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シリーズ)IT業界の仕組み2

株式会社アイシス 代表取締役の政平です。

シリーズ)IT業界の仕組み1の 続きです。


なぜ商流が必要なのか?
いろいろな状況がありますが、ここでは三つをあげたいと思います。

1.技術力が一社ではカバーできない

2.社員が足りない

3.自社のリソースを使わず売上、利益を得たい


以下、詳細です。


1.技術力が一社ではカバーできない
特殊な技術をもったベンチャーと大手企業が手を組んで開発することは当たり前になってきました。
技術革新がはげしく、また技術の種類が広いことから、一社での技術提供が難しくなってきたのです。

2.社員が足りない
新規にシステムを開発するには非常に多くの技術者を必要とします。新規システムを開発する期間だけでも他社の技術者が必要になることは想像しやすいと思います。

3.自社のリソースを使わず利益を得たい
ユーザーにとっては、あまりよい話ではありません。
しかし、しばしば行われます。
受託したシステム開発会社が売上をあげたいと思えば、自社のキーマンを使うより他社を使う方がより幅広く仕事を受けられます。
またSIerグループに良くある話ですが、中心となる企業が自社では請けられない(または故意に)からグループのシステム開発会社に発注する。その際にしっかり利益を抜いて発注することがあります。

その他、様々な理由もありますが現実です。
よく日経コンピュータにて「多商流は問題だ」との記事を読みますが、私も問題点は多いと思います。
しかし全てを否定はできません。
上記でもあげたようにやむを得ない事情もあるのだと思います。

以上を踏まえ、私の考察は以下の通りです。
(「IT業界の仕組み その3」に続く)


ここでも語っていきますが
noteでIT業界やエンジニア、社会人として成長するための記事を連載しています。
もしご興味ある方は、以下からお願いします。
note 政平秀樹
https://note.com/masa_hide
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