こんにちは!人事の越智です。
揚羽のデザイナーは、コーポレートブランディングのコンセプトからデザインし、
クライアントへ直に提案し、表現を通して伝えるお仕事をしています。
今回、組織力強化のため新たなメンバーを募集することになり、
実際にデザイナーのメンバーへインタビューをしてきました。
■お話を聞いたメンバーのプロフィール
近藤海空さん(みっそん)
デザイナーグループ サブマネージャー
2017年新卒入社。名古屋芸術大学 デザイン学科卒業。
パンフレットやwebデザインを中心に、イラストレーションやロゴマーク、パッケージなど
幅広いグラフィックデザインに従事。
現在はサブマネージャーとして、マネージャーを支えながら、
新たに揚羽のブランドガイドラインも担当するなど初めての試みにも挑戦中。
「なんでもやります、私がやります」が口癖の体育会系。
ねことバスケとたまごと古代文明とアメリカが好き。趣味は乗馬。
■名古屋豊さん(名古屋さん)
デザイナーグループ マネージャー
2019年7月キャリア入社。
前職では、キャンペーンや企業関連のグラフィックデザイン・WEBデザインを多数経験。
地方創生に関わる地域ブランディングのアートディレクターとして活動歴あり。
ブランディング経験を活かすため揚羽へ入社。
現在はマネージャーとしてチーム育成やパーパス・理念のビジュアル化なども担当。
プライベートでは土偶にハマっている。趣味は早起き。
ー揚羽のデザイナーは、どんな仕事ですか?
名古屋:
最近は特に、会社としてもコーポレートブランディング案件が増えていることもあり、
上流から関わる仕事が増えています。
ブランドコンサルタントと直接連携する仕事も結構多いんですよね。
ブランドコンサルタントが、クライアントの課題解決に向け根本的なアイディアを考えて、
どうデザインで表現したかをクライアントに説明するのがデザイナーの役割ですね。
そうすると、デザイナー側でもブランディングの知識が溜まっていくんですよ。
みっそん:
デザイナーから意見することも多いです。
「これ作って」と指示を忠実に完全再現するオペレーターではなく、「なぜ、この指示になっているんですか?」「前提として、なぜこのコンセプトになっているんですか?」
という確認や意見交換も、すごくしやすい環境や関係性が今の揚羽にはありますね。
名古屋:
昔は、よくデザイナーは基本手を動かす、ディレクターは、 口を動かすって言われていましたが…
今の揚羽では、デザイナーもデザインを創る上で、考えを声に出す領域が増えてきましたね。
クライアントに解決したい課題があって依頼が発生するわけじゃないですか。
それに対して、クライアントが想像できるものを提案しても意味ないと思う。
企画書自体はあるけれど、デザインの力でどうにかお願いしますって言われるのは、正直違うと思っています。
みっそん:
うんうん。デザインは課題解決のあくまで手段ですよね。
名古屋:
表現として綺麗にすることはできるけど、それはデザインの本質の半分ぐらいですね。
企画を考えて戦略を練った上で、課題解決に向けた本来のデザインが生まれると思っています。
ーきれいに表現する意味合いでのデザインするに留まらず、
前提となる課題を考える部分からデザイン思考で向き合っていける仕事なんですね。
ーデザインの前提を考えるという話でいえば…
名古屋さん、みっそんさんは、揚羽のブランドガイドラインプロジェクトのデザインも担当してくれていますね!
名古屋:
開始して、もう約1年ぐらい経ちました。
今までガイドラインって、企業のロゴなどのビジュアルのガイドラインというイメージが強いと思うんです。今回作成している揚羽のブランドガイドラインは、「企業としてどうあるべきか」っていうところまで突き詰めて定義しています。
みっそん:
そうなんです。
今までは、お客様のプロジェクトでも、企業ロゴを作って、補足として取り扱い方を規定する目的でガイドラインを作るみたいなものが多かったんです。
ただ、今回の揚羽のブランドガイドラインは、ブランドの個性とかトーン&マナー等、ガイドラインで定義しておかないと、ブランドとしてのブレが出てくるんじゃないかということもあり、ブランドコンサルの方とも協力して作り上げています。
揚羽は、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)やパーパス(存在意義)の言葉づくりからお手伝いすることが多いじゃないですか。
だからこそ、作ったMVVやパーパスを浸透させるために、ガイドラインも1つの手段としてあると思っています。
名古屋:
大いにあるね。全部繋がってるんだよね。
揚羽だと「バタフライモデル™」がありますよね。
バタフライモデル™の組み込み方を改めて考えたり、クライアントに提案できるような仕組みをブランドコンサルタントと一緒に考えています。その一部が揚羽のブランドガイドラインだったりします。
みっそん:
確かにそう考えると、ブランドガイドラインを作るってデザインだけじゃないですね。
まさに、設計と計算。
ブランドガイドラインとして全部まとめたら、営業サイドからクライアントへも提案しやすいようにも作成しています。企業ロゴのガイドラインを持っているクライアントは多いんです。
だけど、こういった企業自体のブランドガイドラインを持ってるクライアントは、実はすごく少ないんですよね。
名古屋:
あとは、広報の方も、コーポレートとしてのブランドガイドラインが一通りあれば、会社としての存在意義や事業方針をすごく説明しやすいと思うんですよね。
ー広報での発信に、一言一句を定義できない以上、世界観が浸透していると、コミュニケーションに統一感が出てきそうですね。
(▲「企業としてどうあるべきか」をまとめたブランドガイドライン。揚羽も制作中です。)
デザイナーとして大事にしている共通認識
ーデザイナーメンバーで共通する価値観はありますか?
みっそん:
キラキラした広告を作りたいっていうだけの人は、揚羽にはいないかな。
やっぱり、想いやストーリーを考えてからデザインを創ってる。
あとは、楽しいもの、良いものを作る上で大前提として、遊び心も大事にしてます!
名古屋:
なぜ、作るのかを考えてから作るというところは、デザインのグループ全体として、重要視してますね。お客さんの前でも、自分たちで作ったものをちゃんと説明できるっていうところは、継続して目指しています。
例えば、スタイリッシュなデザインと指定された場合。ただ、スタイリッシュなだけでなく、きちんとデザインで表現した意味を説明できるようにしています。
文字のデザイン1つでも、根拠を元にデザインが成り立ってるんですよね。
揚羽デザイナーには、UIが好きな人も多いです。
WEBサイトにアクセスして、こういうボタンだったらユーザーが理解しやすく使いやすいなど、目的に沿った設計まで含めデザインを考えています。
ーUI・UXを含む社内勉強会も定期的に開催されていますよね!
作ることも考えることも、両方楽しみつつ、日々レベルアップにも取り組んでいることが伝わります!(※他にはこんな取り組みも…マガジン クリエイティブ記事一覧)
ーお二人が仕事をする上で大事にしていることはありますか?
みっそん:
責任感と根性は必要ですよね。
どれだけ自分のクオリティを上げられるか自分との戦いだと私は思っています。
諦めない心というか、やるって言ったら最後まできちんと自分でやるっていう。
名古屋:
基本みっそんと一緒で、仕事も自分の生き方もそうなんですけど、やることをやる。
例えば、自分が今デザイナーだったら、「デザイナーとしてやるべきことはなんだ?」ということが肝心ですよね。
その時に、周囲から求められている「自分の役割」に集中することが、まず大事というか。
アートディレクターならアートディレクターとして、プロジェクトのデザインを見なきゃいけない。
進行も管理しなくてはいけない。その中で、自分がやるべきことに注目し重視できないと、プロジェクトメンバーと連携した時に、自分の役割がブレちゃうんですよね。
みっそん:
なるほど。
自分の役割に集中できないと、能力の高い人同士で組んで、本来は相乗効果でもっと力も大きくなるはずなのに、余計な、潰し合いになることもありますよね。
名古屋:
そうなんだよね。
信頼関係にも繋がるので、自分の役割に集中することを重要視してやってます。
どんな人と働きたいか
みっそん:
なんでもやりますっていう人がいいな。笑
揚羽では職種関係なく挑戦する機会が多いんですよ。
その時に、まだやったことないからできませんじゃなくて、やったことないけどやってみますと、
前のめりな精神をもった人は大歓迎ですね!
あと、デザイナー自身が提案する場面が多いので、 コミュニケーション能力は活かせます。
名古屋:
提案するのが好きな方は、揚羽で活躍する機会も多いと思います。
撮影に参加した際にも、デザイナーとしてクライアントや外部のカメラマンともコミュニケーションができるかというのも表現者として大事ですね。
先ほどの話も踏まえると、慣れてきたらブランドコンサルタントと直接連携するプロジェクトに参加する可能性も大いにあります。
みんなで話し合って考えをまとめることが、苦手なタイプの方は仕事が限定的になってしまうかもしれないですね。個人的には、黙々と作業にコミットします!という方も大好きです!笑
みっそん:
デザイナーが参加するワークショップも多いですもんね!
コーポレートブランディングの観点からロゴ、パーパスのビジュアルを一から考えたりすることに興味がある人は合っているのかもしれないですね。
名古屋:
そうだね。
今後はUI やユーザビリティ、アクセシビリティをデザイナーとしても強化しようと思っています!
ーまさに、揚羽の提供価値にある「前のめりで楽しむ⼈間⼒」に繋がりますね!
思考し、概念を組み立て、表現する揚羽のデザイナーへ興味のある方、是非、ご応募お待ちしています。