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【社員インタビュー】エンジニアになる前に培った経験が、間違いなく生きている。 “1+1を2以上”にできるメディア系エンジニアの面白さ

朝日インタラクティブ採用担当です。今回は、ソリューション事業のマネジャーを務める古田島銀太(こたじま ぎんた)にインタビュー。少年時代から朝日インタラクティブと出会うまでの経歴や、入社後の印象に残っているプロジェクト、現在の仕事の魅力と課題、求める人材について語ってもらいました。

大学時代のアルバイトは、プロ野球ラジオ中継のスコアラー。思えば、それが今の仕事の入り口でした

―― どのような子ども時代を過ごされたのか教えてください

小学生、中学生のころは野球に打ち込んでいました。中学ではその傍ら生徒会長もやりました。当時、なぜか“野球部員が生徒会長になる”という伝統があったんです。現在、“事業担当マネジャー”という役目を担っていますが、当時から旗振り役というか、みんなの先頭に立つことが多かったですね。

高校は東海大学の系列校に進学したのですが、ほぼ全部の系列校で成績順に希望学部を選ぶことができるため、生き残ることに必死でした。当時、情報を発信する仕事に就きたくて、1年生のときから“広報メディア学科”というところを志望していました。結果的に希望どおりに進学することができました。

―― 大学時代に打ち込んだことはありますか?

学業の傍ら、ラジオの野球中継アシスタントをしていました。この経験が大学生活の8割を占めていたといっても過言ではないぐらいですね。メインの仕事は“スコアラー”だったのですが、球場に行って解説者、アナウンサーと並んで、球数などのデータを伝えたり、カンペを出したりと、ADのような業務もこなしていました。ウェブの更新も担当させていただき、そのときプログラムについての知識を得ることができたので、今思えばそれが現在の仕事への入り口でしたね。

学業を終えて、エンジニア職に就く前は、スポーツ新聞社で各種スポーツの記録を入力、出稿するオペレーターの仕事をしていました。システム担当の方たちとのやりとりもある中で、“動かす側”ではなくて“基盤を作る側”になりたいという思いが湧き、仕事をしながら何ヶ月か通信のスクールで勉強し、未経験枠のある前職に入社しました。

26歳でエンジニアの道へ! スタートが遅かった“少数派”だからこその強みとは!?

――前職でエンジニアとしてのスタートを切られたのですね

はい。26歳のときエンジニア派遣会社に入り、5年ほど在籍しました。社会人経験があまりない状態で入社したので、最初の3~4年はエンジニアとしてのスキルを磨くというより、まずはきちんと社会人として成り立たなくては、という意識が強かったですね。

前職では、主に2カ所の客先常駐を経験しました。最初の常駐先はバックオフィス系でしたが、2つめの常駐先であるEC企業ではコンシューマー向けサイトを触ることができ、リリースしたときは「ようやくここまできたか…」と感慨深かったです。エンジニアとしてのスタートが遅かったので、正直「ここでしくじったら自分はもう生きていく方法がないな」という切羽詰まった思いがありましたから…。これまでの人生、たくさんの方々に支えられてきましたが、いつも“自分との闘い”を意識してきました。今でも、そういう覚悟は常に抱えています。

―― 2013年に朝日インタラクティブに転職しましたが、その理由を教えてください

30歳を超えたあたりで、客先常駐から卒業したいという思いが強くなりました。元々、何のためにエンジニアになったのかと自分の中で考えた結果、メディア企業で働きたいという当初の気持ちを思い返しました。メディア系のエンジニアを目指して転職活動をスタートし、最初に内定をもらった朝日インタラクティブへの入社を決めました。

入社してみて違いを感じたのは、“本番”のシステムを触ることができる点ですね。以前在籍していた会社ではそういうことは無かったので…。そこには責任も伴いますが、大きなやりがいを感じています。

――朝日インタラクティブに入社して約8年ですが、特に印象に残っているプロジェクトはありますか?

入社してすぐ、新しいCMSを作りました。立ち上げからがっちりシステムを構築して納品するというプロジェクトは初めてだったので、リリースしたときはホッとしました。当時は新人だったので、ついていくのに必死でした。

その翌年、今も事業のメインとなっている、朝日新聞購読申し込みサイトを手がけました。一般ユーザーから購読の申し込みを受けるためのシステムで、当時、ソリューション事業としては過去最大の契約内容でした。検収書を手にしたときは、「(飾る)額縁を用意してください!」と言ったぐらいです(笑)。しかも当時、多くのプロジェクトが動いており、それらもこなしながらだったため…。そういう面でも喜びは大きかったです。

あとは、高校野球を夏の地方大会と全国大会中心にライブ配信する“バーチャル高校野球”にも力を入れています。まもなく今年も地方大会の中継が始まります。これは野球に関わってきた経験、放送、新聞のスポーツメディアの経験、朝日新聞社のシステムの知識それぞれがあったからこそできているプロジェクトです。“非エンジニア”の経歴がある自分はエンジニアとしては少数派だと思うのですが、エンジニアではないところで培った経験が間違いなく生きている、と自分では思っています。

知識は必ず紐づくもの。複数のプロジェクトに携わることで、見えてくるものがある!

―― 朝日インタラクティブの魅力とは? また、今後の課題として感じていることを教えてください

まず魅力としていえるのは、個々のバイタリティーが高いこと。歴代社長が『note』などで発信するパワーは強く、それが良い方向に回転しているなと思います。一方で、プロジェクトをリードするような人材が物理的に足らないという課題もあって、もっと戦略的な面を強化していくべきだと考えています。

ソリューション事業でいうと、規模や収益以外の部分でまだバリューが小さいと思うので、事業の自立化を目指したいですね。2020年末から事業担当マネジャーに就きましたが、取り組む課題のひとつだと思っています。

また、メンバーの成長をもっと応援していきたいなという思いもあります。一緒に働く仲間と共にもっと成長していきたいですからね。

―― 今、どのような人材を求めていますか?

まずは積極性のある人です。受け身にならず、“我こそは”という気概を持ってほしいですね。自分自身、入社時はエンジニアとして未経験の分野もあったので、知らないことがあっても大丈夫です。これまで頑張ってきたご自身の経験を、しっかりアピールしていただければと思います。それから“教わる姿勢”も大切です。正社員であっても業務委託のメンバーに教えてもらうことも多いので、謙虚さと相手に対する敬意を持てなければ、いくら実力があっても厳しい世界だといえます。

また、これは弊社の魅力のひとつでもあるのですが、ひとつのプロジェクトに専念とは限らず、複数のプロジェクトに関わっていくケースもあります。開発部ではなく、技術部という位置づけなので、我々はメディア事業やソリューション事業だけでなく、情シス系のエンジニアリングも担っています。知識は必ず紐づくものなので、どちらも知っていることがそれぞれの領域で生きますし、総合的に物事を考えられるのは楽しいことです! 自分自身が今、“1+1を2以上”にできていると実感している最中なので、ひとつのことが極端に強い人より、複数のことに興味を持てる人なら、なお素晴らしいと思います。

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