アイムファクトリーのサービス事業部の責任者として現場を牽引しながら、執行役員として経営も担う久保さん。現場と経営、両方の立場を経験してきたからこそ語れる、バランス感覚に富んだ働き方についてお話を伺いました。
無理をせず、でも逃げない。自然体で向き合いながらも、責任を持ってやり遂げる。そんな“等身大のリーダーシップ”のヒントが詰まったインタビューです。
以前の記事はこちら>> 【今も現役経営者】創業メンバーが歩む、風変わりな14年
経営と現場、両方を経験したからこそ見えた視点
── アイムファクトリーには何年在籍されていますか?
一度アイムファクトリーを退職しているため、通算すると約10年です。2016年頃に会社を離れて、エンジニア領域の開発・SES事業を手がける会社を経営していたので。3年ほど前に戻ってきました。
── 復帰のきっかけは何でしたか?
新型コロナの影響で営業が難しくなり、大きなプロジェクトの一区切りもあって、再びアイムファクトリーに戻ることにしました。その会社は事業譲渡し、現在は関わっていません。
経営経験がもたらした“視点の変化”と余裕
── 経営者としてのご経験は、今のお仕事業務にどのように影響していますか?
視点が広がったことで、物事の捉え方が大きく変わりました。 たとえば、以前の自分であれば「ひとりのエンジニアが稼働できない=即赤字」と捉えていた場面でも、今は「それも含めて営業育成に必要なコスト」と考え、「チーム全体でフォローすべきフェーズ」と捉えられるようになりました。
今の自分は、個人の視点から“組織全体を見て判断する視座”にシフトしていると感じています。
自然体で向き合う実行力——悩む前に動く働き方
── 仕事に対する姿勢で意識していることはありますか?
悩んだり迷ったりしている時間って、正直もったいないと思っています。何かを決断するにはエネルギーが要りますが、それはその瞬間に集中すればいい。必要以上に考えすぎず、「今できることをきちんとやる」ことを大切にしています。
役職に就いたことで、ポジティブな判断だけでなく、難しい決断をする場面も増えました。でも、それも役割のひとつ。自然体で受け止めています。
“人”に恵まれた環境で、自分の役割を果たす
── アイムファクトリーでの働きやすさについて、どのように感じていますか?
正直、とても恵まれていると思います。人間関係のストレスが本当に少ない。個性は強くても、誰かを蹴落とすような文化はないし、厳しいフィードバックもすべて建設的です。
だからこそ、お金の責任がある仕事でも、過度なプレッシャーにはならないんです。
経営層としての課題認識と成長戦略
── 経営的な視点で、会社の課題はどこにあると考えていますか?
収益性の向上ですね。ただし、「もっと働こう」という話ではなく、既存の業務でやりきれていない部分を見直し、効率化する余地はまだまだあると感じています。
── 今後の展望について教えてください。
自分ひとりで事業を次々に立ち上げるのは現実的ではありません。だからこそ、他のメンバーのアイデアを“どう実現するか”を考えるのが、私の役割だと思っています。売上をしっかり作れる体制を築いていきたいですね。
アイデアをカタチに変える「チーム力」
── 新しいサービスやプロダクトを作るときに大切にしていることは?
まずはアイデアを話してみること。小さな気づきでも、他者の視点が加わることで、ビジネスとしての可能性が広がります。
エンジニアが個人でツールを作るのはよくあることですが、それをチームで共有し、事業化につなげる力こそが組織の強み。だからこそ「これはいけそう」と思ったら、経営層にどんどん相談してほしいです。
成長の鍵は“少し難しいこと”への挑戦
── アイムファクトリーで成長する人の特徴は?
自分の現在地よりも、少し高いハードルに挑戦できる人ですね。自発的に“背伸び”をしている人の成長スピードは速いです。
営業であれば、マッチングにとどまらず、エンジニアやクライアントの背景にまで踏み込んだ提案ができると、一気に視座が上がります。
一緒に働きたい人物像
── どんな人と一緒に働きたいと考えていますか?
素直で、理解力のある人。自分の得意不得意を客観的に理解し、他者からのフィードバックを真摯に受け止められる人とは、一緒に仕事をしていても成長が速いですし、刺激になります。
久保さん、お話ありがとうございました!
最後までご覧いただきありがとうございます。アイムファクトリーでは、さまざまな職種で新しい仲間を募集中です。興味がある方は、ぜひ一度カジュアルにお話ししましょう。