~アカツキにはどんな人がいるんだろう?社員インタビューvol.4~
アカツキの職場の雰囲気をお伝えするために、定期的にアカツキで働くメンバーのインタビューを投稿していきます。
第四弾となる今回は、ライブエクスペリエンス事業部Webディレクターの菊地優斗(以下菊地)さんのインタビューです!
Webディレクターとして、アカツキで働くことへのやりがいについてお話を聞いてきました。
自分に最も合わなさそうな環境に身を置くことで、弱い自分を奮い立たせる。
ーアカツキと出会う前、菊地さんはどんなお仕事をされていたのでしょうか?
菊地:僕はアカツキと出会う前は新卒で入社したDeNAにいました。
学生の頃は、周りが就職活動を開始したのを見て、そろそろ自分も始めなきゃなというぼんやりした理由から就職活動を開始しました。
当時の僕はサッカーがとても好きでしたので、仕事を通じて日本のサッカー業界を盛り上げていくことに貢献できればなと考えていました。
とはいえ、その想いを叶えるためにはどのようなキャリアを歩むべきなのか漠然とした道しか見えていなかったです。
そのため、就職活動では希望の業界を絞らず、様々な企業のインターンや説明会に参加をしていました。
就活中、幾度となく出会う質問に「学生時代に頑張ったことは何ですか?」というものがあると思います。
企業の説明選考会で一緒になった学生は、それぞれが大学時代に学んだことや努力した経験など、自分がこれまでに成し遂げてきたものについて力強く語っていました。
ところが、僕はというと人に自信を持って話せるものが何一つなかったのです。
「自分、大学時代何もしていないな」と愕然としたのを覚えています。
正直に話してしまえば、自分の学歴におごっていた部分があります。
その当時の僕は、生意気にも「まぁ、今怠けていたとしてもいい大学を出ていれば就職には困らないだろう」と考えていました。
なので、この就職活動を通じて自分がいかにステータスに依存しやすい人間かということに初めて気付かされました。
これから先の人生でも、ある程度の肩書きを得てしまえば、きっと僕は怠けてしまうだろうなと危機感を抱きましたね。
商社や広告代理店など、いわゆる大手企業に就職すれば一定の名声は得られるかもしれません。しかし、僕の場合はそこに甘んじて自分から夢を遠ざけてしまうに違いないと考え、甘えの許されないチャレンジングな業界に身を投じるために、希望の就職先にIT企業を上げるようになりました。
結果として、現状やステータスに甘んじていては絶対に生き残れないような、ある意味で自分に一番向いていなさそうな業界に来ることができました。
もちろん不安はありましたが、その時はただただ自分を変えたくて(笑)
自分の嫌いな一面を克服するためにIT業界に入社しました。
ー業界とのマッチ感がないと自覚していた上で、就職先を決めるというのは難しいことだと思うのですが、最終的な決め手はなんだったのでしょうか?
菊地:ありきたりな答えですが、1dayインターンや選考に参加した際に出会った「人」で決めました。
自分には結構負けず嫌いなところがあって、一番その力をプラスに発揮できた会社、DeNAを就職先に決めました。
自分の譲れない気持ちに真摯に向き合ってくださる社員の皆さんがとても魅力的でしたね。
求められる要求も高く、難しい課題を突きつけられるほど、解決できないことが悔しくて食らい付くことができました。
ここでの経験は必ず自分の成長につながるだろうというフィーリングを信じ、入社を決めました。
業界風土へのマッチ感が薄いと思ってはいたものの、ITの世界が持つ可能性については以前から関心がありました。
今から10年ほど前のことです。僕がまだ高校1年生の頃、国際ボランティアとして訪れたタイの山岳地帯にホームステイをさせてもらったことがあります。
そこでの生活は、土の床に藁葺き屋根という居住空間で、電気もままならない状況でした。エアコンやテレビもなく、火は薪でおこすし、鶏の鳴き声で朝を迎えるという環境です。
ただ、驚いたことにそこで暮らす人が、みな携帯を持っていたんです。
そもそも電波が飛んでいるのかさえ疑わしいような山岳地帯であるのに、そこで生活する人々の手の中で、膨大な情報が閲覧されていることに衝撃を受けました。
「携帯ってここまで普及しているのか!?」と(笑)
リアルなものを世界の隅々まで届けることは難しいのかもしれないけれど、スマホを使えば日本で作ったアプリやコンテンツを遠い世界の隅々にまで届けることができるという可能性に惹かれました。ここでの経験が、就職先としてIT業界を志したきっかけでもあります。
ビジョンへの共感が何よりも大切。
DeNAで働いていた頃は目の前の仕事をこなすことに精一杯で、まだまだ視野は狭かったなと思っています。
新卒1年目から、社内スタートアップ的な部署で事業の立ち上げに携わる仕事を担当しました。
前例のない仕事ですので、誰も成功の方法を知りません。新人かどうかなんて関係なく、自分にできることをひたすら手探りでやるという感じでした(笑)
ー転職をしようと思ったきっかけはありますか?
菊地:DeNAで3年目を迎える頃に、ゲームプランナーへの異動が決まりました。
入社して2年間、ずっと事業の立ち上げを担当してきたため、この異動で僕はゲームプランナー1年目として再出発することになりました。
3年目のキャリアがもう一度1年目に戻る。
そのことを考えた時に、同じように新しいスタート地点に立つのであれば、いっそのこと新たな環境で1から新しいことにチャレンジしてみたいと思うようになりました。
配属先に不満があったというわけではありません。ただ、客観的に自分のキャリアについて考えてみるには良い機会だと思い、転職前提ではなく、とりあえず外の世界も見てみようという想いから、転職活動を始めました。
もう一つの理由は、学生時代からスポーツ業界で活躍することが夢である自分にとって、2020年段階ではなんとしても「仕事」としてスポーツに関わっていたいと考えていました。
そう思うと、「意外と時間、無いんだな」と気づいたのです。
その短い期間の中でゲームプランナーとして再スタートするのと、外の世界に飛び出すのとでは、どちらが自分にとって意味があるかを考え抜き、当時のDeNAよりも小さな組織で、よりダイナミックな仕事に挑戦することを選びました。
もちろん、転職によって新卒ならではの特権を手放すことや、これまで新人として丁寧に育てていただいた環境から離れることに迷いはありました。
新卒というブランドを捨てて外に出て行くことは覚悟のいることですし、本当に転職すべきなのかは相当に悩みました。
それでも、この先自分が目指すべき姿に対して僕なりの答えを導き出すことができた点でも、転職について真剣に考えてよかったと思っています。
ーアカツキとはどのような経緯で出会ったのでしょうか?
菊地:次のステージでは、スポーツ業界で活躍する人々を巻き込み、彼らを動かすだけの実績を積みたいと考えていました。
それから、前職で「IT×スポーツ」がもたらす可能性を考え続けてきた経験を生かし、ITを使ってスポーツ業界を変えたいという想いもありました。
転職活動を始めて、一番初めに紹介されたのがアカツキでした。
それまで「DeNAにいた人が作った会社でアカツキって会社があるらしい」ということは知っていましたが、具体的にどんな会社なのかは知りませんでした。僕にとってはこれが初めての転職活動でしたので、面接に慣れる意味でもまずは選考に進んでみようと考え、あまり力まずにアカツキの面接に臨みました。
これが僕とアカツキの運命の出会いとなります。
直接アカツキのメンバーと会ってみて、それぞれが語る言葉の節々からビジョンに対する思いが伝わってきました。
特に、アカツキの掲げる「感情を報酬に発展する社会」というビジョンが胸に響き、純粋に「いいな」と思ったのです。
この会社の一員として社会にプラスの影響を届けたいという想いが湧き上がり、アカツキとの出会いに興奮しました。
事業についても「本当に感情を動かせるのか」という点にフォーカスして取り組んでいる点が魅力的でしたね。
ライブエクスペリエンス事業(以下LX事業)が着目している「モノからコト消費の社会」への変移については、僕自身も肌感覚で感じていた部分でした。
僕は、普段から旅行やライブに出かけたり、スポーツ観戦をすることが好きなので、「コト消費」がもたらすワクワク感には馴染みがあります。
ですので「コト消費」の分野で事業に挑戦できるのならば、なおさらここに参加したいと思い、アカツキへの入社を決めました。
(個人的に世界中のサッカースタジアムを訪れるほどのサッカーファン)
実は、転職活動中に選考に進んだのはアカツキが最初で最後でした。
それくらい、アカツキとの出会いは自分の中で大きな意味を持っていました。
本気でメンバーの幸せを考える続けることのできる組織であるか。
新しい職場としてアカツキを選択する上で、アカツキには社員間の「つながり」を活性化する制度が充実している点に魅力を感じていました。
前の職場にも気の合う仲間はたくさんいました。けれど、やはり大きな組織だったこともあり、全社的なチームの繋がりを強く感じる機会はあまりありませんでした。
アカツキは、チームメンバーを一人ひとり大切にするということを「制度」として真剣に取り組んでいる組織です。
日本の多くの企業が「私たちは社員や文化を大切にする会社です」というメッセージを社会に発信していると思います。しかし個人的には、内実としてそれが浸透している企業は、まだそんなに多くはないと感じています。
アカツキには、「Akatsuki Playful Party」(以下APP)という、アカツキのメンバーが幸せに働ける環境をつくる集団が存在します。
例えば、アカツキでは毎日メンバー全員が参加してお互いの近況を報告したり、自分史を紹介する「朝会」と呼ばれる習慣があります。
月に一度のMonthly Partyや定期的に開催される合宿活動などが、会社の制度として取り組まれています。僕はそこに本気度を感じました。
(アカツキ冬合宿の様子。幹事としてレクリエーションの運営に関わりました)
一週間のうち、5日間を会社で過ごすということは、考えてみれば家族や友人たちと過ごす時間よりも長い間、会社の仲間たちと時間を共有していることになります。
会社のメンバーを人として好きで、その人のためならば、自分の力を惜しみなく発揮できるということは、一緒に仕事をしていく上でかなり影響が大きいと思っています。
社員が気持ちよく働ける環境作りを徹底的に取り組むアカツキに加わることへ、迷いは何もありませんでした。
ーアカツキに入社してからは、どんなお仕事を担当されたのでしょうか?
菊地:初めはゲーム事業でマーケティングの仕事を担当しました。
一緒に働くメンバーには広告代理店出身の方も多く、元代理店の視点から、事業会社と代理店との関係値の築き方、プロダクトチームとの向き合い方などを学ばせていただきました。本当に基本的なところなのですが、改めてビジネススタンス面で多くのことを吸収させていただけたなと感じています。
また、スキル面でも、前職では手探りで取り組んでいたマーケティング全般について、体系的に学ぶことができ、今のWebディレクターの仕事にも大きく活かすことができています。この2点は非常に感謝しています。
約3ヶ月の間、ゲーム事業のマーケティングを担当した後にLX事業のWebディレクターの仕事を担当するようになりました。自分は今、二つのサービスに関わっています。
1つは、昨年6月にアカツキがM&Aを行ったそとあそび社のアウトドアレジャー予約サイト『そとあそび』というサービスです。もう1つは、LX事業部で開発に取り組んでいる新しいサービスです。
これら2つのサービスは、プロダクトのフェーズやチーム規模、開発手法も異なるので、Webディレクターとしての役割も多少異なってきます。
それでも、それぞれのサービスを今後どのように成長させていくべきか、サービスの進むべき道を示すという点では2つとも共通しています。
自分たちのサービスを育てる上で、Webディレクターは責任ある重要なポジションです。その分、日々やりがいを感じながら仕事に向かうことができています。
LX事業部で新たに開発中のサービスについては、詳しいことはまだお話できませんが、『そとあそび』のサービスにおいて、一人でも多くの人にアウトドアレジャーの魅力を届けるため、サイトをより良いものに改善していくことがWebディレクターの腕の見せ所と考えています。
改善に対してユーザー様の反応がハイスピードで返ってくる毎日は、自分の働きがユーザー様やサービスに大きな影響を与えていることをダイレクトに感じることができます。これは大きなサービスを担当するからこその醍醐味ですね。
とは言えアウトドアサービス自体は、まだ世の中的には発展途上であり、これからより大きく拡大し得る市場です。サービスを通じて、アクティビティの魅力をレジャー好きな人々に届けるだけではなく、潜在層にも響かせなくてはなりません。
そこの施策をマーケティングのメンバーたちと一緒に考えていくのはとても面白いですね。
Webディレクターとして、プロダクトの中身を作るだけではなく、プロダクトの外の部分に関しても、様々な部署のメンバーと協力して取り組んでいくことは楽しいです。
1つのサービスを担当するだけで、ほぼ全職種のメンバーと関わりながら仕事ができる点で、非常に刺激的なポジションだと思っています。
メンバーそれぞれの強みを掛け合わせながらサービスを育てていくためには、開発に関わるメンバー同士がしっかりと想いを共有している必要があります。
僕はその想いをしっかりと受け止めた上で、効果的にユーザー様に価値を届ける最善の方法を探っていいかなければなりません。
熱い想いの込もったサービスを世界に広げていくために、僕たちは数字的な根拠やマーケティングの知識を応用して、他社との差別化やトレンドに応じた打ち方を提案していきます。
それぞれの関わり方は違えど、みんなで1つのサービスを作り上げていくことに、日々やりがいを感じています。
新規事業はやっぱり泥臭い。アカツキでなら楽しみながら乗り越えられる。
特に新規サービスの立ち上げに関しては、細かい作業が大半を占めます。
「新規事業」って華やかで、かっこいい仕事というイメージを待たれやすいと思うのですが、実際のところはかなり泥臭い作業の連続なんですよね(笑)
0→1でサービスを創造するためアイディアをたくさん出すことは大切です。でも、アイディアだけがあっても意味がないのです。アイディアを形にしてこそ意味がある。
そのためには、やっぱり泥臭くて細かい作業は絶対に欠かすことはできません。
ものすごく大変ではあるけれど、ガッツを持って取り組めるかどうかがとても大切だと思います。
ディレクターって「なんでも屋さん」なんですよね。
開発・企画、他のチームとの調整まで、サービスをグッと良いものにするために「できることは何でもやる、何でも挑戦してやる!」という姿勢で仕事に向き合っています。
ー泥臭いけれど、アカツキだからこそ頑張れると思える理由などありますか?
菊地:通常業務に割ける時間がみんなパツパツの状態でも、合間の時間を使って組織活性化の施策に取り組む文化が根付いている点でしょうか。
アカツキでは、メンバーの交流を深めるためのちょっとした飲み会でも「かなり」しっかりとした設計をして取り組みます。
(LXのメンバーと定期的に飲み会を開催します)
どんなに忙しくても、一緒に働くメンバーへの関心は高く保たれています。みんながお互いの仕事への理解を深めているからこそ、違う事業部のメンバーでも新規サービスの改良に向けて、積極的に意見交換をしてくれます。
ある程度規模の大きい組織では、仕事上関わりのある人としかコミュニケーションをとらない会社も多いと思うのですが、アカツキではAPPを代表するような取り組みのおかげで、様々な職種の人ともディスカッションができます。
色んな視点からサービスを改善していくためのアイディアが出てくるのは素直に面白いですよ。
ーこれからWebディレクターとして挑戦してみたいことはありますか?
菊地:僕が今働いているLX事業部では、ワクワクする体験や感動を人々に提供するべく事業活動に取り組んでいます。
僕は、この「ライブエクスペリエンス」って言葉がとても気に入っているんですよ。
もともとワクワクする空間や瞬間を、リアルタイムでみんなと共有できるライブが好きなんです。
それは、何も大規模な音楽ライブや大きなスタジアムで観戦するスポーツだけに限られることではないと思っています。
ボルダリングやラフティングだって、仲間と同じ空間を共有しながら楽しむことの出来るライブ体験ですよね。
その空間の大きさに関係なく、みんなが一緒になれる瞬間を作れることに魅力を感じています。
また、これはあくまで僕個人の考えとして、LX事業部が扱うコンテンツとしてスポーツの領域も大切な要素になっていくのではないかなと思っています(笑)
僕がスポーツにこだわる理由は、サッカーが好きなのはもちろんですが、1つのスポーツをスタジアムにいるサポーターが一体となって応援する熱気に、強いパワーを感じているからです。
(世界中のサッカースタジアムを訪れて、現地の人に混じって観戦を楽しむ)
これまでに、世界中の50を超えるスタジアムを訪れて来ましたが、国が違えどそこに漂うワクワクとした空気感は世界共通でした。
好きなもので心から感動し、あらゆる国の人と繋がれるということは、とても素晴らしいことです。
スポーツをLX事業で扱うかどうかは別にして、僕がサッカーのある生活で人生を充実させているように、世界中の一人でも多くの方にも、熱中できるものを見つけて欲しいと願っています。
先述の新規サービスや『そとあそび』を通じて、そのお手伝いができればと思っています。
ワクワクする体験には、人を元気にする力があると思います。
だからこそ、新しい楽しさや感動を提供できるアカツキってすごく魅力的な会社なんだと思っています。
僕の働きがきっかけで、一人でも多くの人が生涯熱中できるものに出会えるのなら、それはとても嬉しいことです。
これからも、みんなが生きがいを見つけられる世界を、アカツキの仲間と共につくっていきたいです。
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アカツキでは、ライブエクスペリエンス事業部で共に働く仲間を大募集しております!!
皆さんも私たちと一緒に世界にワクワク感動する体験を提供してみませんか?