「みんなやり手で、いい人たちなんですよ」
そうメンバーを褒めるのは、AirX創業期の2015年にジョインした西口創一さん。全てのサービス・システム開発に携わってきた、AirXに欠かせないエンジニアの一人です。
西口さんは最初は「空の移動に興味はなかった」けれども、ヘリの搭乗体験をきっかけに、空の移動に大きな可能性を感じるようになったそう。現在どのような思いで開発に取り組んでいるのか、お話を聞きました。
中高時代の縁でAirXへ。ヘリに乗って変わった“空の印象”
ーーAirXにジョインするまでの経緯について教えてください。
大学卒業後、1年間ぐらいフリーターをしながら独学でプログラミングを勉強していました。AirXで開発するようになったのは、手塚から誘われたことがきっかけです。手塚とは中高一緒で、彼はサッカー部のキャプテンでかっこよかったんですよね(笑)。私も自分で学んだことを活かしてサービスを作りたいと思っていたので、やってみることにしました。
ーー創業期はどのように仕事を進めていったのですか?
僕よりもプログラミング経験のあった多田に教えてもらいながら始めました。最初に作ったのは遊覧の『AIROS Skyview』。その後はチャーターの『AIROS』、会員制の『AIROS Club』。ライドシェアの『CodeShare』は初めてTechCrunchに掲載されました。社内で使う顧客管理システムや在庫管理システムも全てゼロから作りました。
やったことのないものばかりでしたが、とりあえず「やると言ってから考える」の繰り返しで、だんだんといろんなものが作れるようになっていきました。
ーー空の移動にはもともと興味があったのですか?
それが全然なかったんです(笑)。むしろ怖いと思っていました。でも関わっている以上、一度は経験しておこうと思い、ヘリに乗せてもらったんです。すると、「ものすごいスピードで移動しながら、足元遠くにゾロゾロと並ぶ車を見下ろす」という初めての体験に感動してしまって。
「これが自動運転になって、毎日自由に乗れるようになったら、どんな生活が待っているんだろう?」とワクワクしたことを覚えています。
ーーヘリに乗ってみたことをきっかけに、空の移動に対する考えが変わっていったのですね。
はい。最初は安全性への不安などネガティブな要素にばかり意識がいってしまっていたのですが、この体験をきっかけに空を活用するメリットにも目がいくようになり、開発するときも「空は近い将来の有力な移動手段になる」という実感が伴うようになりました。
技術の伸ばし方はさまざま。フルスタックも専門領域に特化もOK
ーー現在の仕事内容について教えてください。
AirXのサービスとシステムの設計・開発・運用・保守、全てに関わっています。インフラ、データ整備・分析、プロジェクト管理なども行なっていて、開発メンバーは僕を含めて2人のフルタイムのエンジニアとインターン生です。
ーー少人数で幅広い業務に対応されていますが、AirXで働くにはこれら全てに対応できる技術力が必要ですか?
いえ、そんなことはありません。フルスタック的な技術の伸ばし方も、対応領域を絞って入社していただくことも可能です。
もちろん全部できるのに越したことはないですが、開発効率やサービス品質の向上を目指す上で、自ずと各メンバーの業務範囲は限定されていくと思います。業務分担は入ってくれた方の経験に合わせて考えたいので、まずは一回お話しできればと思います。
ーー仕事をする上でどこにやりがいを感じますか?
創業期は誰もAirXのことを知らなかったので、まともに相手をしてくれる人はほとんどいませんでした。でも会社が成長するにつれて、周囲の目は明らかに変わりましたね。ビジネスは確実に前進していますし、システムの力で貢献できていることに大きなやりがいを感じています。
「全員でフォローし合える」安心してチャレンジできる社風
ーー西口さんはAirXのどこが好きですか?
意思決定の権限が各担当に委譲されているので、スピード感があるところと、メンバーを説得すれば何でもチャレンジできるところです。AirXには「誰かが失敗してもみんなでフォローし合う」精神が根付いているので、安心してチャレンジできます。みんなやり手で、いい人たちばかりです。
ーーエンジニアとして入社する場合、どんな人なら活躍できそうですか?
人を巻き込んで動くことができる人だと思います。AirXの事業は、お客様やパイロット、運行会社などさまざまな方が関わっているため、サービスやシステムの課題はなかなか1人で見つけられるものではありません。周囲とコミュニケーションを取りつつ課題を把握した上で開発を進められると、いいものを作れるんじゃないかと思います。
ーー最後に、AirXへの応募を検討している方へメッセージをお願いします!
私がヘリに乗ったときに感じたのは、「移動が変われば、都市のあり方も生活のあり方もすべてが変わる」ということでした。AirXの事業は社会に大きな影響を与えるものです。“空を自由に使える世界”を実現するために、さまざまな課題に一緒に挑戦できる仲間とお会いできることを楽しみにしています!