鹿らしくおもえてくるはずです。

日本のビジネスが活気づいて、日本という国がもっともっと良くなりますように・・・。

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