仕事は、生活の一部とも言えるものなので、結婚、出産、育児、ケガや介護など、さまざまなイベントが関わってきます。仕事とプライベートを両立したり、どちらかを中断させたりしながら、人生を送っていかなければなりません。KDDIエボルバでは、働くエンジニアが必要な時に必要な支援をし、人生を滑らかに過ごしていくための環境が整っています。
今回は、KDDIエボルバの業務だけではなく、働く環境についてもご紹介していきたいと思い、ITS事業本部 ITソリューション本部 副本部長の宇藤啓一郎さんにお話を伺いました。
【プロフィール】
宇藤啓一郎さん
KDDIエボルバ ITS事業本部 ITソリューション本部 副本部として、本部の統括・マネジメントを担っている。
新しい価値を創るための「スキルアップ推進環境」
エンジニアのキャリア形成には、スキルの研さんが欠かせません。そのため、KDDIエボルバは、未経験者でも経験者でも長く着実にキャリアを積み重ねていけるよう、研修、教育に力を入れています。技術面では、ITソリューション事業が独自で開催する勉強会「エボルバカレッジ」があり、エンジニアは磨きたいスキルに合わせて受講が可能です。実機環境を用いた「ハンズオン研修」、Webで受講できる「eラーニング研修」、選抜式の「ブートキャンプ研修」があり、CCNA取得を目指すネットワーク講座やLPIC取得を目指すLinux講座、「Amazon Web Services」(AWS)を始めとする各種クラウドサービスに関する技術講習など、さまざまなテーマで実施しています。現在は、コロナ感染対策も考慮し、「Microsoft Teams」を使って各回20人程の規模で17講座を実施しています。就業後の自主参加型の勉強会ながら、半年で申込総数140人とコロナ禍以前より盛況となっています。
また、KDDIが開催する技術セミナーや研修に参加する機会も多くあります。KDDIは基礎技術研究も行う日本でも有数の先端企業であり、その技術がいち早く学べるのはグループ企業ならではの大きなメリットです。
プロジェクトマネジメントのキャリアを考えているエンジニアに対応した研修も用意してあります。階層別に、必要な段階で必要なスキルを学べるようにカリキュラムが組まれており、コーチング研修、会計基礎研修、会計応用研修、労務管理研修など、組織やプロジェクトをマネジメントするためのさまざまなスキルを基礎から理解可能です。
さまざまな研修を充実させている理由を、宇藤さんは下記のように説明してくださいました。
宇藤さん「IT技術者は慢性的に不足していますが、それは今のエンジニアが安泰だという意味ではありません。AIや自動化でエンジニアの仕事が奪われることもあります。だから今のうちから、たゆまぬ技術力向上に加え、マネジメント力も身に付けて、『あなただから』と任せられるエンジニアになってほしいのです」
根底にあるのは、エンジニアへの「愛」。宇藤さんの言葉からは、将来も生き残り、活躍するエンジニアになってもらいたい、そのためのサポートなら惜しみなくする、という同社の意志が感じられました。
社員ファーストを後押しする「働き方改革」
同社の社員を技術領域別に見ると、ネットワークエンジニアが69.5%、サーバエンジニアが5.8%、システムエンジニアが24.6%。
年代別では、20代が30.5%、30代が38.5%、40代以上が30%という割合であり、20代から30代が中心となって活躍していることが分かります。
ITソリューション事業では、社員が長きにわたって活躍できるように、「働き方改革」を強力に推進しています。客先の現場状況によっては実践が難しいケースもありますが、エンジニアの時間外労働は月平均15時間、有休消化率は86%と、達成度合いは高い状況です。テレワークも積極的に導入。就業先となるクライアント企業や部門によって環境や頻度は異なりますが、多くのエンジニアが活用しており、特にシステム開発やフロントSEのテレワーク率は7割となっています。
また、個人の環境の変化に合わせた制度も充実しており、全社的に産前産後休暇、育児休暇の取得者や育児のための時短勤務者が多くいます。
実は宇藤さんも、昨年育児休暇を取得されました。
宇藤さん「2020年5月に第2子が誕生し、産後のさまざまな手続きや育児のために有給休暇を数日取るつもりでした。すると上司が、『せっかくだから育児休暇を取りなよ』と背中を押してくれました。」
そして1カ月間の育児休暇取得が決定。育児休暇取得が決まったのは、休暇に入る数日前でしたが、周囲が迅速にあらゆるバックアップ体制を整えてくれたそうです。
宇藤さん「日にちがない中で、申請手続きや引き継ぎ業務などが、とてもスムーズに進みました。本当にありがたかったです。」
育児休暇中も、さまざまな配慮があったといいます。
宇藤さん「上司から現場に『育児休暇中は、宇藤をゆっくりさせてほしい』という指示が飛んでいたそうで、仕事をする権限が全て停止していました(苦笑)。休暇中は電話も承認系のメールも一切なかったので、仕事のことを気にせず1カ月間、育児に専念できました。」
見事なチームワークで、働くときは働く、休むときは休むというメリハリのある休暇を取得できたといいます。優れた制度を、理解あるメンバーのサポートのもと、きちんと運用しているのは、KDDIエボルバの大きな魅力。
こうした制度を活用しやすい職場の理解、人間関係と風通しの良さがあるKDDIエボルバで長く働き続けたいと考えるエンジニアは多いようでした。
離職率約3%を実現する「長く働ける環境」
KDDIエボルバのITソリューション事業では、エンジニア仲間同士がコミュニケーションを図る活動が盛んに行われています。
エンジニア主体で開催する「もちまわり勉強会」は、エンジニアがテキストを作成して、現場の業務や知識をナレッジとして他グループのメンバーに共有しています。サークル活動も活発で、フットサル、テニス、Eスポーツ研究会などのチームなどがあるようです。このような活動を通して、エンジニア同士が横のつながりを作り、仕事面でも互いに気軽に相談やサポートしあう場面もしばしばあるそうです。
このような雰囲気の良さもあってか、KDDIエボルバ ITソリューション事業は定着率がとても高い。2020年度の離職率は約3%と低く、さらに、一度退職したエンジニアが再度入社するケースも多いといいます。
宇藤さん「退職したエンジニアが、『やっぱりKDDIエボルバが良い』と戻ってきてくれたケースが何件もあります。外の世界を経験したからこそ、ここの良さが分かるのかもしれません。私は、違う業界や領域でチャレンジしたいと考える人が飛び立つことは応援しているんです。でも、『もし失敗したり、もう一度ここで働きたいと思ったりしたら、いつでも戻ってきていいよ』とも伝えています。外に出て、いろいろな経験をしたからこそ力を発揮できることがあると思いますから。」
KDDIエボルバには、キャリアアップや家庭の事情などが理由で退職した人が、再び同社で活躍したいと希望した場合に再雇用する「エボルバ・リターン採用(退職者再雇用制度)」という制度があり、門戸を開いている。職場に戻れる選択肢があることはエンジニアにとっていざというときの安心材料となっています。
退職者たちが「転職先が合わない」と感じたとき、さらに別の転職先を探すのではなく、あえて
「KDDIエボルバに戻りたい」と思えるのは、同社の働きやすさがあってのことだと考えられます。
長きにわたりエンジニアが思い描くキャリアプランを実現できる理想的な環境を構築している
KDDIエボルバ ITソリューション事業は今、共に働く仲間を募集しています。
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