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AirXは、ヘリコプター予約サイトの運営や空を使った新しい移動手段の開発に取り組むベンチャー企業です。今回は2022年1月にレベニューマネジメント部門にジョインした、中途採用メンバーの越智総一郎さんにインタビュー。ビジョンに強く共感し、異業種異業界からチャレンジに踏み込んだばかりの越智さん。仕事にかける想いや、AirXで働いてみて感じることをお話しいただきました。
ーー大学時代には1年間の交換留学をしていたそうですね。
経済学部4年生のときに交換留学制度を利用してベルギーに渡欧しました。建前としては経営を学ぶため、本音は、外の世界に惹かれたから。
新しい価値観や世界を見るのが好きで、国際交流に興味があったし、英会話にも積極的にチャレンジしていました。ですから留学中は、勉強はそこそこに、全力でベルギーの文化を体験していましたね。現地の人と仲良くさせてもらったり、旅行にたくさん行ったりの1年間でした。
ーーベルギー滞在中に価値観が変わるような出来事はありましたか?
そうですね。一番は働き方の多様性を知りました。自分よりも年齢が高い学生がたくさんいたり、働くことへの義務感を持った人が少なかったりと、日本とは感覚が異なっていて。日本人が目指しがちなサラリーマン人生よりも、自分のやりたい人生を選ぶ人がたくさんいる印象でした。それが僕にとっては新鮮で、人生に影響を与えてくれたなと思います。
昔から、「好きなようにやりたい」といった意識は強かったのですが、それを実現する能力もやりたいこともないという状況だったんです。ベルギー滞在を経て、そんな自分の在り方に自信を持てるようになりましたね。
帰国してからは残りの単位を獲得するために元の大学へ通いました。トータル5年半の在学期間を経て卒業。しかしその時点でも、自分がしたいことを、はっきりと見つけることはできていなかったんですよね。
ーーAirX入社まではどのようなキャリアを歩まれてきたのでしょうか。
秋卒業だったので、内定先の仕事がスタートするまでの間、知人に紹介してもらった会社で業務委託をはじめました。3人だけの小規模な会社です。国際会議の運営にまつわるさまざまな業務を経験しました。イヤホンなどの機材と翻訳者を手配し、撮影や動画編集にも携わっていました。
新卒で入社したのは保険会社でした。業務内容は代理店営業です。人がすごくいい会社で、5年弱の間勤めさせていただきました。営業のノウハウを身につけることができたので、保険会社で働いた日々は貴重なものだったと思っています。
とはいえ、辛い時期はありました。数字に追われたり、お叱りを受ける日々の中、このままではパフォーマンスを出しきれないと自覚してしまったんですよね。また、代理店営業という職業にも限界を感じていました。ひたすら代理店を回って案件を発掘していく仕事です。いつか転勤をしたら、また同じことを繰り返さなくてはなりません。そんな日々が続いたとして、僕は何になれるんだろうという疑問を持ってしまいました。自分の幅が広がるようなスキルを身につけられるような環境に身を置きたいと考えるようになって。入社して2年くらいからは、細々と転職活動をスタートするようになりました。
ーー転職活動はどのようにされましたか?
転職活動は合計3回取り組みました。2度目までは、自分自身の軸が一向に見つからないまま企業さんと向き合ってしまって。採用面談の場でも、自信を持って発言することがなかなかできなかったんですよね。
AirXに出会ったのは、3度目の転職活動時でした。
これまでの失敗経験を踏まえ、価値観の深掘りを丁寧に行ったんです。そこで自覚したのは、僕にとって重要なのは新規性であるということ。それから、将来どんなステップで生きたいのかから逆算した時に、営業以外のスキルが必要だということにも気づきました。次のステップとして、物事を推進したり、集客ができるような人材になりたいと考え、事業開発やマーケティングというポジションに狙いを定めたんです。
転職において、自分自身への壁打ちは辛くて大変な作業だと思います。しかし必要なタイミングは必ず来るので、軸探しに取り組むべきなのでしょうね。
ーーAirXに対してどんな想いを抱いてくださったのでしょう?
事業内容の魅力ですね。カッコ良すぎませんか。ロマンしかないですよ。「空をもっと身近に」という発想って、自分にはなかったものなんですけど、それが実現できたらめちゃいい!と思いました。2時間かかっていた移動が30分で済めば、残った1時間半でいろんなことができます。そういう未来の実現に関われるのは、面白そうだと思いました。もちろんハードルは高いと思うけれど、実現した時に社会へ与えるインパクトは大きい方が楽しいですよね。
ーー現在のお仕事内容を教えてください。
レベニューマネジメントという部署の中で、新規事業開発をやっています。会社としても始まったばかりの取り組みです。アイデアベースで、実現できることの洗い出しからはじめていて、今後は個々を深ぼって行く予定です。かなり裁量を与えていただいているし、新しいこと続きなので、性格にあっていると感じます。
地方遊覧の現地アテンドも兼任しています。御殿場や栃木にて、お客様をご案内する業務です。僕自身もヘリに乗る機会も多く、楽しみながらやれていますね。
ーー働き始めてから、ビジョンに対する印象は変わりましたか?
入社してまだ間もないですが、解像度が徐々に上がっている最中で、ビジョンに至るまでの難しさをリアルに感じる日々ですね。
一つは航空法との兼ね合いです。空って、思った以上に自由に飛べる状況ではないんですよ。もう一つはモビリティの問題です。この模型のような無人のドローンの実用化が進めばいいのですが、まだ完成している段階ではありません。ドローンの代替手段として現在はヘリを使っていますが、航空業界独特の人員不足や、使えるヘリポート数の問題などで、なかなか前に進みづらいというのが実態なんです。このように解決すべき課題は山積み。ですが、誰かがやらないと進まない領域でもあるんです。それをやるのがAirXなんだと、僕は思っていますし、会社の皆さんも同じ気持ちでいるのだと思います。
ーー働く環境としてのAirXには、どのような印象を抱いていますか?
やりたいと手を挙げれば、大抵のことにはチャレンジさせてもらえるんです。アイデアに対しては「いいねいいね!」「こういう考え方もできそうだね!」と、プラスの反応を返してくれるので、アクセルをどんどん踏めるような環境ですね。
みんな仕事に積極的で、時間を忘れて働いているような人も見かけます。それは義務感というよりも、好きで働いているという印象ですね。僕自身は、たくさん働ける環境に魅力を感じています。タスクが細分化されている大手企業では経験できないほどの量を、短期間でこなせるんです。自分の幅を広げるチャンスと捉え、毎日楽しく働いています。
とはいえ、日々に楽しさと遊びが溢れていて、どこかゆったりとした空気も流れています。例えば誰かの発案でラジオ体操の時間を作ったり、合唱大会を企画したり、免疫力のある食べ物を食べる会をひらいたり。サークルや研究室の仲間と一緒にいるような感覚で、個人的にはすごくマッチしています。AirXに興味を持っていただいた求職者の方がいらっしゃったら、まずはメンバーと、カジュアルに話してほしいですね。