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モブでもいい。アシストして、チームで成功する方が楽しい

アイムファクトリーでフリーランスの就労支援事業を担当する袖山 亜希子さん。2008年の創業メンバーとしてアイムファクトリーと一緒に歩んできた袖山さんは、現在、軽井沢でフルリモートでの勤務という働き方をしています。

豊富な経験を持ち、チームメンバーから頼りにされる存在である袖山さんに、アイムファクトリー創業当時のお話や、仕事の向き合い方、やりがいについて聞いてみました。

 

ー現在のお仕事について教えてください。

 

業務としては、当社が運営するフリーランス案件紹介サイト「エンジニアファクトリー」にご登録頂いたお仕事を探しているフリーランスの方へ、会社についてのご紹介や現在のご状況についてのヒアリング、そして当社のキャリアカウンセラーとの面談設定を行う役割を担っています。

 

お仕事の合間にご登録、お問い合わせして頂く方が多く忙しい方が多いので「どうしたらわかりやすく当社のご紹介を行い、端的に情報を伝えられるか」みたいなことに気を付けてます。あと、機械的に同じことを話すのではなく、声のトーンや話し方から相手の状況や気持ちを読み取って、その人その人に合わせた話し方をすることも心がけていますね。

 

-袖山さんはアイムファクトリーの創業メンバーとおうかがいしましたが、どんな始まりだったんですか?

 

袖山:アイムファクトリーの前に働いていた会社で代表の久利と出会ったのが始まりです。当時働いていた会社では、エンジニア就労支援の事業を展開しており、私と久利はその部門で仕事をしていました。

ただ、当時、私は人材サービスに携わるのは初めてで、パソコンも全然使えないし、メールすら打てないという感じでした(笑)。久利は当時、部門の部長職で、私の上司というポジション。久利のチームに配属されたのが今から20年くらい前です。

 

ー20年!長いお付き合いですね。

 

袖山:長くなっちゃいましたね(笑)年取っちゃいました(笑)。

 

「本来の人材紹介って?」「介在価値って?」とか話してるうちに「そろそろ仕事すれば?」「…ですね(笑)」って。


ー前職を退職されたきっかけはありましたか?

 

当時いた会社は入社したとき社員数が70~80人程度だったんですけど、会社も勢いがあり、「上場を目指す」ということで、3年程度一気に数倍の400人くらいまで増えたんです。人材サービスを展開する事業部もフリーランス支援サービスのほか、社員の人材紹介サービスも開始していました。

 

会社も成長し、徐々に売上や成果数字のみを重視する方針になって「とにかく売上や数字を伸ばす」みたいな風潮があったんです。もちろん、私も営業なので、それが嫌というわけではなかったんですけど、求職者と顧客企業をつなぐだけじゃなくて、そこに本当の意味での「介在価値」をもっと大切にしていきたいな、と感じるようになっていきました。

 

また、会社の勢いもどんどん早くなって、私自身、任される仕事や役割が徐々に増えていき、比例して仕事量も増えてきました。最終的に走って走って、走り切ったと実感したので、上場が決まったタイミングで「辞めようかな」と思ったんです。退職後、1年くらい、ブラブラしてましたね(笑)。しばらく仕事したくないなって。フリーターのような生活をしていました。

 

ー忙しかった反動が来たんですね。前職を退職されてから、また働こうと思ったのはどうしてですか?

 

前の会社の人たちとは仲が良かったんですけど、久利は私が辞めたあとも私の上司のような形でアドバイスしてくれていて。たまに食事に行ったりしているときに「本来の人材サービスってこうあるべき」とか、今アイムファクトリーで大事にしている「介在価値」とか、そうした話になって。話しているうちに「そろそろ仕事すれば?」「ですね(笑)」みたいな感じで。

 

リーマンショックで人材ニーズが激減。変化への対応で生まれた「介在価値」



ー創業時のアイムファクトリーはどういった感じでしたか。

 

アイムファクトリーができたばかりのときは、やることがたくさんあって結構忙しく働いてましたね。人材サービス業界としては、当時、2000年問題以降、エンジニア不足が改めて注目されるタイミングになってたこともあって、非常に盛り上がっていたかと思います。

 

でもそこからすぐに2008年のリーマンショックがあって。以前からすごく仲良くして頂いていた企業の担当者様からも「今は人は採れないな」「しばらくは人の採用自体、難しい」と言われてしまうようになったんです。でも、不景気だから良い人材は市場にたくさんいるのに、その方へご紹介できる求人がない状況になって。。。

 

ー苦しい状況ですね。そうした状況はどれくらい続いたんでしょうか。

 

袖山:思い返せば、半年くらいだったかと思います。というのも、リーマンショックの後、ソーシャルゲーム業界が非常に活況になってきていて、アプリ系の求人などが爆発的に増えて、新しく希望が見えたって感じでした。業務システム系のニーズは止まってたんでけど、アプリ系の会社は非常に勢いが出てきて、PHPやRubyを使えるエンジニアの需要が上がってきたんです。

 

ー求められる人材が変わってきたんですね。そうした変化に対応するのは大変かと思います。

 

そうですね。でも、そうすると「この人は今までjavaの経験しかないからこの求人には提案できない」じゃなくて「基礎があるからこんな業務にも対応できそう」とか「求められている部分が共通してるから、こっちの求人でも提案できるな」とか、スキルや経験の共通点を見つけることが重要だって気づきました。

 

企業にとって魅力となるエンジニアさんのスキルや経験、人となりを深く理解した上で提案すると「じゃあ足りない部分は一緒にキャッチアップしていきましょう」と言って頂けるお客様も多いんです。大変だけど、それが自分たちの介在価値になる私たちが介在価値を発揮することによって、お客さんも欲しい人材を迎えることができるし、エンジニアもキャリアアップできる。私自身、求めていたやりがいです。



 

ーたしかに、企業が求める人材は必ずしもスキルマッチだけではないですよね。

 

企業のことをすべて知るのは無理ですけど、営業の時は、働いている方に会ったり、これまで入社した人から話を聞いたりして、企業が求めている人物像も深く理解するようにしていました。スキルだけじゃなくて、人物としてのマッチングも大切ですね。

 

 

ー企業のニーズを探りつつ、エンジニアさんのお人柄まで一人ひとり理解するのは、時間もパワーも使いそうです。

 

私はすぐにそれができたわけじゃないんですよ。でも代表の久利は昔からそういって視点を非常に大切にしていました。企業側の本当のニーズとエンジニアさんの人物像、スキル転用の可能性をすごく理解してるから、企業の方が「久利さんが言うなら会ってみようかな」となるんです。

 

間近で見ていて、まさに「群盲、象を撫でる」※って感じでした。そういう提案のしかたがあるんだって。

 

「群盲、象を撫でる」:人は自分の知っている事だけで判断し、真実の切り口ひとつだけで全体を知った気になるという例え話。アイムファクトリーが掲げるビジョンのひとつ)
https://www.aim-factory.com/about/index

 

 

ーアイムはどんな人が多いですか?

 

誰とでもどんどん話せる人が多いですね。おしゃべりな人が多いかな(笑)。会社ってみんな集中してると、聞きたいことがあっても話しかけづらい雰囲気のときがあるじゃないですか。でもアイムは昔からそれがまったくなくて。すごく忙しくても、聞きやすい雰囲気でいてくれる人が多いんですよ。喋りかけないでオーラを出している人はいないですね。それは、アイムファクトリーの良いところだと思います。

 

あと、私は、普段は今住んでいる軽井沢でリモート勤務をしていますが、私以外にもリモート勤務やフリータイム(一週間のうち業務中の2時間を自由に使えるアイムファクトリー独自の制度)を活用して効率的に働いている人は多いですね。成果重視で、働き方に寛容なのもアイムファクトリーの特徴だと思います。

 

ーアイムファクトリーで働く面白さや、やりがいを教えてください。

 

今、私はご登録されたフリーランスのITエンジニアへ当社のご紹介を行う業務を担当していますが、昔は一人で回してたのが今では4人のメンバーになっていて。「このやり方はよかった」「これはよくなかった」と、メンバーと情報連携しながら進めているんですけど、試行錯誤を繰り返すうちに、数字が目に見えて上がってきたんですよ。それがやっぱりすごく面白い。一人でやるよりもチームで取り組んで、それが数字に反映されたとき、楽しいと思いますね。

モブでもいい。アシストして、チームで成功する方が楽しい


ーもともと、一人よりも人と何かやる方が好きなんですか?

 

そうですね。仕事だけじゃなくて、もともとそうかもしれない。一人よりもみんなでやる方が好きですね。アイムファクトリーは「チームでやっていこう」という雰囲気があると思います。

 

目標に対しても、私は個人での達成もうれしいけど、チームでの達成の方が好きです。モブでもいい。スポーツでもそうですけど、サッカーでいえばゴールを決めるためにはアシストする人がいて、アシストするためにはボールをとってくる人がいる。いろんな人がいろんな役割をして、ゴールが決まるじゃないですか。結果的にゴールが決まったら、チームとしてすごくうれしいなって。

 

自分の子どもにもチームでやるスポーツを勧めて、今アイスホッケーをやってます。試合や練習を見ていても「やっぱりチームっていいな」って思いますね。

 

ー趣味とかはまっていることがあれば教えてください。

 

ようやくゴルフを始めたんですよ。昔一回やってやめちゃってたんですけど、またやろうかなって。軽井沢はゴルフ場がたくさんあるんで、すぐ練習に行けるし。へたくそですけど。あと麻雀始めました。これも、へたくそですけど。初心者なので人に教えてもらいながらやってます。ゴルフと麻雀って、おじさんみたいですね(笑)

 

ー将来、どんな人になっていたいですか。

 

今よりも進んでいたい、止まりたくないですね。仕事はやっぱりしていたいですし。常に進んでいる人間でありたいです。

 

ーどんな方と一緒に仕事をしたいですか?

 

そのときそのとき、考えたり、失敗して落ち込むこともあっていいと思いますけど、止まらないで進んでいく人は素敵だなと思います。スピード感って人それぞれで「早い人と比べたら…」と思ってしまうかもしれないけど、止まらないことが大事。自分のスピードで「前に進み続ける」っていう気持ちやモチベーションがある人であれば、絶対に一緒に成長していけると思います。

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